環 |
ちーっす(主人公名)先輩、調子いいらしいっすね! ウチのジムに移籍しませんか!? |
勇那 |
環、会話に脈絡がないぞ。 |
ルーベル |
いきなり何? 見たことない子だけど。 |
環 |
あ、はじめまして。 環(たまき)と言います。 |
勇那 |
琴月町にあるコトツキジムの、 ジムリーダーの妹だ。 |
ルーベル |
へー、オウカジム以外にもジムってあったんだ。 |
勇那 |
できたのは最近だから、 まだまだ規模は小さいけどな。 |
環 |
琴月町自体の人口が少ないから、 色々と大変なんすよー。 揚羽さんに比べたら、姉さんもぺーぺーだし。 |
クレハ |
で、新進気鋭の(主人公名)に目をつけとるワケか。 |
環 |
ええ! 有名な(主人公名)さんが指導に加わってくれたら、 宣伝効果ばっちりっす! |
勇那 |
生々しいな。 |
ルーベル |
そうなるとさ。 (主人公名)には本戦で活躍してもらった方がいいから、 ここで妨害しちゃマズイんじゃない? |
環 |
あ、ボクが勝ったら勝ったで 「(主人公名)さんに勝ったコダマ使いが指導!」 とか謳おうかと。 |
クレハ |
腹黒いな。 |
勇那 |
まぁ、お前が活躍して有名になるのが 一番話は早いよな。 |
環 |
と言うわけで勝負っす! ウチのジムのために、(主人公名)さんに勝って 箔をつけさせてもらいますよ! |
(戦闘終了) |
環 |
あいたたた…噂に違わぬ強さっすね。 |
ルーベル |
指導者やってるだけあって、あんたも結構強いんだね。 |
勇那 |
そう言えば、千紗は千花祭に出てないのか? |
ルーベル |
千紗? |
環 |
千紗は姉っす。 「忙しいからやめておく」って言ってました。 いい宣伝になると思うんすけどねー。 |
ルーベル |
へー、強いの? |
勇那 |
揚羽ほどじゃないが、かなり強いぞ。 |
クレハ |
ちなみに、たまきちとは全然似てないよ。 質実剛健って感じの姉や。 |
勇那 |
確かに。参加しなかった理由も、 「見世物みたいで嫌だ」とかかもしれないな。 |
環 |
そうなんすよー。 ちょっと性格が固くて、扱いに困ってるんす。 |
勇那 |
ま、そこはお前がうまくサポートしてやれ。 |
環 |
そうっすね、頑張ります。 それじゃ、(主人公名)さんも頑張ってください。 |
環 |
で、優勝したらぜひ ウチのジムに遊びに来てください! まずは無料で体験入会からでも…。 |
勇那 |
すまないが、宣伝は後にしてくれ。 |
ルーベル |
すでにマネージャーみたいだね…。 商魂たくましいなぁ。 |
棗 |
(主人公名)、師匠について何か知らない? 居場所とか、何してるかとか。 |
クレハ |
おろ、いつもなら第一声は 「(主人公名)、勝負だ!」なのに。 |
勇那 |
珍しくしおらしいな。 いつもの元気はどうした? |
棗 |
ここ数ヶ月、師匠の姿が見えないのよ。 何かあったんじゃないかと心配で…。 |
ルーベル |
この子は? というか師匠って誰? |
勇那 |
(主人公名)の幼馴染で、姉弟子でもある棗(なつめ)だ。 師匠ってのは、杏珠の姉で杏璃(あんり)というコダマ使い。 強いぞ。 |
クレハ |
強いどころか、瓏界最強やね。 |
ルーベル |
あー、名前だけは聞いたことあるかも。 |
勇那 |
顔を見たことはないと思う。 放浪癖があって、滅多に家に帰らないからな。 |
棗 |
それでも、半年近くもずっといないのは珍しいのよ。 ねぇ、何か知らない? |
クレハ |
ウチ、最近会ったよ。 妖怪の山で。 |
勇那 |
瓏界の外にまで出てるのかよ。 |
棗 |
ほんとに!? 元気だった?様子はどうだった!? |
クレハ |
ちょ、苦しいよ!喋れへん! |
棗 |
あ、ごめんなさい。 |
クレハ |
けほっ…。慌てなさんなって。 そんな心配しなくても、元気だったよ。 大事な仕事があるとかで、忙しそうにしてたけど。 |
勇那 |
大事な仕事? また厄介事に巻き込まれてるのか。 |
ルーベル |
あ、そういうキャラなんだ。 |
棗 |
そっか、無事なんだ。 よかった…。 |
ルーベル |
その師匠、ずいぶん好かれてるんだね。 |
勇那 |
憧れてる子は多いよ。 私から見ても、まぁかっこいい人だと思う。 |
ルーベル |
へー、私も会ってみたいな。 |
棗 |
そうとわかったら…勝負よ、(主人公名)! 絶対に優勝して、師匠に褒めてもらうんだから! |
クレハ |
お、やっといつもの調子が出てきた。 頑張れー。 |
勇那 |
まぁ、これぐらいの方が棗らしくていいよ。 頑張れー。 |
ルーベル |
二人とも、どっちの味方なのよ。 |
(戦闘終了) |
棗 |
うあー、まだイマイチだわ…。 |
クレハ |
そう? それなりにいい動きだったと思うけど。 |
ルーベル |
ちなみに、今の霊印はいくつ? |
棗 |
…2個だけよ。 いいの、これから取り返すから! |
勇那 |
しかし、そんな気もそぞろの状態で よく千花祭に参加しようと思ったな。 |
棗 |
…このお祭り、幻想郷中に知れ渡ってるんでしょ? もし私が優勝したら、師匠も「おめでとう」って 言いに来てくれるかなって。 |
ルーベル |
恋する乙女か。 |
クレハ |
かなり違う気がするけど、 まぁ気持ちはわからなくもないよ。 |
勇那 |
妖怪の山にいるなら、間違いなく新聞が届くだろ。 今からだって十分挽回できるさ、 自分のペースで頑張りな。 |
棗 |
…そうだね、ありがとう! じゃ、私はとりあえずコダマを休ませてくる。 (主人公名)、次は負けないからな! |
ルーベル |
なんで敵に塩を送るかなー。 |
勇那 |
いいだろ別に。 そもそも、敵の前に友人なんだよ。 |
勇那 |
(しかし杏璃の仕事か…気になるな) |
クレハ |
後で時間が空いたら、詳しく聞いてこようか? まだ同じ場所にいるかはわからんけど。 |
勇那 |
…そうしてくれると助かる。 ちょっと引っかかるんだよな。 |
クレハ |
あいよ。 じゃ、ちゃっちゃと進むとしよか。 |
杏珠 |
あ、(主人公名)ちゃん達。 やっほー♪ |
蛍 |
やっほー♪ |
勇那 |
やっぱりいたか…。 |
ルーベル |
まぁ、そんな予感はしてたよ。 |
クレハ |
逃れられない運命ってあるんやな。 |
杏珠 |
久しぶりに会った友達に、 そのリアクションはないと思うんだけど。 |
勇那 |
いやほら、お前達は強いからさ。 どうしても警戒してしまうんだよ。 |
杏珠 |
えー、そんなことないよー♪ |
蛍 |
えへへ、褒められたー♪ |
クレハ |
ぱっと見は素直ないい子なのになー。 |
ルーベル |
使うコダマは、どうしてあんなに怪力なんだろうね。 |
勇那 |
(主人公名)、この二人相手に長期戦は不利だ。 速攻でカタをつけろ。 |
杏珠 |
あ、またそういうこと言って。 私達だって絶好調だもん、今日こそは勝たせてもらうよ! マリサちゃん、お願い! |
|
どーん! |
クレハ |
なんと盛大な自爆…! |
ルーベル |
相変わらずすごいパワーだね、洞窟が揺れてたよ? |
杏珠 |
次は当てます! |
勇那 |
待て待て、まだこっちの準備ができてない! 急げ(主人公名)! 生身で受けたら命が危ないぞ! |
(vs杏珠戦終了) |
杏珠 |
いたーい、身体中がすごくいたーい。 |
勇那 |
調子に乗って暴走しまくるからだ…。 |
ルーベル |
相手に勝とうとする前に、 まずは自分との戦いに勝たないとね! |
クレハ |
その「今、私いいこと言った!」的なドヤ顔やめて。 |
杏珠 |
でも私達は二人で一人! 今度は蛍ちゃんが相手を…あれ、蛍ちゃん!? |
勇那 |
あ、さっき流れ弾を喰らってたっけ。 朦朧としてる感じだけど…大丈夫か? |
蛍 |
…うーん、もう食べられない…。 |
ルーベル |
あ、平気そう。 しかしまたベタな寝言を。 |
蛍 |
もう食べられない…とは言わせませんよ…。 |
クレハ |
…誰に何を盛っとるんや。 |
杏珠 |
蛍ちゃん起きてー! |
蛍 |
ふふふ、泣いて謝っても… あ、杏珠ちゃん。私…? |
杏珠 |
蛍ちゃん、大丈夫? よかったー。 |
ルーベル |
夢の内容について、詳しく聞くか忘れるか どっちにするべきだと思う? |
勇那 |
…忘れる方向で。 蛍、杏珠が負けちゃったけど、どうする? |
蛍 |
あれ、いつの間にか負けちゃったんだ。 |
杏珠 |
蛍ちゃんごめんねー。 |
蛍 |
大丈夫だよ、杏珠ちゃん! 私がどかーんとやっつけちゃうから! |
勇那 |
(主人公名)、またどかーんとやられる前に 早くコダマを呼び出そう。 |
(vs蛍戦終了) |
蛍 |
(主人公名)ちゃんすごーい! やっぱりつよーい! |
杏珠 |
えへへー、そうでしょー。 強くてすごくてかっこいいでしょー。 |
勇那 |
だからなんでお前が胸を張るんだ。 |
杏珠 |
えー、家族が褒められたら嬉しいよー。 |
ルーベル |
(…(主人公名)って、杏珠の家に居候してるだけだよね?) |
クレハ |
(いやまぁ、仲よさそうだし家族ってことでええんやん?) |
勇那 |
苦しかったが、まぁなんとかなったな。 それじゃ私達はここで…。 |
杏珠 |
あ、私はもう回復したから もう一回勝負しようよ♪ |
蛍 |
私はその間に休んでるねー。 |
クレハ |
…なるほど、この流れで揚羽を下したんか。 |
勇那 |
ところで、さっき棗に会ったぞ。 杏珠、棗に着せたい衣裳があると言ってたろ。 |
勇那 |
(主人公名)にボロボロに負かされたばかりだから、 まだそこで休んでるんじゃないかな。 |
杏珠 |
(主人公名)ちゃんごめん! 急に用事ができたから、また後で! |
蛍 |
あ、杏珠ちゃん待ってー。 |
ルーベル |
…棗って、さっき会った赤い髪の子だよね。 どゆこと? |
勇那 |
陽毬曰く、瓏界で一番スタイルがいいのは彼女らしい。 モデルになって欲しいと、杏珠がずっと狙ってる。 |
ルーベル |
…人に服を着せて、何が楽しいんだろ。 |
勇那 |
「可愛い子が、可愛い服を着て、可愛い格好をしていると すごく幸せな気分になる」 とか、前に杏珠から聞いたけど…私にもよくわからん。 |
クレハ |
…女として、そこまで服装に無関心なのもどうかと思うけど。 まぁ、趣味嗜好は人それぞれやろ。 気にしても仕方ないし、さっさと奥に行っちゃおうよ。 |
|
(勇那ー!あんた覚えてなさいよー!) |
|
(棗ちゃーん!待ちなさーい!) |
クレハ |
あ、なつめろの悲鳴と狩人の咆哮。 |
ルーベル |
…何それ、棗って子のあだ名? |
勇那 |
…まぁ、気にせずさっさと奥に行こうか。 |
玉望 |
よく来たな、(主人公名)! 我が野望に害を為す愚か者よ! 地獄の炎に焼かれ、塵も残さず滅び…! |
勇那 |
(主人公名)、この変な人の変な演出は気にするな。 さっさと始めてさっさと帰ろう。 そしてさっさと忘れよう。 |
玉望 |
ちょっと勇那、いいところで遮らないでよ! |
勇那 |
どうせ風李の本の丸パクりでしょう…。 恥ずかしいので、意味不明なキャラ作りをしないでください。 |
玉望 |
私で最後って聞いてたからさー。 クライマックスっぽく盛り上げようと、 頑張ってセリフを覚えてきたのに。 |
クレハ |
むしろどん引きして盛り下がっとるよ…。 |
ルーベル |
…花見の時と印象が違い過ぎるんだけど。 この人、勇那のお母さんだよね? |
勇那 |
いや、余所のおばさんだ。 私とは縁もゆかりもない。 |
玉望 |
勇那ちゃんったら、母親に向かってなんてことを言うの!? |
勇那 |
私に文句を言う前に、もう少し母親らしく… というより、常識ある大人らしく振る舞ってください。 |
ルーベル |
(主人公名)、今のうちに本人を攻撃して 霊印を強奪しちゃえ♪ |
クレハ |
やめとき。 玉望ちゃんは瓏界の管理者で、能力制限がないから コダマ6体がかりでも勝てるか怪しいよ。 |
勇那 |
普通は違うんだけどな。 瓏界内では、最強クラスのコダマ使い相手だと 紫様でも手を焼きかねない。 |
勇那 |
(あ、今は瓏界の結界自体が弱まってるから そうでもないのかな?) |
ルーベル |
えー、何それずるーい。 |
玉望 |
ずるくないわよ。 私達の能力が普通に使えないと、 瓏界の維持とかが大変なんだから。 |
勇那 |
話が長くなりそうだ…。 (主人公名)、無視して早く始めてしまえ。 |
玉望 |
わかったわよ、仕方ないわね。 さて、去年は相手にもならなかった貴方が どこまで成長したか…見せてもらうわ! |
(戦闘終了) |
玉望 |
(主人公名)よ、よくぞ我を倒した。 だが我が滅びようとも第二、第三の魔王が… |
ルーベル |
え、そのネタまだ引っ張るの? |
クレハ |
魔王ちゃうし。守護者やし。 しかも既に六番目の。 |
玉望 |
…第七、第八の守護者が汝の前に。 |
勇那 |
むりやり言い直さなくていいですから! しかも内容がおかしいし! |
玉望 |
外野うるさーい。 オーソドックスは知性の墓場よ、 何事も遊び心が大切で…。 |
勇那 |
ええと…(ごそごそ)あったあった。 これが母様の霊印だ。 (主人公名)、予選通過おめでとう。 |
玉望 |
勇那、勝手に人の仕事を取らないで! |
勇那 |
母に「空気を読めない人はスルーするに限る」と 教わりましたので。 |
ルーベル |
やったね、星鏡にまた一歩近づいた♪ |
クレハ |
おめでとー。 これ、通過順でシードとかあったりするん? |
勇那 |
特にないよ。 本戦の組み合わせは、当日にくじで決める。 |
玉望 |
まぁ、(主人公名)が期待通りでよかったわ。 予選はもうしばらく続くけど、貴方達はどうするの? |
クレハ |
…? 特にやることもないし、他の人の冷やかしかな。 |
ルーベル |
外の予選の様子を見に行くのは? |
勇那 |
残念だが、そっちの予選はもう終わってる。 花見で会った人だと… アリスさんや咲夜さんが通過済みだな。 |
ルーベル |
それじゃ仕方ないね、こっちの様子を見て回ろうか。 |
クレハ |
しかし随分長くかかったなー。 |
勇那 |
本戦は32名のトーナメントだから1日で終わるよ。 というか、瓏界側の予選参加者が多すぎたせいで ここだけ凄く時間をとられた。 |
玉望 |
せっかくのお祭りだけど、 全員参加とは行かないから仕方ないわよ。 |
ルーベル |
それじゃ落ちた人達の分まで頑張らないとね! 絶対優勝だよ、(主人公名)! |
勇那 |
良いセリフなのに、お前が言うと 全然違う意図が見え隠れするんだが…。 |
玉望 |
それじゃ、詳細とか日時が決まったら連絡するわ。 本戦でも頑張ってね。 |
勇那 |
今日はとりあえず帰ろうか。 お疲れ、(主人公名)。 |
ルーベル |
お疲れ様♪ もう一息だよ、頑張って! |
クレハ |
この時は夢にも思いませんでした。 まさかあんな大惨事が、私達を待っていたなんて…。 |
勇那 |
不吉なことを言うな! |
|
「桜華神社」に移動可能になりました。 一度「ポータブルスキマ」などで脱出してから移動してください。 |
シナリオ#20終了 |