【けいおん!】田井中聡はお姉ちゃんっ子【弟】
【1】さとうい@「互いの想い」 (>>191、>>236-238、>>192、>>271-274)
【2】さとうい@鍋パーティー (>>661)
設定は以上2作による
【3】さとうい@憂が唯で唯が憂で
(㈵〜㈸)
※ 劇中で行われている不正行為・暴力行為等は、絶対に真似しないでください!
【 ㈵ 】
[ 憂の部屋 ]・・・夜
唯「たすけてよ〜〜!ういえも〜〜ん!」
憂「ええっ!?ちょ、お姉ちゃん、いきなりなに?」
唯「テストが・・・今度のテストで赤点とったら・・・補習で・・・しばらく部活に出れなくなって・・・」
憂「もしかして、廃部?」
唯「ううん、あずにゃんがいるからそれは大丈夫」
憂「なんだ・・・おどかさないでよ、も〜」
唯「でもあずにゃんがいるから問題でもあるの!私・・・いらない子になっちゃう・・・」
憂「軽音部のみなさんがそんなこと考えるわけないよ、お姉ちゃん」
唯「それに・・・ムギちゃんのお茶とお菓子も食べれなくなっちゃう〜〜合宿にも出れない〜〜」
憂「じゃあ、そうならないように勉強しないと・・・」
唯「それで・・・勉強、教えてもらえないかな〜〜、と」
憂「前にもこんなことあったけど・・・」
唯「おねがい〜〜うーーいーー」
憂「私も自分のほうのテスト勉強があるんだけど・・・」
唯「おねがい〜〜うーーいーー」
憂「もう・・・テスト範囲は?」
***************
唯「・・・・・・」
憂「・・・お、お姉ちゃん?・・・あ、あの、これは・・・」
唯「・・・ナンデ、ウイノホウガ、ワタシヨリ、リカイシテ、イルンデショウカ・・・?」
憂「とりあえずこの教科書の通りにやって、おぼえただけ、だけど・・・」
唯「・・・憂・・・」
憂「なに?お姉ちゃん」
唯「私の代わりにテスト受けて」
憂「ええっ!?そんなの無茶だよ〜」
唯「無茶かもしれないけど!無理じゃないよ!憂のほうのテストは私が受けるから!」
憂「お姉ちゃん・・・こういうのは替え玉受験っていって、不正行為なんだってば」
唯「受験じゃないから、問題ないよ!」
憂「だから、そういう問題じゃなくて・・・」
唯「おねがい〜〜うーーいーー」
憂「こういうのは自分自身のためにも・・・」
唯「おねがい〜〜うーーいーー」
憂「もう・・・お姉ちゃ〜ん」
【 ㈼ 】
[ 平沢家・居間 ]・・・朝
唯「・・・どう?おかしくないかな〜?」
憂「うん、大丈夫・・・だと思う」
唯「すご〜い、鏡を見てるみた〜い」
憂「私は、以前やったことがあるから・・・」
唯「ほえ?そうなの?」
憂「と、とにかく!お姉ちゃんも気をつけてね?」
唯「だ〜いじょ〜ぶ〜」
ピンポーン
憂「!!聡くん来ちゃった!さ、聡くんの前では特に!ヘンなことしないでね、お姉ちゃん!」
唯「フフフ・・・私は憂・・・イメージしろ・・・!」
憂「はやくはやく!」
ガチャリ
聡「唯さん、憂さん、おはよー」
唯「おはよーw」
憂「お、おはよう・・・」
聡「?・・・あれ・・・」
唯「・・・(ギクッ)・・・な、なに?」
聡「・・・いや・・・なんでも・・・じゃあ行こうか、憂さん」
唯「はぁ〜い」
聡「では唯さん、お先です」
憂「いって・・・らっしゃい・・・」
[ 通学路 ]
聡「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
聡「あの、憂さん・・・リボン、変えちゃったんだね」
唯「え!?あ、うん・・・?」
聡「・・・気に入らなかった?」
唯「・・・??あ〜・・・え〜と〜・・・??」
聡「あ、いや、その、言いにくいなら・・・別に・・・」
唯「ところでさ〜!聡くんとこもちょうど今ごろ、テスト期間?」
聡「え、うん、そうだけど」
唯「大変だよね〜!お互いがんばろうね〜!」
聡「うん・・・」
唯「じゃあ私!こっちだから・・・」
聡「うん・・・それじゃ、憂さん」
唯「がんばってねー!」タッタッタ
新庄「・・・ふられたな」
聡「金・・・じゃなくて新庄!相変わらずのぞきかよ!それに、ふられてねぇ!」
新庄「いいかげん新しい名字にも慣れろよ・・・こっちの家庭の事情も察してくれっつーの」
鈴木「しかし今のは、『私 が い な く な っ て も がんばってねー!』 とも聞こえますね。やはり別れの言葉なのでしょうか」
聡「おまえもか鈴木!深読みしすぎだろ!」
鈴木「察するに、その「気に入らなかったリボン」とやらが、こないだ言ってたプレゼント・・・といったところですかね?」
聡「・・・!!」
新庄「あ〜〜wあの子、露骨にその話題、避けてたな〜w」
鈴木「・・・図星ですか・・・まあ、彼女にしてみればちょっと重たいプレゼントだったのかもしれません」
新庄「そう落ち込むな、田井中!世の中に、女の子はいっぱいいる!」
鈴木「新庄くん・・・すごく、嬉しそうですね」
聡「・・・・・・」
***************
[ 平沢家・居間 ]・・・夕方
憂「どうだった!?お姉ちゃん?」
唯「ばっちり〜wあずにゃんにもぜんぜんバレなかったよ〜 憂は〜?」
憂「こっちも・・・クラスの人とか先生にも、バレてないと思うけど・・・ドキドキだよ〜」
唯「この調子で最後までがんばるぞー!」
憂「はぁ・・・私は聡くんとお話できないのが・・・つらいかな」
唯「こっちは役得だね〜w」
憂「聡くんにヘンなことしてない?いつもの調子で抱きついたりとか・・・」
唯「ムフフwwwハグしてほしい?」
憂「それだけはヤメテ!///恥ずかしくて・・・あとで顔あわせられないよ」
唯「だ〜いじょ〜ぶ〜、登校の時だけだし、大人しく無難な会話してるから」
憂「それなら・・・いいけど」
唯「まだ初日だよ〜?明日からも、気合い入れていこ〜!」
【 ㈽ 】
数日後・・・
[ 聡のクラス ]・・・帰りのHR直後
新庄「は〜〜〜今日も終わった終わった、っと・・・明日も勝つ!」
鈴木「いや、これでテスト期間全部、終了ですからw・・・ということで、このあと!どうです?」
新庄「おう、じゃあ田井中!帰りどっかよってこうぜー」
聡「・・・わりぃ・・・そんな気分じゃないんだ・・・」
新庄「こないだのことなら謝るって。リボンが変わったくらい気にすんなよ。だいじょぶ、だいじょぶ」
鈴木「彼女もずっとそれひとつ、ってわけにもいかないでしょうし・・・ちょっと、こだわりすぎじゃありませんか?」
聡「・・・それだけじゃ・・・ないんだ・・・ここ何日か、会話してても・・・ぜんぜん、心が通じあってないっていうか・・・」
新庄「・・・・・・」
鈴木「とりあえず、教室を出ましょう・・・もう僕らしか、いませんし」
聡「・・・まるで・・・別の人と・・・話してるみたいで・・・」
新庄「田井中・・・おまえ、その子に『好き』って言ったのか?」
聡「・・・え・・・?」
新庄「どうなんだよ」
聡「・・・・・・」
新庄「・・・言ってないんだな・・・そりゃおまえ、アウトだろ。見限られて当然だな」
鈴木「あの、それくらいにしておいたほうが・・・」
新庄「鈴木は黙ってろ。田井中、おまえそんなんで彼氏気取りなんて、考え甘すぎ」
聡「こ、言葉には、してないけど・・・他にはいろいろ、したよ!行動や態度で!おまえにそんなこと言われる筋合いは・・・!」
バキッ!
ガタガタン!
聡「・・・!ってぇ・・・!」
鈴木「新庄くん、やめてください!!・・・田井中くん、大丈夫ですか?」
新庄「あ〜〜〜ムカつく・・・おまえマジでムカつくわ・・・俺の親父そっくりだな・・・もう親父じゃねぇけど」
聡「・・・・・・」
鈴木「・・・それが・・・」
新庄「そう、金田とかいう野郎さ・・・新庄ってのは、母さんの旧姓でね」
聡「・・・!」
新庄「でまあ、その もと・親父 がさ、今のおまえみたいなことを言うんだよ・・・」
聡「・・・・・・」
新庄「行動や態度で心が通じあう、とかどうとかこうとか・・・で、あげくに離婚だろ?・・・ヘドがでるぜ」
聡「・・・・・・」
新庄「行動や態度も大事だけど・・・おまえ、なんか抜け落ちてんじゃねーの?」
聡「・・・・・・」
新庄「ふぅ・・・・・・あの子、憂さんっつったっけ?けっこういい線いってるよな。この際だから言っておくけど・・・俺がもらうぜ」
聡「・・・!!」
新庄「親友のよしみで、ちょっと遠慮してたけどよ・・・おまえみたいな金田2号とくっついたら、彼女がかわいそうだろ」
聡「ふざけんな・・・憂さんがおまえに・・・!」
新庄「へ〜、たいした自信じゃねぇか・・・しかし、このイケメンに不可能はねぇよ・・・なんなら、これから今すぐ試してみるか?」
聡「・・・っ!!」
バキッ!
ガタガタン!
新庄「・・・っ!!・・・やりやがったな!てめぇ!」
鈴木「二人とも!やめてください!」
聡「わたすもんか!憂さんが好きだって気持ちで・・・おまえに!・・・他の誰にだって!・・・負けてたまるかよ!!」
鈴木「田井中くん!やめてください!」
バキッ!
ガタガタン!
バキッ!
聡「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
新庄「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ ・・・プッwwwくくくっwwwハハハッwww」 パチ、パチ、パチ、パチ・・・
聡「・・・?」
新庄「・・・なんだw・・・ちゃんと言えるんじゃん・・・『好き』って・・・くくくっwww」
聡「・・・・・・」
鈴木「・・・・・・」
新庄「・・・しっかし、ここまでわざとらしくカマかけて、ひっかかるとはねw・・・・・・おまえ、単純すぎw」
聡「・・・新庄・・・」
新庄「言っとくが・・・その憂さんとやらに、今日中に言葉で気持ちを伝えなかったら、俺たち絶交な・・・ほらほら、時間が無いぜ〜」ヒラヒラ
鈴木「ここはまかせて・・・行ってください」
聡「・・・あり、がとう・・・」ダッ!
新庄「・・・田井中!!」
聡「・・・?」
新庄「おまえは俺と違って不器用なんだから!ヘタな小細工すんなよ!直球だ、直球!」
聡「・・・ああ!わかった!ありがとう!」ダッ!
鈴木「・・・まったく、どっちが不器用なんだかわかりませんね・・・青春ごっこやって満足ですか?・・・ほら、つかまって・・・」
新庄「イテテテ!」
鈴木「あと、そこの鏡でも見たほうがいいですよ」
新庄「・・・うわっ・・・くそっ、あいつ・・・このイケメンにアザつけやがって・・・」
鈴木「それはお互いさまでしょう・・・田井中くん、あの顔で告白して大丈夫でしょうか?」
新庄「わかってねぇなぁ〜?ああしといたほうが『聡くん!ひどいケガ!どうしたの?痛くない?』ってなって、効果抜群・・・イテテ」
鈴木「まさかそこまで考えて・・・は、無いですね・・・ちなみに・・・・・・お父さんとお母さんの話・・・あれは、その、本当に・・・?」
新庄「あ〜、それは・・・ノーコメント?」
鈴木「・・・はぁ、・・・わかりました。さ、行きましょう」
新庄「今日の俺って・・・なんか、カッコよくね?」
鈴木「・・・最後のそのセリフで、台無しですよw」
【 ㈿ 】
[ 通学路 ]・・・夕方
唯「う〜!・・・じゃなくて、お姉ちゃ〜〜ん!」タッタッタ
憂「おね・・・う、憂〜!一緒になるなんて奇遇だね〜」
唯「はあ、追いついた・・・でも、もうお芝居しなくてもいいかな?」
憂「家につくまでは、気をつけとこうよ」
唯「は〜〜っ、しかし無事にぜんぶ終わったね〜〜」
憂「もうこんなの、二度とごめんだよ?」
唯「ええ〜〜」
憂「ダメ!ゼッタイ!私も軽い気持ちで始めちゃったけど・・・すごくいけないことだよ!」
唯「わかりました〜」
聡「・・・オーーーイ・・・」
憂「こんなこと、聡くんに知られたら・・・嫌われちゃうかも・・・聡くんマジメだし・・・」
唯「大丈夫だって〜w家について、もとに戻れば、なんの証拠も残らないよ〜」
聡「・・・マッテーーー・・・」
憂「お姉ちゃん、そのしゃべり方が・・・犯罪者っぽい」
唯「でへw・・・ほら、もう家も見えてきたし、これで安心・・・」
聡「待って!!」
憂・唯「ひゃわぁっ!?」
聡「はぁ・・・はぁ・・・追いついた・・・」
憂「聡くん!ひどいケガ!どうしたの?痛くない?」
聡「え?あ、お気遣い、どうも・・・です・・・」
唯「はわわわわ・・・」
聡「俺・・・いままで・・・間違ってた!わかったんだ!目の前のことが・・・なにも見えてなくて・・・!」
憂・唯「・・・( え!?ば、ば、バレたぁあああ〜〜!! )・・・」
聡「俺、自分の気持ちを正直に伝えるから!好きだ!大好きなんだ!」ガシッ!
唯「えええええ〜〜〜っ!?わ、わたしぃいいい!?///」
憂「そ、そんな!!お、お姉ちゃんのほうが・・・いいの?聡くん!?・・・グスッ・・・」
聡「おね、・・・え?」ピタリ
唯「はわわわわ・・・///」
聡「・・・憂さん・・・だよね?」
唯「・・・(ブンブン!)・・・///」
聡「・・・それじゃそっちの・・・唯さんは・・・憂さん?」
唯「・・・(コクコク!)・・・///」
憂「聡く〜〜〜ん・・・グスッ・・・」
聡「はぁああああああ!?」
***************
聡「・・・とりあえず、事情は・・・わかった、というか・・・なんかこっちも混乱してて・・・」
憂「・・・・・・」
唯「はわわわわ・・・」
聡「つまりその・・・テスト期間の最初の、あの朝から・・・リボンが違ってたのって・・・」
憂「聡くんからの大事なプレゼントだし・・・いくらお姉ちゃんにでも・・・貸せなくて・・・」
聡「そういう・・・こと、だったのか・・・」
憂「・・・聡くん・・・その、ごめんなさい・・・」
唯「はわわわわ・・・」
聡「うがああああああああ!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロ!
憂「さ、聡くん!?服が汚れるよ!」
聡「と、とりあえず・・・その、憂さん」ムクリ
憂「は、はい・・・」
聡「俺、憂さんのこと・・・大好き、だから・・・今日は、そのことだけ・・・伝えたくて・・・///」
憂「聡くん///・・・私も、聡くんのこと・・・大好きだよ」
唯「・・・・・・」
憂「ところで・・・さ、さっきの、熱烈なハグは・・・私に向けて、ってことで・・・いいんだよね?///」
聡「う、うん///・・・え、えと、じゃあまた・・・明日の朝は、いつもの憂さんで・・・頼むね」
憂「その、顔のケガ・・・大丈夫?なにかあったの?」
聡「これは、また・・・今度、ゆっくり話すよ。もう大丈夫だから・・・それじゃ、また明日」
憂「うん、また明日・・・ありがとう!聡くん」
唯「・・・はぁ〜・・・」
憂「お姉ちゃん・・・さあ、帰ろう?」
唯「最後にとんでもないサプライズが・・・心臓に悪い〜」
憂「こんなことして、私たち二人ともバチがあたったんだよ」
唯「憂はいいよー、聡くんに告白されてさー」
憂「なっ///!お、お姉ちゃんだって聡くんに抱きしめられちゃって!私はまだなのに!」
唯「だはは〜〜役得、役得〜〜///」
憂「も〜〜う!お姉ちゃ〜〜〜ん!!」
新庄「・・・・・・」
鈴木「・・・なにか、こう・・・予想の斜め上を行く展開になりましたね・・・」
新庄「・・・・・・」
鈴木「これって実は・・・さっきの教室でのことは、余計なお世話だったような気も・・・」
新庄「いや・・・おかげでひとつ、わかったことが・・・ある」
鈴木「・・・あまり期待しないで訊きますが・・・なんです?」
新庄「・・・・・・」
鈴木「・・・?」
新庄「・・・お姉さんのほうも・・・イイ!」
鈴木「・・・そのセリフで、台無しですね・・・」
【 ㈸ 】
[ 憂のクラス ]・・・帰りのHR直後
先生「・・・・・・」
憂「・・・・・・」
先生「じゃあ平沢さん、今後のスケジュールはこういうことで・・・」
憂「・・・はい・・・」
先生「では、気をつけて帰りなさい」
憂「はぁ〜・・・」
梓「いったいどうしちゃったの?憂が赤点で補習なんて」
純「こういうことって、あるんだ・・・信じられない・・・調子わるかった?」
憂「あはは〜〜wちょっと、ね・・・・・・( もーーう!お姉ちゃーーーん!! )・・・」
(おしまい)
最終更新:2009年10月03日 16:29