桜華神社 |
玉望 |
赤い妖狐が、勇那をさらっていった…ねぇ。 |
クレハ |
玉望ちゃん、赤那に心当たりはある? |
妖夢 |
「あかな」って…。 |
クレハ |
赤い勇那だから、赤那。 どうよ? |
玉望 |
どうでもいいわよ。 心当たりは全然ないわね。 瓏界の妖狐は、ウチにいる5人だけのはずよ。 |
ルーベル |
見知らぬ妖狐が、星鏡目当てで 瓏界に乱入してきたとかは? |
玉望 |
勇那と同等の術を使える妖怪で、 見知らぬ外部の子ってことはないと思うんだけど。 やっぱり星鏡から出てきたんじゃないの? |
璃鈴 |
そうねー。 状況も、私達の願いを叶えた時と似てるし。 |
ルーベル |
となると、結局星鏡には願い事を叶える力が残っていて…。 しかも、願い事を叶える条件が 空を染め上げる程の星の光だったってこと? |
輪華 |
条件は違うと思うんだけどなー。 流れ星関係は美月さんも試してたはずだよ。 保管されてたのも星が見える場所だし。 |
ルーベル |
でも、今日起こった特別なことって言ったら 流星群と恐ろしく明るい流れ星だけだよ? |
璃鈴 |
(…隕石が条件だと思ってたけど、そうじゃなかったのかな) |
クレハ |
千花祭は、人がたくさん集まって たくさんの人がコダマ遊びをしただけか。 関係はなさそうかの。 |
輪華 |
となると…星鏡は星の光か何かを溜めていて、 それが一定量を超えると発動する、とか。 |
ルーベル |
…なんか腑に落ちないけど、とりあえず置いておこう。 玉望さん達が願いを叶えた時、星鏡は? |
玉望 |
そのままよ、消えたりはしなかった。 今日のことだけど、誰かが持っていったってことはないの? |
妖夢 |
私達以外には誰もいなかったので…。 持って行ったとしたら、当の赤那さんぐらいかな。 |
風李 |
となると、一番可能性が高いのは…。 願い事を叶えるために、星鏡から赤那が出てきて、 勇那姉様と星鏡を連れ去ったってこと? |
輪華 |
…そうなっちゃうね。 |
祢々 |
…なんで連れていっちゃったんだろう。 |
クレハ |
…勇那の願い事を叶えるため? |
ルーベル |
やっぱり、勇那の願い事なのかな。 |
妖夢 |
星鏡を最後に持っていたのは 勇那さんでしたので…多分。 |
杏珠 |
勇那さんの願い事って…何? |
クレハ |
勇那の願い事ねぇ。 悩みごとならいくらでも思いつくけど。 |
妖夢 |
仕事が忙しい。 |
ルーベル |
頼られ体質で、何かと苦労が絶えない。 |
風李 |
…仕事をなくすのが願い? |
輪華 |
勇那姉様の主な仕事って、 瓏界の監視とか結界の修復なんだけど。 仕事をなくそうと思ったら…。 |
クレハ |
瓏界ごとなくしちゃうとか? |
ルーベル |
それじゃ本末転倒でしょ。 精々「お手伝いさんが欲しい」とかじゃない? |
祢々 |
…勇那姉様、最近よく 「自分がもう一人いればいいのにな」 って言ってた気がする。 |
璃鈴 |
…。 |
風李 |
…。 |
妖夢 |
…もしかして、それが願い事じゃないです? |
玉望 |
否めない…。 「平和に暮らしたい」という願いで、 「新しい平和な異世界」を作っちゃった鏡だし。 |
クレハ |
それだと、赤那が出てきた時点で叶っとるやん。 勇那を連れ出した理由がわからん。 |
風李 |
勇那姉様、夕飯の時に 「たまにはゆっくり休みたい」とか言ってなかったかしら。 |
輪華 |
あれ、「たまには旅行にでも行きたい」じゃなかったっけ? |
ルーベル |
…実は今頃、のんびり温泉に浸かってたりして。 |
璃鈴 |
それならむしろ安心だけど…。 とにかく、何とかして勇那ちゃん達を探さないと。 |
クレハ |
と言っても、どうやって探したもんか。 そもそも、まだ瓏界の中にいるかどうかもわからん。 |
玉望 |
その子、勇那と同じ術で移動したんでしょ? 私達はその痕跡を追ってみるわ。 |
杏珠 |
へー、痕跡とかでわかるんですか。 |
玉望 |
うーん、あまり当てにはならないのよね。 と言うわけで、貴方達は蓮華樹海に行って欲しいのだけど。 |
クレハ |
なるほど、瑞薙(みずち)に頼むんか。 |
妖夢 |
蓮華樹海?瑞薙? …あれ、以前どこかで聞いたような。 |
璃鈴 |
私と玉望ちゃんの親友よ。 まぁ、細かいことは直接会って聞いてみて。 |
クレハ |
簡単に紹介すると…コダマを作った張本人で、 瓏界で一番探し物が得意な人や。 |
竜胆 |
(主人公名)、ちょっと聞いてよ! 守護者役を頑張ったのにさ、綾乃と千歳が 私のお給料を全部持ってっちゃったの! |
ルーベル |
綾乃さんって、確か…。 |
クレハ |
こよみ亭の女将さん兼料理長で、杏珠のお母さん。 |
杏珠 |
竜胆先生がずっとツケを溜め続けてるからでしょ? ていうか、あれでもまだ足りてないんですけど。 千歳先生にも相当借りてたそうじゃないですか。 |
竜胆 |
いやまぁそうなんだけど、 私が可哀そうだと思わない? ねぇ、賞品をたんまりもらったばかりの(主人公名)さん。 |
ルーベル |
うん、まぁ言いたいことはわかった。 |
クレハ |
そうやな、可哀そうやな。 (主人公名)がトドメを刺してくれるから安心しいや。 |
竜胆 |
いやいや、別に全部よこせと言うワケじゃないの! というか知ってるから! 家賃代わりに賞品を綾乃さんに渡したことも! |
杏珠 |
ええまぁ、我が家の家計に 大きく貢献してもらってますね。 |
竜胆 |
と言うわけでですね。 「賞品の分、竜胆先生に優しくしてあげて」とか 「竜胆先生にご飯を奢ってあげて」と…。 |
竜胆 |
…あの、皆さんなんで私を包囲するんですか? |
妖夢 |
実は私達も、あなたに用があるんですよ。 …輪華さんが言ってたんですが、 緑色の霊印だけ数が全然足りないそうで。 |
竜胆 |
…えーと、何の話でしょうか。 |
杏珠 |
そう言えばアレって、輪華堂からのリース品だったよね。 緑色というと、竜胆先生が持ってた霊印だったかな? |
竜胆 |
そうだっけ、よく覚えてないなぁ。 ところで、私ちょっと急用を思い出したんだけど…。 |
ルーベル |
よし(主人公名)、この先生をシメて 霊印の在り処を吐かせよう。 で、私達で頂こう。 |
妖夢 |
奪回を頼まれたのに、私達が強奪してどうするんですか。 |
クレハ |
そこの青いのは無視して…。 とりあえず、ちょっと痛い目にあわせてから 千歳のところに連行しよか。 |
(戦闘終了) |
竜胆 |
もう、ちょっと返し忘れてただけなのに…! |
クレハ |
ちなみに、霊印って売ったらどれくらいになるの? |
竜胆 |
実はこれが結構いい品でさ、数週間は食うに困らな… いんじゃないかなーって予想してるんだけど。 |
杏珠 |
売る気満々で下調べ済みじゃないですか。 |
妖夢 |
千花祭で下調べしたり、買い手を探したりしてたから 横取りがバレたんですけどね。 アリスが教えてくれました。 |
竜胆 |
アリスさん、交渉の時はノリノリだったのに…! |
クレハ |
竜胆ちゃんの胡散臭さを感じ取ったんやん? あと、二人がコダマ遊びをしている間に 言符で千歳を呼んだから…。 |
千歳 |
裁符「インドラの矢」! |
|
(バチバチッ!) |
ルーベル |
わーい、久しぶりに見たー。 |
妖夢 |
な、何事ですか!? |
杏珠 |
えーと、千歳先生の雷が落ちました。 |
千歳 |
ちょうど近場にいてよかったわ。 クレハ、ありがとね。 この粗大ゴミはこっちで引き受けます。 |
杏珠 |
千歳先生、よろしくお願いします。 |
クレハ |
よろしゅー。 そいじゃ、ウチらは先に行くね。 |
千歳 |
はい、怪我のないように気を付けてね。 |
竜胆 |
千歳、怪我が痛い。 あと不意打ちは酷い。 |
千歳 |
何言ってるの。 しっかり直撃は避けてるくせに。 かなり正確に狙ったつもりなんだけど。 |
竜胆 |
いやまぁ、どえらい殺気が飛んできたので。 |
千歳 |
…まったく、恥ずかしいことばかりしないでよね。 臨時収入も入ったし、ご飯くらいなら奢ってあげるから。 |
竜胆 |
その臨時収入って、私の給料を横取りしたヤツだよね? |
千歳 |
貸してたお金を返してもらっただけでしょ。 しかもまだ全然足りてないし。 それより、ご飯はいらないの? |
竜胆 |
是非お願いします。 …けど、痺れて動けないからもうちょっと待って。 |
モニカ |
うわ、本当に来ちゃった。 |
杏珠 |
あれ、モニカさん。 こんなところで何してるの? |
妖夢 |
どちら様ですか? |
杏珠 |
お姉ちゃんに弟子入りしてるモニカさん。 珍しいね、お姉ちゃんは一緒じゃないんだ。 |
モニカ |
その杏璃先生に頼まれたの。 (主人公名)がここに来るはずだから、 邪魔をしてくれって。 |
ルーベル |
は? 私達、急いでるんだけど。 |
モニカ |
そうらしいね。 でも、先生は「(主人公名)達のため」って言ってたんだ。 それに簡単に通しちゃうと、私の身も危ないので…。 |
クレハ |
なんやそれ? 杏璃のやつ、何を考えとるんやろ。 |
モニカ |
ま、とにかくそういうわけなんで。 (主人公名)、ここを通りたかったら 私を倒して行きなさい! |
(戦闘終了) |
モニカ |
うあー、全然足止めできていない! これはやばいことになるかも…。 |
妖夢 |
杏璃さんって、そんなに怖い人なんですか? 棗さんの時といい、随分恐れられているように見えるのですが。 |
クレハ |
いやー、人当たりのいい優しい子だよ? ただ、ちょっと色々ぶっ飛んでるだけで。 |
ルーベル |
どゆこと? |
杏珠 |
お姉ちゃん、たまに基準がおかしくなるの。 「私が簡単にできるから、あなたも簡単にできるはず」 みたいに。 |
モニカ |
コダマを鍛えるのに、「これを受け止めてね」と 私より大きい岩をどかどか落とされた時は どうしようかと思いました。 |
妖夢 |
なんという無茶振り。 |
モニカ |
喚く私に、「じゃあ手本を見せるわね」と 受け止めるどころか叩き割り続ける様を見て どうしようもないと思いました。 |
杏珠 |
(主人公名)ちゃんの時は、 「滝を逆流させてみましょう」って言うのもあったなぁ。 |
ルーベル |
なんでそんな人に弟子入りしたのよ。 |
モニカ |
別に四六時中こうってワケじゃないのよ。 むしろ普段は、強くて優しくてすごく良い先生なの。 |
杏珠 |
ただ、責任感が強いのか何なのか…。 (主人公名)ちゃんや棗ちゃんが負けたりすると、 「私の指導が悪かったのかな」ってなっちゃうの。 |
クレハ |
それで「この鍛え方じゃ足りない!」とかになって、 さっきみたいな無茶振りを始めるのか。 |
モニカ |
異常に勘がいいから、負けたことを隠してもバレるし…。 というわけで、次は絶対に通さないから覚悟してね。 |
クレハ |
え、まだ何かあんの? |
モニカ |
そういう指示なもんで。 それじゃまた後でねー! |
ルーベル |
…結局、何だったんだろう。 |
杏珠 |
お姉ちゃんの居場所を聞いて、 直接問い質しに行けばよかったかな。 |
クレハ |
狙いが全く読めんなー。 というか杏璃はいつの間に帰ってきたんやろ。 こないだ、まだまだ忙しいって言ってたんやけど。 |
マホロ |
あ、ルーベル。 ちょうどよかった、貴方に用があったの。 |
ルーベル |
ん、何か悩み事? コレ次第で何でも請け負うけど。 |
杏珠 |
(友人からのお願いに、躊躇なく代金を請求した…!) |
妖夢 |
(素晴らしいほどにたくましい商魂ですね) |
クレハ |
(守銭奴にも程があるな) |
マホロ |
…借金の額を少し減らしておいてあげるから。 この魔道書がひどく難解でね、 解読を手伝って欲しいんだけど。 |
ルーベル |
ふーん、マホロが読めないって相当だね。 …って、それ私が売りに出した魔道書じゃん。 |
クレハ |
ああ、こないだ食料を焼いちゃった時に 色々質に入れたって言ってたっけ。 あれ、買い手がついたんか。 |
マホロ |
これ、貴方の魔道書だったの!? 道理で字は汚いわ、暗号は支離滅裂だわで どうにもならなかったわけね…。 |
ルーベル |
えー、なんてこと言うのさ。 見た目はちょっとボロいけど、内容には自信あるんだから。 |
マホロ |
見た目じゃなくて、読み易さが問題なの。 |
ルーベル |
だからそれは暗号化してるんだってば。 大切な魔法技術が駄々漏れになったらマズイでしょ。 |
クレハ |
その大切な資料を売り払っておいて、よく言うわ。 |
マホロ |
…まぁいいわ、私としては助かるし。 貴方の協力があれば、簡単に解読できるものね。 |
ルーベル |
えー、でも大切な資料だしなー。 そんな簡単には教えられないなー。 |
マホロ |
何言ってるのよ、代金は貴方の手元に入ってるのでしょう? かなりの金額だったわよ。 |
ルーベル |
でもその金額に、解読料はついてないしー。 |
杏珠 |
(友人からのお願いに、躊躇なく値上げ交渉を始めた…!) |
妖夢 |
(恐ろしいほどにえげつない商魂ですね) |
クレハ |
(あれ人間ちゃうで。人の皮を被った悪魔やで) |
ルーベル |
よし、こうしよう。 (主人公名)にコダマ遊びで勝ったら、タダで解読してあげる。 負けたら私達にちょっと協力してね。 |
マホロ |
何を言ってるの、そもそも…! |
ルーベル |
逃げるの? 私の弟子からすら逃げちゃうの? |
クレハ |
(あれ、そのネタまだ引っ張るの?) |
マホロ |
誰が逃げるですって!? 私だって、あれから修業を続けているんだからね! もうルーベルの弟子になんて遅れをとらないわよ! |
妖夢 |
(あれ、乗っちゃうんだ) |
杏珠 |
(ていうか弟子って何?) |
クレハ |
(前にルーベルがついた嘘やけど、 まだ信じてるとは思わなかった。 この子、可哀そうなくらい純真なのね) |
(戦闘終了) |
ルーベル |
マホロもやるようだけど、 まだまだウチの(主人公名)には及ばないね! それじゃ、一仕事お願いしちゃおうかな♪ |
マホロ |
くっ、あんなに頑張ったのに…! |
杏珠 |
(話には聞いてたけど…なるほど、こんな感じで搾取してるのね) |
妖夢 |
(見てて可哀そうなんですが) |
クレハ |
(あれはあれで仲良いのかもしれんし、そっとしておこう) |
ルーベル |
まぁまぁ、魔道書の解説は後でしたげるからさ。 その魔法は本当に自信作だから、楽しみにしててよ。 |
マホロ |
まったくもう…で、仕事って何? |
ルーベル |
前に会った時にさ、銀髪の妖狐が一緒にいたでしょ? その子を探してるんで、何か手がかりがあったら教えて欲しいんだ。 あ、その子に似た赤い着物の子のことでもいいよ。 |
マホロ |
探してるって…何か用事なの? |
ルーベル |
うん、まあそんなところ。 |
マホロ |
…ふーん、なるほど。 わかったわ、何か気付いたことがあったら連絡する。 魔道書のこと、忘れないでよ? |
ルーベル |
ありがと、よろしくねー。 |
クレハ |
…てっきり、宝石とか追加料金とか請求すると思ったけど。 |
ルーベル |
そんなの、今はどうでもいいよ。 あの子、変なところで勘がいいから 後で役に立つかもしれないよ? |
妖夢 |
ふーん。 |
杏珠 |
へー。 |
クレハ |
ほー。 |
ルーベル |
…どうしたの、みんな。 |
妖夢 |
いえいえ、なんでもないですよー。 |
ルーベル |
なんだよ、気持ち悪いなぁ…。 ほら、さっさと先に行こう。 |
せつな |
まいど、琴月瓦版でーす。 (主人公名)、この間は優勝おめでとう♪ |
妖夢 |
すいません、今日は急ぎの用があるので。 とりあえず、上半身と下半身を分けちゃいますね。 |
せつな |
すいません、意味がわかりません。 とりあえず、その脇構えしてる刀をしまってください。 |
妖夢 |
大丈夫ですよ、冥界も楽しいところですから♪ |
杏珠 |
私、胴体が真っ二つになるところなんて初めて見るよー♪ |
せつな |
杏珠、嬉々として乗ってこないで。 |
クレハ |
妖夢さんのことを好き勝手に書き過ぎるからや。 男を知った云々とか。 |
ルーベル |
あ、色々とあることないこと 記事に書かれたんだ。 |
妖夢 |
ないことないことです! |
せつな |
いやいや、そーいう噂があるので 色々な角度から検証をですね。 |
妖夢 |
冗談じゃないですよ! あの記事のせいで、変な噂を立てられたり 幽々子様にからかわれたり、大変なんですからね! |
クレハ |
千花祭予選の特集は面白かったのになぁ。 コラムで余計なことを書き過ぎや。 ていうか、さっさと本戦の記事をまとめなよ。 |
せつな |
そっちはそっちでやってるけどね。 別の事件の臭いを嗅ぎつけたんで、 輪の中心にいそうな(主人公名)に密着取材をしようかと。 |
ルーベル |
変なことを書かれても困るんで、全力で遠慮したい。 (主人公名)、さっさとこの迷惑な子を撃退しちゃってよ。 |
せつな |
じゃ、私が勝ったら密着取材の許可と、 妖夢さんの仲介と新ネタ提供をよろしくね! |
妖夢 |
万が一(主人公名)さんが負けたら、 せつなさんの頭でスイカ割りをしますね♪ |
ルーベル |
得物はバットじゃなくて刀なんだろうなぁ。 |
クレハ |
どっちにしても致命傷やろ。 |
杏珠 |
私、頭が真っ二つになるところなんて初めて見るよー♪ |
せつな |
…杏珠さん、なんだか怖いんで 活き活きとグロい話題に喰いつかないでください。 |
(戦闘終了) |
妖夢 |
じゃ、負けたあなたは切腹ですね。 介錯は任せてください。 |
せつな |
あれ、勝っても負けても 斬られることに変わりなかった気がするよ? |
クレハ |
まぁ冗談はさておいて、 悪いけど今日はホントに急いどるんや。 取材はまた後にしてくれんかのう。 |
杏珠 |
…今度、妖夢さんの新作を持っていくからさ。 |
せつな |
マジで!? ありがとー、あれ人気あるんだよね♪ 映写機が必要になったら、またいつでも言ってよ。 |
妖夢 |
新作? 何の話です? |
クレハ |
(…この間の宴会の時のアレかな) |
ルーベル |
(アレだろうね。 妖夢、やっぱり記憶が飛んじゃってるんだ) |
せつな |
いやいや、こっちの話。 そいじゃ今日は引き上げるとするよ。 事が落ち付いたら、また詳しく取材させてねー♪ |
杏珠 |
りょうかーい、でも変なことは書かないでよ? それじゃ、私達も先に行きましょうか。 |
妖夢 |
杏珠さん、新作ってなんですか? すごく嫌な予感がするんですが。 |
杏珠 |
新しい作品のことですよ♪ ほらほら、こんなことしてないで先を急がないと! |
妖夢 |
そういうことじゃなくてですね!? ちょっと、杏珠さんってば! |
クレハ |
こないだの衣装は、普通にかっこよくて良かったと思うけど。 |
ルーベル |
その前のは色々と際どかったよねー。 しかしあれだけ色々やっても覚えてないとか、 相当お酒に弱いのかな。 |
瑞薙 |
お、クレハじゃん。 久しぶりー。 |
和弥 |
こんにちは、ご無沙汰してます。 |
クレハ |
やっほー。 二人とも、元気しとる? |
杏珠 |
えーと…。 |
クレハ |
蛇を生やしてる方が、件の瑞薙(みずち)。 で、隣にいるのが審神者(さにわ)の和弥(なごや)。 |
妖夢 |
(本当に蛇が生えてる) |
ルーベル |
審神者ってことは、この瑞薙って子は…。 |
クレハ |
うん、諏訪子さんとかと同じ神様。 こう見えて、余裕で齢千年を超えとる。 |
瑞薙 |
はじめましてー。 あ、自己紹介は要らないよ。 千花祭で全員見てるから。 |
杏珠 |
はぁ、いつの間に。 |
和弥 |
(主人公名)さんの周りの方は、 何かと話題になりますからね。 |
妖夢 |
そうなんですか…何か複雑な気分です。 |
クレハ |
それで瑞薙、早速で悪いんやけど ちょっと勇那探しに協力してもらえんかな。 |
瑞薙 |
あらら、勇那のやつ家出でもしたの? ついに玉望も愛想を尽かされたか。 |
クレハ |
いや、そうじゃなくて…平たく言うと誘拐なんだけど。 |
瑞薙 |
はぁ!? 何それ、勇那は大丈夫なの? |
ルーベル |
多分大丈夫だと思うけど。 願い事を叶えるための誘拐だからなぁ…。 |
クレハ |
不安と言えば不安なんだけど、 能天気なオチが待ってる気もひしひししとる。 |
瑞薙 |
…どういうこと? 詳しく説明してよ。 |
クレハ |
えーと、千花祭の日の夜のことなんやけど…。 |
|
少女説明中… |
瑞薙 |
なるほど。 にわかには信じがたいけど…とりあえず了解だよ。 瓏界の探索は私に任せておいて。 |
クレハ |
おおきに、話が早くて助かるわ。 |
瑞薙 |
その代わり…ってワケじゃないけど、 ちょっと(主人公名)を借りてもいいかな? |
ルーベル |
まぁ、そんな変なことじゃなければ。 |
瑞薙 |
大丈夫、(主人公名)の得意分野の話だから。 それじゃ…弓月、ちょっと来てー。 |
弓月 |
はーい…あら、(主人公名)さん達じゃないですか。 いらっしゃいませ。 |
クレハ |
お、貧乏神じゃん。 瑞薙の家で何しとるん? |
弓月 |
またそんなこと言って! 私はもう貧乏神でも貧乏な神様でもありません! |
和弥 |
居候の仮免神様だものね。 |
ルーベル |
微妙に悪化してるじゃん。 |
瑞薙 |
なんか色々大変みたいだから、 今ウチで修行をしてるんだ。 |
杏珠 |
神様のお世話になってる神様って…。 |
和弥 |
それ自体は珍しくもないですが、 行き倒れていたのは驚きましたね。 |
ルーベル |
完全にダメじゃん。 |
瑞薙 |
まぁあまり言わないでおいてあげてよ。 それで弓月、私はちょっと別の仕事ができたから 今日の稽古は(主人公名)としてね。 |
弓月 |
(主人公名)さんとですか? うわ、今日の掃除当番は確定かなぁ…。 |
妖夢 |
神様の稽古って、何をするんでしょうね? |
クレハ |
普通の神様は知らんが、瑞薙は間違いなくコダマ遊び。 瑞薙はコダマの神様でもあるからか、コダマ遊びが大好きなんや。 弟子にもつき合わせとるやろ。 |
瑞薙 |
悪いね(主人公名)、ちょっと相手してやってよ。 弓月、負けたら今日もお堂の雑巾がけだからね。 それじゃよろしくー。 |
和弥 |
弓月さんが来てから、掃除が楽になって助かるわ。 (主人公名)さん、全力でお願いしますね。 |
弓月 |
いえいえそんな、適当で大丈夫ですよ? |
ルーベル |
…承諾しておいてなんだけど、 こんなことしてて大丈夫なの? |
クレハ |
うん、後は瑞薙に任せたらええよ。 と言うわけで(主人公名)、お礼代わりに 弓月をボコボコにしてあげて♪ |
(vs弓月戦終了) |
弓月 |
うう、私はそんな神様じゃないのに…。 |
和弥 |
そう言われても、私達は他の修行方法を知りませんから。 |
クレハ |
師匠がコダマの神様じゃ、そうなるわな。 |
妖夢 |
というか、神様って修行とかするものなんです? |
クレハ |
うーん、どうなんやろ。 一番大事なのは信仰やけど…。 |
和弥 |
わざわざ修行に時間を割くかどうかは、 神様によるでしょうね。 |
杏珠 |
そういえば、弓月さんって何の神様なの? |
弓月 |
よくわかりませんが、なにかの植物みたいです。 |
ルーベル |
自分でもわからないって…弓月、あんた本当に神様なの? |
和弥 |
神力があるから神なのは確かなのでしょうが、 たまに疑わしくなるのも否めません。 |
妖夢 |
まぁまぁ、とりあえずは空気清浄神として 地道に頑張りましょうよ。 |
クレハ |
こんなマイナーでも消滅してないってことは、 神格化した元はそれなりに需要があるんやと思うよ。 多分。 |
弓月 |
えーと…ありがとうございます、頑張ります。 |
和弥 |
それでは次は私の番ですね。 (主人公名)さん、よろしくお願いします。 |
ルーベル |
あれ、あんたもやるの? |
杏珠 |
もしかして…。 |
クレハ |
うん、なごやんもコダマ遊び大好き。 しかも強いんで気を付けてね。 |
(vs和弥戦終了) |
和弥 |
…これは手応えのあるコダマ使いが出てきましたね。 これから先が楽しみです。 |
クレハ |
あ、ロックオンされた。 頑張れ(主人公名)。 このお姉さんタフやから、相手するの大変やぞ。 |
弓月 |
しかも負けず嫌いなんですよね。 この前、私が勝った時もずいぶんしつこく…。 |
瑞薙 |
お待たせ、とりあえず呼んできた。 これでしばらくは待機… って和弥ずるい!なんで先に始めてるのさ! |
杏珠 |
…呼ぶ? |
クレハ |
後になればわかるよ。 悪いね瑞薙、助かるわ。 |
瑞薙 |
親友の娘のためだしね。 それじゃ(主人公名)、待ってる間に私とも一勝負しようよ♪ 千花祭を見てから、ずっとテンション上がりっぱなしでさ。 |
ルーベル |
うん、まぁそんな予感はしてた。 |
妖夢 |
ちょっと借りるどころか、 あっちにこっちに引っ張りだこですね。 えーと、頑張ってください(主人公名)さん。 |
(vs瑞薙戦終了) |
瑞薙 |
あっちゃーやられた! (主人公名)、後でもう1回勝負して! 1回だけでいいから! |
弓月 |
安請け合いは危険ですよー。 絶対1回で終わりませんから。 |
ルーベル |
コダマ遊びって、あんな痛いのに何が楽しいのかなぁ。 見てる分には面白いけど。 |
瑞薙 |
インドア派の人には理解できないかもね。 私からしたら、こんなに刺激的で楽しいこと他にないよ。 スペルカードバトルも好きだけどさ。 |
杏珠 |
あ、わかるわかるー。 スペルカードは持ってないけど。 |
和弥 |
そうですよ、そもそも痛みが伴うことが いいんじゃないですか。 |
ルーベル |
うわー、体育会系なコメントがずらりと。 付き合うコダマも大変だね。 |
クレハ |
うーん、使い手とコダマはリンクしとるからなぁ。 使い手が熱血ならコダマも熱血やし、痛みも分かち合っとる。 意外と楽しんどるかもしれんで。 |
ルーベル |
そう言うもんかなぁ。 弓月達は? |
弓月 |
成長したり強くなるのは嬉しいですが、 楽しいかと言うと微妙ですね…。 |
妖夢 |
私は斬れるなら何でも。 |
杏珠 |
妖夢さん、そのコメントはどうかと思います。 |
クレハ |
ま、そういう感覚は人それぞれやろ。 ウチからしたら、あんな複雑な魔法なんてのを 研究し続けられるルーベルの感性がわからん。 |
ルーベル |
そっか、それもそうだね。 ところで、私達はどれくらい待てばいいの? |
瑞薙 |
んー、準備で一晩はかかっちゃうかな。 せっかくだから今日は泊まっていきなよ。 後で(主人公名)にリベンジもしたいし。 |
和弥 |
瑞薙様、私の方が先ですよ。 |
杏珠 |
うわー、(主人公名)ちゃんモテモテー。 |
クレハ |
(主人公名)ちゃんご愁傷様ー。 遊び盛りの子供に絡まれたお姉さん状態やな。 |
弓月 |
私としてはすごく助かるので、 今後も是非遊びに来てください。 |
ルーベル |
まぁ、無理を言っても仕方ないか。 とりあえず明日を待つとしますかね。 |
|
「時雨渓谷」に移動可能になりました。 一度「ポータブルスキマ」などで脱出してから移動してください。 |
シナリオ#23終了 |