チームの人数に上限はあるか?

「チームの人数」に関して、主要な話題は誠Biz.IDでの少人数チーム連載第2回 会議もチームも飲み会も――うまくいくのは6人までで書きました。

証言1:((株)プラムザ 代表取締役 島田徹氏 )「社員が増えて6人を超えたころからコミュニケーションに問題を感じるようになり、自分1人で全員の話を聞くことが難しくなりました。そこで今は10人ちょっとを2チームに分けてそれぞれマネジャーを置いています。」

証言2:(教育評論家 芦屋広太氏 )「チームの運営が出来る人数は5,6人まで。7人以上になると1人1人との関係が薄くなり、悩んでいてもリーダーにそれがわからないメンバーが出てきます。話をする頻度が低くなるだけで人間は心が通じなくなり、好意が揺らいでくるのでしょう。」

証言3:(コンサルティング会社経営者)「携帯電話ショップのコンサルで多くの店舗を見ていると、4,5人までは問題が起きないのに6人になったとたんに運営が難しくなるケースが多いですね。裏番長的な人が出てきて陰で悪口を言ったりして面従腹背する動きが出てくる傾向があります。」

この問題は「スパン・オブ・コントロール」あるいは「統制範囲の原則」という名前で古くから経営学の研究課題になっていますが、具体的な数値については時代や業種職種によってかなりの差があります。単純作業の多い職種などではこれが15~30人まで可能とする説もあるのですが、この少人数チームに関する取材を通じて聞いた限りではもっと少ない数字が主流です。


■以下、参考情報










2014.06.02
最終更新:2014年06月02日 07:32