肩で風を切る。今では古い言葉に近くなったその言葉を体現するかのように少年は爬虫類染みた視線で前方を睨みながら、堂々と歩いていた。右に流した髪が冬の冷たい風にあおられて揺れる。
いや、彼にとっては古い言葉とは言い難い。なぜなら彼はこの2022年の東京から見れば過去―、2005年を生きていた少年だ。
「携帯の進歩ってのはスゲエな」
そう言って、舌なめずりをしながら己の手のスマートフォンを弄る少年の名は九井一、友人からは主にココと呼ばれていた。
2005年を生きていた彼の目には、2022年の景色は目新しいものが多い。
携帯電話、現代でもっとも利用されていると言っていい電子機器を前に彼の指はせわしなく動いていた。
かつて生業にしていた少年による犯罪請負から他の金稼ぎまで、これ一つあるだけで敷居が大きく下がる。
依頼請負、資金移動、証拠隠滅、せわしなく動いていた彼の指がピタリと止まった。
2005年当時では考えられない大型化を果たしたその画面には、一枚の画像が写っている。
日本人離れした美形の顔をした金髪の少年。イヌピー、彼の無二の相棒である彼をココはじっと見つめていた。
いや、少年を見つめているというのは間違いかもしれない。
「赤音さん…」
ココはその瞬間、少年の顔を見て瓜二つの顔をしていた彼の姉に思いを馳せていた。
ここまで長かった。
一生守ると誓ったあの日から。赤音と青宗を取り違えた日から。治療費4000万を稼ぐため犯罪に手を染めた日から。商売(犯罪代行サービス)が軌道に乗った途端、彼女が死去した時から。それから理由も無く金を稼ぎ、寄ってくる輩に己をゆだねていた時から。聖杯戦争、ずっとこんなときを待ち望んでいた。
万に一つでも構わない、また彼女に手を差し伸べられる時が来た。それが死んでいたように生きてきたこの体に、なにより生の充実を与えてくれた。
「うへえ、なにこの人。…ヘンタイさん?」
そんな感動に耽っていた時、横合いから声が掛かった。
目線だけ横に向けると、布面積が少なすぎる黄色調の衣装に身を包んだ茶髪の少女が、そのポニーテールを揺らしながら己の顔を覗き込んでいた。
「今の顔、同性の人に向ける表情じゃなかったよ?何考えてたの?」
「黙れアサシン。」
スマホを乱雑にポケットにしまい、緩んでいた表情を引き締める。
日中の往来で考える事ではなかった、その失敗を噛みしめている間も横の少女は話し続ける。
「今まで生きてきた世界でこの体だとマイナーズ(希少種)なんて呼ばれる身分だったからあんまり人間関係の事とか詳しくないんだけどさ、ココくんが生きていた世界だとそーゆーのも一般的だったりするの?」
「名前で呼ぶんじゃねえ。」
ココは舌打ちをした。
このサーヴァント、コハクにはだいぶ常識が欠けている。
なにせ、人類が絶滅確定種となった未来の生まれだ。目に映るものの多くが物珍しくて仕方が無いのだろう。
コハクはキョロキョロと辺りを見回しながら、いつの間に買ったのかクレープにかぶりついていた。
「了解、マスターくん!」
少女は口の端にクリームを付けながらケラケラ笑うばかりだった。
どうしたものかと考えていた時、仕舞ったスマホが鳴り響く。
ポケットからスマホを取り出して内容を確認した時、ココの鋭い眼光は殺気を増した。
「真剣な表情だね、聖杯のお仕事?」
「ああ、カタギ臭えのに妙なイレズミを入れたヤツを見かけたらしい。
こっちの指定の場所に誘い込んで今夜叩くが…大丈夫だろうな?」
「大丈夫!こう見えて元の世界だとアキュラくんの次くらいには強いんだよ!」
コハクが華奢な胸を張ると、その影から球状の物体―彼女の宝具が顔を出した。
《こっちもバッチリあったまってるよ。そろっそろ出番じゃないかな?》
灰色(コハクが塗装を間違えたらしい)のボディを輝かせ、コハクと揃って自信満々にしている。
「わあ!頼もしいね!」
虚しいやり取りに却ってココの不安さは増す一方だが、他に使える手はない。せめてこいつらの実力を見る気持ちに切り替えながら夜への準備へ取り掛かった。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。困った時はこの“ぼく”にお任せだ!」
コハクは、そう言うとクレープの包み紙を潰してゴミ箱へ投げ捨てる。
口の端に着いたクリームとストロベリーの紅白の模様を、ココの様に舌を伸ばしてキレイになめとった彼女の妖しげな笑みにココが気付いたのは、夜になってからの話であった。
《アイアンファング》
夜の廃工場の中、無機質な電子音性が静寂に響くと相手のマスターは生命力(ライフエナジー)ごと鉄分を吸い取られミイラとなった。
青い水晶のごときビットとの合体により展開された巨大な機械の翼をはためかせたコハクは、その両腕の蒼爪から血を滴らせている。先ほどまで敵マスターと共にいたサーヴァントのおびただしい血液である事は知っている。
ココが何をするまでも無い、一方的な戦いであった。
「作戦完了。帰ろっかマスター。」
コハクは黒い機械翼を畳み、変身と呼べる状態を解除すると微笑んだ。
ココは、おびただしい返り血を浴びながら屈託なく笑う彼女の姿に同様を見せまいと眉一つ動かさずに向き合ったが、冷や汗が止まらない。
「…やるじゃねえか、そんなとんでもない機械だとは思わなかったぜ。」
「おいおい、強いのは肉体(こっち)だよ。」
「バカ言え、そっちだけならオレでも勝てそうだ。なにより…」
ココは一呼吸置いてから、今まで軽薄だったコハク表情が殺気を帯びるのを肌で感じながら続けた。
「お前の本体、そっちの丸い機械だろ。」
ココは召喚した当時を思い返す。聖杯戦争に消極的、いや反抗的ですらあった召喚したばかりの当初のコハク相手との荒れたやり取りの中、彼女の宝具であった球状のバトルポットがコハクを襲い紙一重で反撃を受ける前に彼女の人格を乗っ取っていた。
つまり、今この場に居るコハクの本体とは、あの灰色のバトルポットに他ならない。
「違う!こんなものはただの傀儡(デク)だ!」
《違う!こんなものはただの傀儡(デク)だ!》
焦りのあまりか、コハクの口とバトルポットのスピーカーから同時に発声すると、コハクはバトルポットを踏みつけにした。
バトルポットの心臓部(ABドライブ)が迸る。
「この人間の体こそ!人類のパートナーとして純化した究極の姿!ぼくこそがアキュラくん最高のパートナー“コハク”だ!」
少女はその胸に小さな手を当てる。
コハク、そう自称する存在は思った。ここまで長かった。
己の創造主、アキュラくんと共に人類のために戦っていたあの日から。
アキュラくんと共に人類再生の塔を建てた時から。異世界に向かうアキュラくんを見送った時から。
それから永劫の時アキュラくんを待ち続けた時から。
人類再生が進まない中、傀儡(デク)が蔓延るようになってしまったアキュラくんの地球を剪定しようとした時から。
この人間(コハク)の体を手に入れた時から。
彼女と一緒に居た“アキュラくん”こそぼくのマスターに相違ないと気づいた瞬間から。
最後の瞬間、コハクへの人格アップロードを試した時から。ずっとこんな時を望んでいた。
アップロード完了前に壊れたため、成否は知らないが聖杯でもう一度やればいい。
永劫の時を狂いながら生きねばならない機械の体を捨て、100程度の寿命の生身の体を持って死ぬまでアキュラくんと共に過ごす。
創造主(ヒト)としてありふれて、被創造物(モノ)としては大それた、そんな夢をかなえる最初で最後のチャンス。
例え呪いのごとき宝具(きせいちゅう)となっても、挑みたくて仕方が無かった。
「狂ってるのか…?」
「狂ってるのはこいつの電子頭脳だ。ぼくは正常だよ。」
コハクはそう言って足元のバトルポットを蹴り飛ばす。
コハクの記憶をもとにマスター=アキュラとして記憶を補正した。
経年劣化で色褪せていた彼の記憶が鮮明になり、彼女は心機一転鮮やかに色のついた世界を堪能していた。
カメラアイをカチカチと光らせながら灰色の球体が血痕の残る暗い工場を転がるのに目を向けると、床に白黒紅のコントラストが生まれていた。
なぜだか“赤毛のメイド”のように見えたその三色模様に懐かしさを感じてしまった彼女は、独り言ちる様に呟いた。
「キミにはわからないかな。この体はアキュラくんを修理(すくえ)たんだ…アキュラくんの落とした銃を拾えたんだ。
腕から銃を生やした化物…いや、銃に頭を生やした傀儡(デク)にそんなことができると思うかい?」
バトルポットを自分のポニーテールの脇に呼び戻し、感慨の湧くビジョンを消した。
“アキュラくん(マスター)とRoRo(マザー)”、それ以外の記憶は未だに色褪せたぼやけた写真の様になっているが、要らないはずだ。光の消えた影を見ながらたたずんでいた。
「救えた、ね。」
コハクの返答に、ココは舌なめずりをした。
「まーいいや、オマエ(機械)の方が前のガキ(元のコハク)より金になりそうだ。」
ココは聖杯を手にせねばならない。
そのためには何をするにも志を共にする同士が必要であることを、彼は良く知っている。
その点においては元のコハクより今の彼女の方が相応しいし、何よりも救う手を欲するものの渇望は強い。
頭の中身は正常な人間である自分には到底理解できない執着にまみれているが、まあ聖杯を勝ち取るには関係のないことだと彼は認識している。
コハクも同様だ。
宝具がサーヴァント本体を操っている彼女からすればなおさら良好な主従関係が重要である。
ココは金周りの良さはもちろん、それを聞きつけた裏社会の人間が次から次へと目を付けてくるという太い人脈があるし、何より無意味になり果てた行為を続けるものは足を止めない。
現在セキュアな頭で考えている自分には時々ココがイヌピーに向ける視線が異様さについていけないが、それを補って優秀なマスターであると彼女は評価している。
互いの値踏みするような視線が混ざり合った。
「ちゃんと指示に従えよ?オレの命令に従えたら仲間って事にしといてやる。」
「了解。オーダーをどうぞマスター。」
「金を出せ。」
簡潔に指示を出す。
コハクは金など与えられていなかったが、その指示の意味を理解しすぐに行動に移した。
「これでいい?」
足元のミイラの胸ポケットを漁り、財布を取り出した。
それを見たココはニッと笑い合格を告げた。
思ったより頭が切れるし、何より躊躇が無かった。薄暗い手を躊躇なく取れるタイプだ。
己が引いたサーヴァントの手ごたえを感じながら、ココは財布の中身を検める。
「お金あった?」
「金の量は問題じゃねーんだよ。この時代、GPSとか財布に入れてる奴がいるのがめんどくせえ。」
「五円玉あった?」
冗談なのか、真剣なゲン担ぎともわからぬコハクの一言に、ココは一瞬頬が緩むと、同額の紙幣を二枚抜き出した。
「要らねえだろそんなモン、所詮数ヵ月(あっという間)の付き合いだろ。」
「それもそうだったね。」
言いながら今度はコハクが苦笑した。
意味を無くしながらなおも人類再生に尽くしたあるいは、金を稼いだ時間に比べれば聖杯戦争の時間なんぞ瞬く間に過ぎていく。たぶん、事が終われば互いに互いの顔も思い出すことなく生涯を終えるだろう。
コハクが一枚だけ受けとると、二人は外へ向かった歩き出した。
いつでも割り切れる二人の道は、己の道を求めて今この時だけは重なっていた。
【クラス】
アサシン
【真名】
コハク(マザー)@白き鋼鉄のX2
【ステータス】
筋力E 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具A++
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
気配遮断:A+
サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
コハクは
スメラギの秘密基地に侵入し、最終目標を破壊した逸話から高度な気配遮断スキルを誇る。
【固有スキル】
無力の殻:E
宝具を未使用の間、自身の能力を一般人並みに抑える代わりにサーヴァントとしての気配を断つスキル。
後述の理由で現在ある宝具が常時稼働状態のため現在は殆ど機能しておらず、常時確認できるステータスがコハク本体の貧弱なものに見えるのみ。
仕切り直し:B
戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。機を捉え、あるいは作り出す。
また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。
でたらめ機械工作:B
技術系統・論理を無視し、いわゆる第六感によって機械の作成を行う。
基本的に問題は起きないらしいが、稀にカメラアイの映像がドット絵になるような失敗をするらしい。
【宝具】
『七天を滅する者(ファイナルセプティマスレイヤー)』
ランク:- 種別:対機械宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1
人類の真なる脅威、機械文明に対する特攻宝具。
現在はコハク本体の意識が無いため使用不可能であり、詳細は不明だが射程内の電子機器の類を強制的にスリープ状態にし、対象がデマーゼル属性を持つ場合はサーヴァントや宝具の類であっても高確率でスリープ状態・或いは性能を1/3まで落とすとされる。
『迸れ白虎の魂よ、憎しみ仇なすものを消し去る光となれ(ジ・アウトオブガンヴォルト)』
ランク:B 種別:対不死宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1
蒼き雷霆から鋼鉄の白虎へ、そして琥魄が叶えた復讐の一撃。
真名解放により、ディバイドの一撃に不死特攻属性を付与する。更に対象サーヴァントが聖杯戦争中に蘇生・死亡無効化を行っていた場合更に特攻倍率を上昇し蘇生スキル・宝具を無効化する。
(ディバイドの入手経路は諸説あるが、ここではGVがかつて持っていたダートリーダーをベースとしているものとする。)
『バトルポット・マザー』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1
かつて人間(アキュラ)のために戦った機械の成れの果て、人類(今を生きる者)の脅威。
基本的には平行同位体『バトルポット・RoRo』と同様であり、小さいボーリング玉程度の球体である本体から、水晶状の青い子ビットをコントロールし戦闘を行う。
戦闘能力としては『EXウェポンミラーリング』と呼ばれる独自機能によりかつて交戦した多国籍能力者連合エデンと蒼き雷霆の能力を疑似再現可能であり、幻夢鏡(ミラー)の能力はかつてのパンテーラ同様ホログラム人格が自己暗示で変更されるまでの域に達している他、
アシモフ由来の蒼き雷霆による永久機関ABドライブにより高度な単独行動スキルを保持している。(なお、電子の謡精の能力に関しては使用不能状態なのかエデン最終戦時にロストしたままなのか使用する様子は見られない)
人間の洗脳機能を備えているが、宝具がサーヴァント本体を操作するという特殊操作に機能の容量を割かれているため更なる他者への洗脳は現実的とは言い難い。
戦闘時は子ビットとコハクの連係によりコハクを機械翼と蒼爪を備えた姿に変身させるほか、マザー本体と下記のグレイブピラーの連係により、紅白の巨大な女神のようなホログラム『アウェイクニング・ヴィジョン』を用いる。
現在コハク本体の意識を乗っ取りし、意のままに動かすとともに彼女の記憶を元にアキュラ・RoRoに関して経年劣化した記憶を復元、ガンヴォルト爪時期のような情緒を取り戻している。
なぜ人間が生存していない世界での機械がコハクの宝具として登録されているのかはマザーすら把握していないが、『サイバーディーバオーディション(マイティガンヴォルト参照)』のように幻夢鏡(ミラー)の虚像が多次元に干渉し観測された。
人類の残した英知であり第七波動研究とも縁の深い魔術式がグレイヴピラーに当然収められており、偶発的に実行され魔術式として保存された等の可能性が考えられる。
しかし、一番可能性の高い『ワーカーたちの世界は剪定事象ですらない汎人類史の一部であり、何をするでもなく順当に宝具として登録された』という説に関してはマザー本人が認めないためおそらく真相が明らかになることはないだろう。
『グレイヴピラー』
ランク:A 種別:対人理宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:-
マザーのかつての居城にして牢獄、その世界の現存人類にはグレイヴピラーと呼ばれていた地球環境再生機構を召喚する。
あくまでアサシンの本体がマザーではなくコハクであるためか、召喚可能範囲はグレイヴピラー全域には至らず、マザーの安置場所のような限られた一室に制限されているようだ。
【weapon】
白き鋼鉄のXの愛銃『ディバイド』と煙幕弾、バトルポット・マザー
【サーヴァントとしての願い】
コハクの体でアキュラとずっと一緒に居る。
【人物背景】
コハクは白き鋼鉄のXの登場人物であり、アキュラの仲間というより庇護対象に近い存在である。
白き鋼鉄のX2では機械と砂漠の異世界にてグレイヴピラーの主『マザー』の命により連れ去られ、最終的にアキュラの活躍により無事救出された…が、今回の聖杯戦争では心を入れ替えられてしまった。
宝具の一つ『マザー』は白き鋼鉄のX2の登場人物であり、世界の管理者と呼べる存在。人類が滅亡の危機に際した際人類の新天地を求めて旅立った『マスター』が帰還することが無かったため電子頭脳の経年劣化により暴走。
ワーカーと呼ばれる作業機械が人類の代わりに反映された世界を選定するべく、己に刻まれた環境保護の使命を撤廃するために人間を探し求め見つかったコハクを拉致、追ってきた白き鋼鉄のXとの死闘を繰り広げるが、戦いのさなか白き鋼鉄のXの正体に気づいた節があり、バッドエンドでは気づかれぬようコハクを乗っ取り『ずっと一緒』だとアキュラに告げた。
白き鋼鉄のXのRoRoとは並行同位体に当たり、蒼き雷霆 ガンヴォルト爪後のRoRoの未来の可能性の一つである。
【マスター】
九井 一@東京卍リベンジャーズ
【マスターとしての願い】
赤音さんを蘇らせる。
【能力・技能】
各暴走族の幹部並みの喧嘩の実力を持つが、それ以上に大人から子どもまで買われる金稼ぎの才能を武器とする。
現在の所属は不明。
【人物背景】
黒龍、東卍、天竺など各暴走族を転々とする男。16歳。
当初は思い人である乾赤音の治療費を稼ぐために非合法的なやり方で金を集めていたが、赤音の死去により無意味なものとなる。
しかし既に話は話を呼び、目的を失ったままその才能で金稼ぎを続行。赤音の弟である親友乾青宗(イヌピー)に従い、または暴力に従う形で暴走族の世界に足を踏み入れ続けた。
【参戦時期】
天竺編ラスト、イヌピーと決別後。
最終更新:2022年07月28日 23:12