恋は遠い日の花火ではない

さ「♪だーれも知らない知られちゃいけないー デスデビルは誰なのかー」
パラリラパラリラパラリラパラリラー…
さ「ん?日曜の昼間から暴走族!?」
パラリラパラリラパラリラパラリラー…ガチャ!スコッ!ガクン!バタン!

さ「プププッ。エンストして立ちゴケ…仕方ない、手を貸してあげよう」
さ「おじさん、大丈夫ー?」
斎「あいたたたたたたたた…」
さ「あら。ムギちゃん家の執事の斎藤さんじゃない」
斎「これはお恥ずかしいところを。山中先生、かたじけない」
さ「いえいえ。へえ、斎藤さんてバイク乗ってたんだ。渋いわー」
斎「カブ90ですけどね。これでも若い頃は峠をバリバリ伝説してましたので」
さ「豆腐屋が主人公の漫画のほうが売れちゃったわね…」
斎「実は紬お嬢様に休暇を頂きまして。故郷へ帰る前にバイクを慣らしてました」
さ「そうなんだー。斎藤さん、私も慣らしに連れてって!」
斎「助けてもらったのでいいですよ。はい、ナンパ用に常備…ゴホッ!メットどうぞ」
さ「用意がいいわね。レッツゴー!レッツゴーゴーゴー!」

♪カントリー・ロード この道 ずっと ゆけば
♪あの街に 続いてる 気がする カントリー・ロード

さ「斎藤さーん!!」
斎「なんですかー??」
さ「シートじゃなくてー!!荷台だからー!!ケツが痛いー!!」
斎「実際に帰るときはー!!ハーレーですけどねー!!」
斎「ええー!!そっちに乗りたかったー!!慣らす意味ないじゃなーい!!」


斎「結局故郷まで飛ばしちゃいました」
さ「結構近いのね。ケツ痛い…」
斎「すみません。幼馴染で亡き妻の墓参りに付き合わせて」
さ「いいわよ。彼氏もいないし暇だったから」
斎「南無阿弥陀仏…」
さ「南無妙法蓮華経…」

さ「斎藤さんの奥さんて、どんな人だったの?」
斎「私にはもったいないくらいの美人でしたよ」
さ「そうかー。私に似てたりしてー!」
斎「そう言われてみれば…似てました!」
さ「じゃあ再婚するなら…私も候補になれるかな?」
斎「えっ?でも山中先生ほどの美人ならいくらでもお声が…」
さ「もう若い子はいいかな…(遠い目)。斎藤さん、私じゃ…ダメ?」
斎「ダメなもんですか!山中先生さえよければ…」
さ「斎藤さん…やだー、目が獣になってるわよ!」
斎「すみません。タンデムで山中先生の胸がずっとポニョしてたので」
さ「エッチスケッチワンタッチ!さて、そろそろ帰りましょ」
斎「そうですね。田井中坊ちゃんの出番も最後までないことですし」

さ「斎藤さーん!!」
斎「なんですかー!!」
さ「国道沿いのー!!ラブホテルにはー!!目もくれないのねー!!」
斎「もうそんなにー!!若くはないのでー!!」
さ「じゃあこれでもー??ポニョ!ポニョ!ポニョーー!!」
斎「山中先生ー!!やめてくださーい!!気持ちよすぎますー!!」
さ「やめないわー!!斎藤さんの背中ー!!あったかーい!!」
斎「山中先生ー!!ゴチでーす!!」


恋は遠い日の花火ではない
http://www.youtube.com/watch?v=U4QGTpHuw_E

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最終更新:2009年10月03日 23:03
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