[ 公園 ] ・・・ 放課後
聡「はぁ・・・毎日毎日・・・同じことの繰り返し・・・ん?」
パサッ
聡「なんだこれ・・・FLAG NOTE・・・直訳で、旗のノート?」
ペラッ
聡「・・・『使い方』・・・このノートに名前を書かれた人間は・・・フラグが立ち、あなたに惚れる?」
パタン
聡「ふん、くだらない・・・まったく、病んでるな・・・幸福の手紙から、ぜんぜん進歩しちゃいない・・・なにがフラグが立つだw」
パサッ
聡「・・・・・・」
[ 聡の部屋 ] ・・・ 夕方
聡「書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない・・・ゆえに同姓同名の人物に一遍に効果は得られない・・・
・・・名前の後に人間界単位で40秒以内に惚れた原因を書くと、その通りになる・・・書かなければ原因は全て一目惚れになる・・・
原因を書くと更に6分40秒、詳しい惚れる状況を記載する時間が与えられる・・・
・・・フッ・・・時間をかけて、じっくり惚れさせたりできるってことか・・・いたずらもここまで手が込んでくると、まあまあかな」
ゴロン
聡「・・・・・・フラグが立つ、か・・・本当にくだらない・・・」
ガバッ!
カチカチ(LAMY)
聡「まてよ、万が一本当に惚れさせたら・・・俺は洗脳の実行犯か?・・・フッ、まさかな・・・そんなわけ、あるはずない」
律「・・・ただいまー」
聡「ねーちゃんのアイス食べちゃって・・・ケンカしてるんだっけ」
[ 田井中家・居間 ] ・・・ 夕方
聡「おかえり、ねーちゃん」
律「ただいま・・・ふん」
聡「・・・(まだそうとう怒ってるな)・・・」
サラサラサラッ(田井中 律)
聡「・・・(40秒で、一目惚れ・・・だったな)・・・」
律「なに見てんだよ」
聡「別に」
律「なあ聡、私はアイスのことを怒ってるんじゃないんだぞ」
聡「・・・(40秒・・・やっぱりなにもおこらない・・・ま、あたりまえか)・・・」
律「人に黙って、人のものを・・・・・・う///」
聡「?」
律「ごめんなー!怒ったねーちゃんが悪かったー!聡ー!大好きだぞー!」ガシッ!
聡「ええっ!?・・・(い、いや、偶然だ・・・偶然に決まってる・・・ねーちゃんのことだから、もう仲直りしたかったんだ)・・・」
律「聡~~!///」
聡「・・・(フラグノート・・・でも、万一これが本物だとしたら・・・!もう一度、試してみる価値はある!)・・・」
ガチャリ
澪「なんだ・・・あんなこと言ってても、すんなり仲直りできたじゃないか」
聡「澪さん?なんで・・・」
律「聡~~仲直りのキスしよう!ん~~///」
澪「律のやつ・・・聡くんと仲直りしたいから、自分がバカやらないように見ててくれって言ってな・・・でも私はお邪魔みたいだから帰るぞw」
聡「・・・(澪さんで、やってみるか?・・・今まさに帰ろうとしている人に効くのであれば、これはもう)・・・」
サラサラサラッ(秋山 澪)
聡「・・・(さあ・・・どうなる!?)・・・」
澪「それじゃあなwお姉ちゃんとは仲良くしないとダメだぞ?」
バタン
律「聡~~///」
聡「・・・・・・」
ガチャッ!
澪「聡くん!好き!大好き!///」ギュギュッ!
聡「・・・(ふおおおおお!なんかやわらかいものがッ!・・・じゃなくて!き、決まりだ!フラグノート・・・本物だ!)・・・」
聡「ほしいものは、手に入った・・・ニヤリ」
サラサラサラッ(琴吹 紬)
紬「ふふっ///今度はどこへ旅行しようか~」
サラサラサラッ(鈴木 純)
純「私の家にネコ、見にこない?///」
サラサラサラッ(中野 梓)
梓「手・・・離したら、承知しないです///」
サラサラサラッ(平沢 憂)
憂「はい、お弁当///・・・あ~ん」
サラサラサラッ(山中 さわ子)
さわ子「先生といいことしましょう///」
サラサラサラッ(平沢 唯)
唯「聡く~~ん///すりすり~」
[ 公園 ] ・・・ 放課後
聡「はぁ・・・なんか・・・むなしいな・・・結局ノートの力でそうなるだけだし・・・」
シュボッ
聡「・・・『使い方』の最後の一行・・・このノートを燃やすと全ては元通り・・・か。ずいぶん良心的なことで」
メラメラメラメラ!
聡「もしかしたら・・・こういうことをわからせるための、ノート・・・なのかな?考えすぎか・・・?」
メラメラメラメラ・・・
聡「灰も残さず燃え尽きた・・・か。とりあえず、ねーちゃんと仲直りすることから始めないと・・・」
唯「あ、聡く~~ん!」
和「待ちなさい、唯!聞いて!最近、部活にも出ないなんてどうしちゃったのよ!?」
唯「聡くん、えっとね、えっとね・・・・・・あれ?なんだっけ?・・・わかる?和ちゃん?」
和「はぁ・・・私がわかるわけないでしょ・・・この子に用があったんじゃないの?」
唯「う~ん・・・あったような、なかったような・・・はっ!部活いかないと!二人とも、じゃ~ね~」タターッ
和「唯!・・・まったくなんなのよ・・・・・・キミ、唯の知り合い?」
聡「ええ、田井中聡といいます」
和「田井中・・・って、え、律の・・・」
聡「ねーちゃんの顔の広さには毎度毎度、驚かされます」
和「弟さん?あ、私は真鍋和よ。唯の友人なの」
聡「のどかさん・・・いい名前ですね。漢字は、まことのなべに・・・え~と?」
和「なごむ、よ。わかる?」
聡「平和のわ、ですか・・・あと、のどむ、ですかね・・・?」
和「へ~、そんな言葉まで知ってるんだ。ちょっと意外」
聡「ちゃんと書けるようになっておこうかと・・・(これ、最高の冗談だなw)」
和「ところで聡くん、さっきなにか燃やしてなかった?」
聡「モ、モヤシテマセンヨ?」
和「火遊びは感心しないわね。テストの結果とか?」
聡「そんなベタなことしませんって・・・・・・しかしこの状況は・・・?『燃やすと全ては元通り』ってわけでも・・・ない、のかな?」
和「ん?なんのこと?」
聡「ちょっと長い話になりますけど・・・聞いてもらえます?」
和「いいわよ。さぞかし面白い話なんでしょうねw」
聡「いや~信じてもらえないでしょうけどw・・・ホラ話としては面白いと思います・・・以前、この公園でノートを・・・」
(おしまい)
最終更新:2010年01月19日 14:44