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恋は遠い日の花火ではない3

さいさわ80年代中心編

さ「♪あーわたーしーのぉーこーいはーみなーみのぉーかぜにのってはしーるわー。
  んちゃ!斉藤さん、今日は南へ行ってちょ。」
斉「今ハーレーが修理中だがや。」
さ「なんだ!自分で直せないのか?それでも男か?!悔しくないのか?!」
斉「悔しいです!!!!」
さ「だったら今からお前を殴る!愛の頭つきだ!くらえー!」
斉「スクールウォーズか、アラレちゃんの栗頭先生か、どっちなんですか……南に着きましたよ。」
さ「10歩も歩いてないですけど。」
斉「喫茶店”南風”です。なーんちゃって。」
さ「なめんなよ。」

斉「実はバリバリ伝説の頃は私も音楽をやってましてね。」カチャ
さ「そうでしたの!?」カチャカチャ、ゴクッ
斉「キャロルや横浜銀蝿なんかにあこがれまして、自分でもバンドを作りました。」ゴクッ
さ「名前が出たバンドがちょっとわからないですが斉藤さんの演奏を聞いてみたいですね。」
斉「地元ではちょっとしたヒーローだったんですよ。」ゴクッ
さ「ヒーローといえば。」
斉「ヒーローといえば?」
さ「♪ヒーローになりたい ただ一人 君にとっての」
斉「なんでミスチルに行くんですか?今日は80年代でしょう。
  さっきスクールウォーズをやったじゃないですか♪You need a hero」
さ「♪胸に眠るヒーロー 揺り起こせ 生命(いのち)より重い夢を 抱きしめて走れよ」
斉「じゃ、行きましょう、南に。修理も終わりましたし。」


さ「うっほっほーーい。」
斉「さわ子さーーん。」
さ「なんですかーー?」
斉「今どこ走ってるかーーわかりますかーー?」
さ「わからないわーー。でもーーすごくきもちいいーー。ファンキーモンキーベイベッ!!」


さ「なんか寒いわね。」
斉「ニュージーランドまで来ましたから。」
さ「がちょーん。冬!」
斉「昔、来た事があったんです。
  妻が亡くなった後に急に曲が作れなくなりまして、何か立ち直るきっかけを掴もうと必死だった頃に。
  曲を作れるかどうかが気持ちのバロメータになっていたんでしょう。
  その頃はどんな小さなことでも何かのきっかけになるのでは、と思いながら生きていました。
  向かいのホーム、路地裏の窓、そんなとこにあるはずもないのに。
  少々やけになっていたかもしれません。」
さ「わかりますわ。食べられもしない牛丼の特盛りを頼んで…」
斉「それは全部食べましたけど…
  そして私は失ってしまったものを取り返すため、旅に出たんです。
  国内、海外、最後に訪れたのがここニュージーランドでした。
  さわ子さん、あそこを見て下さい」
さ「南十字星。」
斉「あの南十字星を見ながら思ったんです。
  場所が変われば見える星も変わる。私に必要なものはまさにそれだな、と。
  しかし同時に、一人ではどんなにもがいても結局は同じ場所にとどまるだけ。
  変わることは出来ないんだとも気付きました。
  実際、音楽をやろうという気持ちなんてこれっぽっちも生まれませんでした。
  そしてここで私は、音楽をあきらめたんです。」
さ「…」

斉「それ以来、何かを本気で手にいれようと思うほど、手に入らないものなんだと思っていました。」
さ「わかります。わたしにもそういうことがありました。」
斉「さわ子さんもそうですか。…ただ最近ね、そう思う事をやめようかと考えるようになって来たんです。」
さ「なぜ?」
斉「今、目の前にあなたがいるからです。」

恋は遠い日の花火ではない

参考資料
悔しいです(まじめに見る人がいるかもしれんので8分のロングバージョン)
http://www.youtube.com/watch?v=hE3zOyVLPRA
ヒーロー(スクールウォーズの曲)
http://www.kashinavi.com/song_view.html?15480
ヒーロー(ミスチル)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=Aa00106
なめんなよ
http://blog.nameneko.com/

編集後記
バリバリ伝説のバイクと暴走族系のバイクは違うようであるが、詳しくないので気にしない
次は聡登場、過去ネタは出来れば90年代にしたいが
最終更新:2010年01月19日 14:20
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