レイユ暦

レイユ暦(レイユれき)は、ハイバーハレイユ族が使用している暦のこと。衛星ハクトル?を月とした太陰太陽暦による暦である。日本の旧暦のルールに類似する。

1年の長さ

ハクトルがハイバーハを一周するまでの時間を1ヶ月とする。ハイバーハの公転周期は372.384007[日]、朔望月は42.332108[ハイバーハ日]であるから、ハイバーハの1年はおよそ8.7967ヶ月になる。太陰太陽暦に基づきハクトルの満ち欠けを基準とするため、1年は8ヶ月または9ヶ月のいずれかとして、毎年異なるものとされる。1年が8ヶ月のときを平年、9ヶ月のときを閏年と呼ぶ。太陽視黄経が0°,90°,180°,270°となる時刻をそれぞれ春分、夏至、秋分、冬至と呼び、春分(0°)から次の春分(360°)までの期間のうち満月(望)の時刻が含まれている回数が8回なら平年、9回なら閏年となる。地球とは異なり、閏年となる頻度の方が高い。1年の日数は、平年はおよそ339日、閏年はおよそ381日となる。なお、ハイバーハの1日の長さは地球時間では29.088705[時間]であるから、地球時間で換算すると、1年の日数は、平年はおよそ410日、閏年はおよそ462日となる。

1ヶ月の長さ

満月の時刻から後に初めて新月(朔)の瞬間が含まれる日を、その1ヶ月の最終日とする。朔望月が42.332108[ハイバーハ日]であるから、1ヶ月は42日の月と、43日の月の2つがある。42日の月を小の月、43日の月を大の月と呼ぶ。

月の名前と閏月について

1年は太陽視黄経を基準として8等分され、それぞれをと呼ぶ。0°~45°の期間を第1節、45°~90°の期間を第2節、…、315°~360°の期間を第8節とする。第1節の期間に満月が含まれる場合、その満月を含む1ヶ月のことを1月とする。同様に、第2節では2月、…、第8節では8月となる。各節には通常、満月の時刻が1回ずつ現れるが、閏年の場合はいずれかの節に2回現れる。このとき、その節で2回目に現れた満月に相当する月を閏月と呼ぶ。例えば第3節に含まれる閏月は、閏3月となる。
月にはそれぞれ名称が定められており、上記にて命名した1月~8月及び閏1月~閏8月は、それぞれ以下の名称になる。
意味 名称 読み
1月 春分 しゅんぶん
2月 立夏 りっか
3月 夏至 げし
4月 立秋 りっしゅう
5月 秋分 しゅうぶん
6月 立冬 りっとう
7月 冬至 とうじ
8月 立春 りっしゅん
閏1月 閏春 じゅんしゅん
閏2月 夏間 かかん
閏3月 閏夏 じゅんか
閏4月 秋間 しゅうかん
閏5月 閏秋 じゅんしゅう
閏6月 冬間 とうかん
閏7月 閏冬 じゅんとう
閏8月 春間 しゅんかん

曜日の名前

基本的に6日間で1週間となる。各月の初めの日を第1曜日とし、次の日が第2曜日、…、第6曜日の次の日が、第1曜日に戻る。ただし1ヶ月が43日の月(大の月)では最終週のみ7日間となり、第7曜日が現れる。すなわち、大の月の43日目のみ第7曜日となる。
曜日の名称はそれぞれ以下のとおり。
意味 名称 読み
第1曜日 ゆう
第2曜日 じゅつ
第3曜日 がい
第4曜日
第5曜日 ちゅう
第6曜日 いん
第7曜日 閏寅 じゅんいん

日にちの呼び方

日にちは日本の暦のように何月何日と表現することも可能ではあるが、レイユ暦では月を月の名称で呼び、日を第何週かを添えた曜日の名称で呼ぶ。例えば2月であれば「立夏の月」となるし、14日であれば第3週の第2曜日であるから、「三戌の日」となる。43日だけは特別に「閏寅の日」と呼ぶ。何月何日と繋げて読む場合は、それぞれの二字を取って「立夏三戌」のように呼ぶ。
例えばベイ助の誕生日は「レイユ暦519年2月5日」であるが、「レイユ暦519年立夏一丑」と呼ばれる。

参考:レイユ暦529年のカレンダー

ベイ助の誕生日

ベイ助の誕生日はレイユ暦に基づくので、地球時間に換算すると、地球では毎年異なる。また、ハイバーハの方が1年の長さが長いため、地球ではその年にベイ助の誕生日が存在しないこともある。2020年以降のベイ助の誕生日は以下のとおり。
2020年8月23日
2021年11月30日
2023年3月6日
2024年6月10日
2025年7月25日
2026年10月30日
2028年2月5日
2029年5月12日
2030年8月16日
2031年9月30日

関連項目

最終更新:2025年03月01日 07:01