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自分の殻

 [ 田井中家・居間 ] ・・・ 休日

聡「ただいまー・・・あ、紬さん・・・いらっしゃいです」
律「おっかえりー」
紬「こんにちは~w聡くん お邪魔しています」
聡「映画みてたの?ちょうど終わったとこ?」
律「ムギが『ローマの休日』をみたことないっつってなー」
聡「・・・またずいぶんと古い映画だね」
律「『原子怪獣現わる』にこだわるおまえが古い言うな!」
紬「でもすごくよかった~///最後ちょっと泣いちゃいました~」
律「ムギは涙もろいなーw箱入りのお嬢様としては共感しちゃうのかー?」
聡「ねーちゃん!紬さんに失礼だろ!」
律「へいへい・・・んじゃ私はお茶でもいれてきますよん。聡はムギの相手してて」

聡「すいません、ねーちゃんが失礼なことを」
紬「ううん、それに・・・家で時々、息苦しさを感じているのも確かだから」
聡「そう、なんですか?」
紬「そんなことより・・・聡くんもこの映画みたことあるの?」
聡「まあ、ねーちゃんにつきあって1回だけ・・・あんまり好きになれませんでしたけど」
紬「ええ~~やっぱり男の子ってラブストーリーきらい?」
聡「そういうわけじゃなくて・・・」
紬「どういうわけ?」ズイッ
聡「(ち、近っ!)///え~と、つまり・・・王女さまは結局、自分の殻を破れなかったですよね?」
紬「自分の、殻を・・・?」
聡「最後は王女たる、もとの自分に戻ってしまう・・・そこが俺にはちょっと」
紬「でも、それはしょうがないことだと思うの・・・・・・私も、」
聡「紬さん、最近バイト始めましたよね?」
紬「えっ?」
聡「こないだ、ねーちゃんから聞きました。ファーストフードのお店の」
紬「う、うん・・・なんで、その話を?」
聡「それって・・・紬さんが自分の殻を破ること、だったんじゃないですか?俺の勝手な想像ですけど」
紬「・・・・・・」
聡「俺、そんな紬さんのこと、すごいなって尊敬しますし・・・え、えと、なんの話でしたっけ///」
紬「・・・聡くん」
聡「そ、そうだ!こんど紬さんがバイト入ってる時に、お店に行ってみようかな」
紬「ええっ!?ダメ!恥ずかしいから・・・」
聡「あのお店の制服姿の紬さん・・・ニヤリ///」
紬「聡くん!!」
聡「友達と行って、やつらに自慢しちゃおうかな・・・こんな美人の知り合いがいるって」
紬「さ、聡くん!///私は、ガールフレンドだって・・・紹介して、ほしいけど・・・」
聡「え///」
紬「・・・・・・クスッw・・・本気にした?」
聡「!!・・・ひ、ひどいです・・・いたいけな少年の心をもてあそぶなんて・・・」
紬「いたいけな少年は、女の子にこんなイジワルしませんw」
聡「ええ~~こんなのイジワルのうちに入りませんってw」





律「・・・(ちょっと!あの空気の中、どんな風にあそこに戻れと!
『私だよん!』とか言って入ればいいのか?)・・・」

(おしまい)
最終更新:2010年01月19日 14:12
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