セリフ一覧-シナリオ08

※このページの内容は東方玉神楽の重大なネタバレになります。
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シナリオ #08:【海神の森】


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シナリオ開始時

弥凪家
玉望 で、何を聞きたいって言ってたっけ?
妖夢 コダマとは何か、とか…。
玉望 そこまで深い話?
かなり長くなるけど、寝ないでよ?
杏珠 …善処します。
玉望 …こほん。
ある所に、璃鈴(りりん)という名前の
臆病で優しい妖怪がいました。
玉望 彼女は強い力を持っているにも関わらず、
人を襲わず、誰とも戦わずに暮らしていました。
玉望 そんなある日、大きな山火事が起こりました。
彼女はその力を使って、人々や妖怪を守りました。
玉望 しかしその代償に、彼女は
力を制御できなくなってしまいました。
玉望 溢れる力を、堰き止めることが
できなくなったのです。
杏珠 あら、急展開。
玉望 その力は彼女の仲間を弱らせ、
同時に彼女自身の体力も奪っていきました。
玉望 そこに、彼女の親友である金髪美少女と
呑んだくれ蛇女が助けにきました。
勇那 …母様、余計な脚色はやめてください。
玉望 うっさいわね。
まぁいいわ、ここからが本題だから。
玉望 まず私が、家宝の「瓏玉」の中に
璃鈴を避難させるための空間を作ったの。
杏珠 瓏界は玉望さんが作ったんですか!?
玉望 最初はこの屋敷ぐらいの広さよ。
ここまで大きくしたのは3人の力だし、
数百年ぐらいかけてるし。
勇那 もう一人、瑞薙(みずち)さんと言うのだが。
生と死を司る程度の能力を持っている。
杏珠 あ、聞いたことある。
蓮華樹海に住んでる、蛇を生やした可愛い女の子。
妖夢 …蛇?
勇那 まぁ、そのうち会うこともあるさ。
とにかく、彼女がコダマを作った張本人だ。
勇那 「能力の制御を補佐する能力」を持った、
式神みたいなものとしてな。
瓏界でしか具現化できないが。
杏珠 じゃあコダマって、救命用だったんですか。
勇那 ああ。
ただ、そのうちコダマだけで足りなくなって…。
玉望 結局、瓏界の容量を増やして
彼女の力を循環させる仕組みをつくったの。
玉望 「溢れること」を抑えられなかったから、
もう方向性を変えて「能力を使いまくらせよう」と。
玉望 だから璃鈴は海神の森で暮らしているのよ。
あそこが、彼女の能力吸収を担っている場所だから。
杏珠 璃鈴さんって、そんなにすごい妖怪だったんだ…。
玉望 どうでしょうね。
今の話を聞いて、「瓏界」の大きさだけ見れば
すごい妖怪に思えるけど。
勇那 その大きさも、数百年かけたものだしな。
それに今の瓏界は、璃鈴さんがいなくても機能する。
玉望 途中からは、友人や孤児を受け入れるために
拡張し続けたようなものだから…。
まぁ、普通より少しすごいくらいじゃない?
妖夢 (玉望さんも瑞薙さんも十分すごいから、
基準がよくわかりません…)
妖夢 あ、じゃあコダマって
なんで今みたいな感じになったのですか?
玉望 そうね、まだ続きがあったわ。
その頃に来た美星っていう人間…
まぁ美月の先祖なんだけど。
玉望 こいつが誰にでもコダマを扱える霊具、
「霊玉」なんてものを作り上げてね。
玉望 人間でも妖怪みたいな力が使えるから、
みんなが自衛用に持ち歩いたのよ。
勇那 その頃、外でスペルカードルールが流行っていて。
同じように遊びたいってことになって。
…スペルカードバトルは、遊びじゃなくて決闘なんだが。
玉望 コダマに形を与えて、スペルを使えるようにして。
せっかくだから、幻想郷の有名人に似せてみて。
勇那 コダマ遊びが流行ったり、人が増えたりしつつ。
そして今に至るというわけだ。
妖夢 …ごめんなさい。
長すぎて飲みこめませんでした。
勇那 ただの雑学だよ。
追々、なんとなくわかっていけばいい。
玉望 というわけで、瓏界がなくなると困るのよ。
あなた達、悪いけどよろしくね。
杏珠 わかりました、頑張ってきます!
主に(主人公名)ちゃんが!
勇那 お前も少しは、能力制御を覚えろ…。
玉望 勇那、ついでに神楽の修行にも付き合ってあげなさい。
あなたの構符の練習にもなるし。
杏珠
玉望 勇那はいわゆる「仮想空間」ってやつを作れてね。
その中でコダマ遊びの修行もできるの。
勇那 私が能力不足だから、利用者の「記憶」に強く影響されるが。
コダマ遊びの修行となると…
そうだな、最近戦った相手との再戦とかならできるかな。
勇那 コダマのレベルも、実際より少し低くなると思う。
玉望 というわけで、二人の修行になるし一石二鳥でしょ。
頑張ってね。
勇那 はぁ、わかりました。
(主人公名)、試してみたくなったら私の部屋に来てくれ。
「勇那の部屋」に移動可能になりました。

vs 千歳

千歳 こんにちは。
…また珍しいメンバーね。
杏珠 こんにちは、千歳先生。
…先生は、恒例のアレですか。
千歳 ええ…。
手のかかる親友のために、今日は茸狩り。
茸汁でも作ろうと思って。
千歳 あ、話は変わるけど。
杏珠、この間の試験かなり酷かったわよ。
課題も適当だったでしょう。
杏珠 え、あ、その。
千歳 居眠りも、最近特に酷いみたいだし。
完璧にやりなさいとは言わないけど、
最低限の努力はですね…。
杏珠 あ、そうそう!
(主人公名)ちゃんってば、
コダマ遊びすごい上達したんですよ!
杏珠 今だったら、先生にも勝てちゃうかも!
千歳 ちょっと、まだ話は終わってませんよ?
大体いつもあなたは…。
勇那 いや、確かに中々の上達ぶりだったぞ。
この間、私も負けたばかりだ。
千歳 ちょっと勇那!またそうやって甘やかすから…。
わかったわ、この位にしておきましょう。
でも、勇那が負けたと言うのは気になるわね。
千歳 それなら、私にも成長ぶりを見せてもらおうかな。
もし嘘だったら、杏珠は特別補講と…
茸狩りも手伝ってもらいましょう。
杏珠 (主人公名)ちゃん頑張って!
お願いだから勝ってください!
(戦闘終了)
千歳 あらあら、本当にすごい上達ぶり。
ここまでとは思わなかったわ。
勇那 後半はかなり本気のようだったが。
…抜かれたんじゃないか?
千歳 (ぎくっ)
妖夢 (あらら、自分のことを棚に上げちゃって)
勇那 妖夢さん、何かいいましたか?
妖夢 いえ、何にも?
杏珠 じゃ、千歳先生!
私達は先を急ぎますんで!
千歳 仕方ないですね、今日の所は見逃すとしましょう。
璃鈴さんの所に行くなら、
粗相のないようにするのですよ。
杏珠 はーい、行ってきまーす♪

vs 竜胆

杏珠 竜胆(りんどう)先生、何してるんですか?
竜胆 あー、千歳が病気でね。
薬草とか食材を集めてるの。
竜胆 また病気の薬が高くてさ。
金目の石とか持ってたら、譲ってくれない?
食べ物でもいいけど。
杏珠 そうですか。
ところでさっき、健康そうな千歳先生と会いましてね?
貧乏な竜胆先生のために、茸狩り中でしたが。
竜胆 …杏珠さん、お腹が空いたので
ご飯をおごってください。
妖夢 うわ、ダメな大人がいる。
杏珠 教師が生徒にたかるとは何事ですか。
竜胆 確かにそうね、悪かったわ…。
(主人公名)、コダマ遊びをしましょう。
私が勝ったら財布を置いていきなさい。
勇那 (主人公名)、ちょっとこいつシメてやれ。
その後で通報するから。
(戦闘終了)
竜胆 く、教師に手をあげるなんて…。
なんて酷い生徒なの!?
勇那 その生徒からカツアゲしようとしておいて何を言う。
(主人公名)、ほっといて行こうか。
竜胆 ごめんなさい、今月ほんとピンチなんですー。
助けてくれないと、この怪しい茸とかで
飢えを凌ぐことになるんですー。
勇那 なるほど、飢え死にか毒死だな。
竜胆 あ、やっぱり毒キノコなんだこれ。
杏珠 飲み歩いてばかりいるからですよ…。
はいこれ、私達のお弁当の残りですけど。
あと、今晩は千歳先生が茸汁を作ってくれます。
竜胆 わーい、杏珠ちゃんありがとう!
お礼に結婚してあげる!
杏珠 先生、それ耳タコです。
お願いですから自立してください。
妖夢 (この人、毎月こうなのか…)

vs 樟葉

杏珠 樟葉(くずは)さんこんにちはー。
何してるんです?
樟葉 こんにちは。
薬草とかハーブを集めてるの。
勇那 ハーブと言えば。
この間の椿油、香りがよくて気に入っているよ。
高級品なのにありがとうな。
樟葉 あれは種子から取るものですけどね。
気に入って頂けて何よりです。
樟葉 もっとたくさん取れればいいのですけど。
私も髪が長いから、手入れが大変で。
杏珠 二人とも、長くて奇麗な髪ですもんね。
樟葉さんは伸びるのも早そうだし…
いえ何でもないです。
樟葉 …杏珠ちゃん?
そこに正座して、何でそう思ったか言ってごらん?
杏珠 わ、私じゃないですよ!?
陽毬さんが「樟葉って絶対むっつりだよね」とか
「だから髪が長いんだよ」とか言ってただけで!
樟葉 そう、あの噂の出所は杏珠ちゃんだったの。
妖夢 (あ、怒ってる。
ものすごく怒ってる)
杏珠 私じゃないですってばー!
樟葉 陽毬には自白剤まで試したけど、
犯人じゃなかったのよね…。
杏珠 (ぎくっ)
勇那 恐ろしいことを…。
そんなに嫌だったのか。
樟葉 お酒を飲むと脱ぎだすとか?
キス魔になるとか?
「普段我慢してるからだよね」とか何とか?
杏珠 (ぎくぎくっ)
妖夢 杏珠さん、心の声がだだ漏れです。
樟葉 (主人公名)ちゃん、ちょっと杏珠ちゃんを借りるわね。
大丈夫、新薬の実験に使うだけだから。
勇那 陽毬のセクハラが酷かった時は、
激マズ風邪薬の試飲100連発とか聞いたな。
勇那 そうだ、虫下しとかもあった。
丸一日トイレから出れなかったらしいが。
妖夢 わお。
ていうか、陽毬さんもめげずによくやりますね。
杏珠 ごめんなさい、ほんの出来心だったんです!
(主人公名)ちゃん、助けてー!
樟葉 …邪魔をするなら、
(主人公名)ちゃんも容赦しませんよ?
さあ、観念しなさい!
(戦闘終了)
杏珠 さすが(主人公名)ちゃん!
よし、今のうちに!
樟葉 あ、杏珠ちゃん!?
はぁ、あの子はまったくもう。
勇那 まぁまぁ、そこまで気にしなくても。
そんなウワサ、本気で信じる人なんていないさ。
樟葉 …最近、宴会の度に
陽毬やせつなちゃんが寄ってくるのよ。
樟葉 度数の強いお酒を持って。
…せつなちゃんは、映写機まで用意して。
勇那 …よくわかった。
杏珠には後できつく言っておこう。

vs 千鶴

千鶴 杏珠、うちのバカ見なかった?
こっちに逃げてきたと思うんだけど。
杏珠 律さんですか?
見てないですけど…今度は何をされたんです?
千鶴 私のお気に入りのハンカチを、
酒蔵で雑巾代わりに使われてさ。
洗っても汚れとお酒の匂いが落ちなくて。
千鶴 仕返しに、あいつのお気に入りのバンダナを
ぬか漬けにでも突っ込んでやろうと思ってるんだけど。
杏珠 あはは…。
相変わらず、お酒が苦手なんですね。
千鶴 この間貸した服も、お酒まみれで返ってきたし。
まぁ、(主人公名)が必死にフォローするから
見逃してやったけどさ。
杏珠 この間…
あ、もしかして私が転んでぶちまけた時の。
勇那 は?
千鶴 …杏珠ちゃん、何の話かな?
杏珠 (主人公名)ちゃん、後は任せた!
(主人公名)ちゃんが勝ったら
聞かなかったことにしてください!!!
千鶴 あ、ちょっと杏珠こらー!
(戦闘終了)
千鶴 いてて…。
杏珠、いきなり何を言いだすの!
(主人公名)も素直に従わない!
杏珠 律さんの臨死体験の話が怖くて、つい。
勇那 つい、じゃないだろ。
杏珠、お前が悪いなら素直に謝れ。
杏珠 うう、服を汚しちゃってすいませんでした…。
千鶴 素直でよろしい。
まったく、ちゃんと謝るなら何もしないわよ。
千鶴 そういう理由だったのね。
律の方から素直に謝ってくるなんて、おかしいと思った。
少し見直したわ。
千鶴 …お値段高めの服だったけど、
あまり怒らないでおいてよかった。
杏珠 ごめんなさい…。
千鶴 いいわよ、あれはシミにもならなかったし。
ところで、この間のフォンダンショコラ
すっごく美味しかったなー。また食べたいなー♪
杏珠 …了解です千鶴様。
近日中にお届け致します。
勇那 相変わらずの超甘党だな。
酒蔵の娘がこれでは、阿澄家も大変だ。
千鶴 好きなものは仕方ないじゃないですか。
というわけで(主人公名)、気が向いたらウチに顔を出して
売上に貢献してやってよ。
杏珠 わかりました、今度行ってみます。
…千鶴さんは、お菓子を食べすぎて
太らないよう気を付けてくださいね。
千鶴 その時は、あんたをしばいて
カロリー消費するから大丈夫よ。
杏珠 …頑張って低カロリーに仕上げてきます。
「阿澄酒蔵」に移動可能になりました。

vs 弓月 - シナリオ#08ボス戦

弓月 あ、(主人公名)さん!
新しいお守りを作ったんですよ、
是非見て行ってください!
妖夢 お守り?
杏珠 この人は弓月(ゆづき)さん。
えーと、行き倒れて璃鈴さんに拾われた神様。
弓月 杏珠さん、その紹介はちょっと。
妖夢 はぁ、神様ですか。
ご利益は何なのです?
弓月 か、家内安全とか学業成就とか
色々ありますよ?
勇那 嘘を言え。
駆け出しのお前にできることは…。
弓月 コダマ遊びも得意ですよ!?
早速お見せいたしましょう!
弓月 で、私が勝ったら
お守りを買っていってください!
杏珠 …弓月さん、今月も生活は苦しいの?
弓月 …少しばかり。
(戦闘終了)
弓月 あう、信仰ゲットのチャンスが…。
勇那 そういうのは押し売りと言うんだ。
まったく、ちゃんと自分の魅力とご利益で集めろ。
妖夢 さっき勇那さんが言いかけてましたけど、
結局ご利益は何なのですか?
勇那 …家内清潔、とでも言うのかな。
妖夢 は?
杏珠 弓月さんはね、
空気を奇麗にする程度の能力を持ってるの。
弓月さんに掃除してもらうと、すごくすっきりするよ。
妖夢 それは…微妙ですね。
弓月 外では大人気なのに…。
花粉症のシーズンとか。
杏珠 かふんしょお?
妖夢 それなら、なんで外の世界に行かないのです?
勇那 春が過ぎると、食いっぱぐれるからだったかな。
妖夢 ダメじゃないですか。
弓月 わ、私だっていつか立派な神様になって、
みんなのお願いをどんどん叶えちゃいますから!
ぐぎゅるるる…。
弓月 …だから、今は私のお願いを聞いてください。
というかご飯をください。
杏珠 …余り物のお菓子でよければ、どうぞ。
「エルガーデン」に移動可能になりました。
一度「ポータブルスキマ」などで脱出してから移動してください。
シナリオ#08終了

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最終更新:2011年10月22日 14:49
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