律「聡、最近どうだ?」ヒュッ
パシッ
聡「うん、まあ特に変わりなくやってるよ」ヒュッ
パシッ
律「そうか、何かあったらいつでも相談するんだぞ」ヒュッ
パシッ
聡「……なあ、姉ちゃん。なんでキャッチボールしながら会話してんの?」ヒュッ
パシッ
律「いや、キャッチボールしながら会話すると普段言えないことも言えるって言うじゃん?」ヒュッ
パシッ
聡「普通そういうのってさ、会話の少なくなった親子とかがやるもんじゃないの?」ヒュッ
パシッ
律「まあ、細かいことは気にするなって。それに最近こんなことしてなかっただろ?」ヒュッ
パシッ
聡「確かにそう言われればかなり久しぶりだね」ヒュッ
パシッ
律「よし、肩も温まってきたぞ。聡、キャッチャーやってくれ」
聡「ハイハイ、わかったよ」
律「よーし、いくぞ。うけてみろ、魔球りっちゃんボール!」
聡「何その名前?安直過ぎるうえにダサくない?」
律「聡、少し黙ってようか?ほら、的になれって」
聡「うわ、ひどい言われよう!仕方ないなあ、よいしょ、っと」
律「じゃあいくぞー。ピッチャー大きく振りかぶって……、とりゃ!」
ピュー……
聡「……やっぱり大暴投だ。巨人時代のペタジーニを思い出すよ」
律「例えは全くわからないが褒められてないことだけはわかるぞ。
こら、キャッチャー!あれぐらい捕ってやらないとピッチャーが可哀想だろ!」
聡「いやいやいや、あれはさすがに無理でしょ。上空のカラスを撃ち落とさんばかりの高さだったじゃん!」
律「黙った黙った!ほら、ボール取ってくる!」
聡「え、俺が取ってくるの?」
律「だってそっちのほうが近いじゃん」
聡「何か納得できないけど……。頼むからもうあんな球投げないでよ」
律「保証はできん!」
聡「そんな堂々と言われると逆にすがすがしいよ」
律「ほら、早く取ってこいって。肩が冷えちゃうだろ」
聡「あー、もうわかったよ」タッタッタッ
(今日はどれだけ走らさせられるんだろ?でも、たまには姉ちゃんとこういうのもいいかもな)
最終更新:2009年10月03日 15:45