アシュラ
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- 映像信号を4つに分配する機材。複数の画面に同じ映像を表示するような際に利用される。
呼称とその役割
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- 入力された1つの映像信号を4つに分配する機材。単純に配線で4つに分配すると、インピーダンス整合(75Ωと定められている)が出来なくなり、画質劣化、映像不良を起こす。アシュラという呼び名はあまり一般的でなく、映像分配器と呼ぶのが一般的である。
パラボとの違い
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- アシュラの場合は映像信号を4つに分配する。
- パラボの場合は映像信号を2つ入力してそれぞれを2つに分配する。
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- 関係図
アシュラの場合
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- 入力側 出力側
- 映像1━┳→映像1
- ┣→映像1
- ┣→映像1
- ┗→映像1
パラボの場合
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- 入力側 出力側
- 映像1━┳→映像1
- ┗→映像1
- 映像2━┳→映像2
- ┗→映像2
回路構造
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- 映像信号を4つに配電して弱まった信号を増幅する仕組み。それほど難しい仕組みではない。この機材は秋葉原に店を置く秋月電商で作成キットを購入する事が出来る。道端の籠の内部に所狭しと詰め込まれている。価格は1000円前後(但し基盤のみ)。作成は工作が得意な人であればそれ程難しくない。
放送研究部での使われ方
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- 放送研究部にはアシュラが備品として所有している。これは構造の項目で述べた作成キットを基に作成されたものである。供給電源は直流電源9Vであるがプラスとマイナスを間違わない限り定格が違っていても動作する。番組発表会などで映像を同録、プロジェクタ、モニター等に分配する際に使われる。
- 2005年末ころ、出力端子において接点不良が見つかり、出力コネクターが調整、交換された。
最終更新:2007年01月12日 11:00