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憂の勘違い

ある日の放課後
憂「ただいま〜あれ、これ聡くんの靴?お姉ちゃーん、帰ってきてるの〜?
二階に上がっていく憂
憂「話し声が聞こえる…」
唯の部屋に耳を近づける憂
唯「聡くんこっちおいで♪」聡「は、はい…」
唯「いいことしてあげるね…」聡「唯さん…あったかいです…」
唯「いい子いい子…聡くんはいい子だなぁ…」
憂「え!?」タッタッタッタタ…バタンッ
家から飛び出していく憂
憂「お姉ちゃんのバカ…あたしが聡くんのこと好きなの知ってるくせに…聡くんの…バカ…」
聡「あれ?今音しませんでした?」唯「憂が帰ってきたのかな?」
部屋のドアを開ける唯
唯「憂〜帰ってきてるの〜?…気のせいだよ聡くん」聡「そうですか…」
30分後平沢家
聡「じゃあお邪魔しました!すっかり遅くなっちゃった!」唯「うん!気をつけてね!」
聡「あの…唯さん、あのこと憂さんには内緒ですよ?」唯「もっちろん!」
聡「じゃあまた!」唯「バイバーイ」
ガチャッ
唯「憂まだ帰ってこないのかなぁ」
10分後…
ガチャッ
憂「お姉ちゃん…ただいま…」唯「憂〜!遅かったね!どうしたの?」
憂「うん、ちょっと友達と話してて!それから買い物行ったから遅くなっちゃった…」唯「お腹すいたよ憂〜今日のご飯はなに〜?」
憂「うん…今から作るね!」唯「いつもありがとね、憂!」
憂「(お姉ちゃん…)」

憂「合宿!?」唯「うん!軽音部のみんなで学校で泊まりこみで合宿することにしたんだ!ライブ近いし!」
憂「ライブなんてあるの?学園祭はずっと先だし…」唯「え!?うーんと…そう!軽音部で定期的にライブやることにしたんだ!なんか活動実績がないと部活として成り立たなくなって廃部になっちゃうって和ちゃんから言われちゃってね」
憂「そうなんだ!」唯「そうそう!合宿の日、律ちゃんちもお父さんとお母さんがいないから聡くんがうちに来たいんだって!」
憂「え?聡くんが…?でも…」唯「なんかー、聡くんが憂の手料理食べたいんだってさー」
憂「うん…でも…お姉ちゃんはいいの?」唯「え?なにが?」
憂「(ひどいよお姉ちゃん…聡くんはお姉ちゃんと付き合ってるんでしょ?それなのに…こうなったら…)」
憂「お姉ちゃんが髪につけてるピンはこれだったっけ…」
合宿当日
唯「じゃあ行ってくるね憂!」憂「うん!気をつけてね、お姉ちゃん」
唯「ふふふふふふ」憂「どうしたの?」
唯「なんでもな〜い♪あとで話聞かせてね♪」憂「な、なんの?」
唯「いってきま〜す!」憂「あっ、お姉ちゃん!」
バタンッ
憂「お姉ちゃん…あっ、それより早く髪セットし直さなきゃ」
二時間後
ピーンポーン
聡「憂さ〜ん?」ガチャッ
唯「い、いらっしゃい聡くん!」
聡「ゆ、唯さん!!なんで!?」唯「つ、紬さんが風邪ひいて合宿が急に中止になっちゃったの…」
聡「そ、そうなんですか…憂さんは?」唯「憂は急に友達の家遊びに行くって…今日はその子の家に泊まるみたい…」
聡「じゃあ今日は失敗ですね…」唯「し、失敗?それよりご飯食べよう!憂がご飯作って行ってくれたから!」
食卓で夕飯を食べている聡と唯
聡「うまい!これうちの母親よりうまいですよ!」唯「そ、そう?」
聡「こんな料理食ったことないですよ、世界一かな〜」唯「そんな…世界一だなんて…」
聡「なんで唯さんが恥ずかしがるんですか?」唯「え、わ、わたしも手伝ったの!」
聡「へぇ〜、どの料理作ったんですか?」唯「こ、この沢庵…切ったの…」
聡「この沢庵つながってますよ…」唯「あ…」
聡「あっはっはっはっは!」唯「わ、笑わないでよーもー」
食事も終わり会話が無くなる二人
聡「じゃあ俺そろそろ帰ります!」唯「え、今日はもう遅いから泊っていったら?」
聡「合宿中止になったんなら姉ちゃん帰ってきてるだろうし、それに…二人で朝までいたら俺どうにかなっちゃいそうだし…」唯「…どうにかなってもいいよ?」
聡「え?ちょ、唯さん、なんで服脱いでるんですか!」唯「なんで?いつもこうしてるんでしょ?」
聡「え?え?」憂「聡くんお姉ちゃんといつもエッチなことしてるんでしょ?じゃあわたしにも…してください!」
聡「え?お姉ちゃん?ってことはあなたは憂さん!?」憂「はい…」
聡「ぜ、全然気付かなかった…ってダメですよ!絶対ダメです!とりあえず服きてくださいよ!」憂「なんで…私の方がお姉ちゃんより聡くんのこと好きなのに…」
聡「あの…話が見えないんですけど…」憂「聡くんとお姉ちゃんは付き合ってて…エッチなことしてるんでしょ?」
聡「唯さんとは付き合ってもないしそんなこともしてないですよ…?」憂「だって…この前お姉ちゃんと聡くんが部屋で二人でいたときにお姉ちゃんが「いいことしてあげるって」って…」
聡「たぶんそれはいい子いい子してあげるって言ってたんじゃないかぁ…」憂「いい子いい子…?」
聡「はい…唯さんがどうしてもっていうから俺のお願い聞いてもらう代わりにさせてあげたんです…」憂「お願い?」
聡「俺、憂さんに告白しようと思ってて…それで憂さんと二人っきりにしてもらうために唯さんに軽音部の合宿を計画してもらったんです、これは姉ちゃんたちにも内緒で…」憂「じゃあ、軽音部のライブっていうのは・・・?」
聡「俺が考えた嘘です…あっ、活動実績がないと廃部しちゃうってのはホントらしいんですけど…姉ちゃんたちはそこまで深く考えてないみたいで…」憂「そうだったんだ…お姉ちゃん疑ったりして悪いことしちゃった…」
二人の間に不穏な空気が流れる
聡「あの!!憂さん!」憂「は、はい!」
聡「よ、よかったらお俺と、つつ付き合ってください!」
・・・・・・・
憂「も、もちろん!嬉しいです…」
聡「ほ、ホントですか!や、やったぁぁぁぁ!!」憂「聡くん喜びすぎだよぉ」
聡「そ、それで憂さん」憂「なぁに?」
聡「ふ、服きてください…俺さっきからそこばっかり目が行っちゃって…」憂「あっ…」


完
最終更新:2009年10月03日 15:47
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