絆の決闘(デュエル) アクセルシンクロVSアクセルフュージョン!!

3on3の2日目はチームメサイアとチームラウズレイの神VS神という壮絶な決闘で締めくくられた。そして
ネオ「これが3on3の2日目の結果だ!」


ネオ「残念ながらナンバーズクラブとエクステンペリスは2日目で敗退だ。明日は3on3の3日目、勝ち抜いた強者たちによるトーナメントを行なうぞ。この3日目こそが3on3の最大の見せ場だ。このトーナメントを勝ち抜いたチームが3on3の優勝チームとなるぞ。さぁ、決闘者の諸君。明日の試合に向けて存分に体を休めてくれ、グッドラック!」

~3on3出場者専用ホテル~
クロウ「ふぅ、今回の大会はなかなか強い奴らがでそろっていやがるぜ」
ジャック「あぁ。無名だがかなりの実力をもつ奴もちらほら混じっているしな」
遊星「……」

何かを考え込んでいるような遊星の表情に気づいたアキが声をかける。

アキ「どうしたの、遊星?」
遊星「……みんな聞いてくれ」

遊星が重い口を開く。

遊星「この大会の参加チームはかなり強い。正直今の俺たちだけでは勝てるかわからない」
クロウ「?」
ジャック「思わせぶりな口調だな。一体何を考えている、遊星」
遊星「俺たちが優勝するには本当の力で臨まなければならない。全力のTEAM 5D'sで」
アキ「どういうこと?」

コンコン
アキが遊星に問いかけたその時部屋をノックする音が聞こえた。

遊星「あいつにもTEAM 5D'sとして再びこの大会に出てもらおうと思う」
クロウ「あいつって……」

ガチャ
部屋の扉が開く。その扉の開いた先にいた人物。それは

十也「なんだよ、遊星。話って?」

ジャック「十也か!」
遊星「あぁ。十也、夜に呼び出してすまない。だが大事な話があるんだ」
十也「大事な話?なんだよ、改まって」
遊星「十也、俺たちと一緒にTEAM 5D'sとして戦ってくれないか」
十也「なんだって?」

突然の遊星の誘いに驚く十也。

遊星「この大会で俺たちが勝つためにはお前の力が必要なんだ。頼む、十也」
十也「……」

十也は少し考えてからその口を開いた。

十也「俺もこの大会で優勝を目指してチームを組んで戦ってきた。だが俺のチームはしょせん寄せ集め。今日の試合で負けてしまった。だけど俺はもっとデュエルをしたい。まだまだ強い奴らと戦いたいんだ。そんな俺にチャンスをくれたこの誘いはうれしく思う。だが…」
遊星「だが?」

デュエルディスクを構える十也

十也「これは俺のけじめだ!遊星!俺とデュエルしてくれ!このデュエルで俺が勝ったらチームの一員として俺を迎えてくれ」
遊星「そうくるか。わかった、十也。その条件受けるぞ」

~3on3出場者専用ホテル内デュエルスペース~
遊星「準備はいいか?」
十也「あぁ、いつでもオッケーだ。だが手加減はなしだぜ」
遊星「ふっ。そんなことはしないさ。いくぞ」
遊星&十也「デュエル!」

遊星LP4000
十也LP4000

十也「俺のターン、俺は切り込み隊長を召喚。その効果により手札からチューナーモンスター共闘するランドスターの剣士を特殊召喚」
クロウ「これで十也のフィールドのモンスターのレベルの合計値は6」
遊星「くるか!」
十也「俺は切り込み隊長に共闘するランドスターの剣士をチューニング。集約せい大地の力、疾風となりて駆け抜けろ。シンクロ召喚、大地の騎士ガイアナイト」
アキ「ガイアナイト。十也のエースモンスター」
遊星「最初から飛ばしてくるな十也」
十也「遊星相手に手は抜く余裕はないからな。俺はカードを2枚セットしターンエンド」
遊星「俺のターン。俺も全力でいかせてもらう。俺はマジックカード調律を発動。デッキからクイックシンクロンを手札に加え、デッキトップのカードを墓地に送る。手札のボルトヘッジホッグを墓地に送りクイックシンクロンを特殊召喚。俺はさらにチューナーモンスタージャンクシンクロンを召喚。ジャンクシンクロンは召喚に成功したとき墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚することができる。俺はボルトヘッジホッグを特殊召喚。この瞬間手札のドッペルウォリアーを特殊召喚。自分の墓地からモンスターが特殊召喚されたときこのモンスターは特殊召喚することができる」
龍亞「すげー!一気に遊星のフィールドに4体もモンスターが並んだ!」
遊星「俺はジャンクシンクロンをボルトヘッジホッグ、ドッペルウォリアーにチューニング。集いし叫びが木霊の矢となり空を裂く!光さす道となれ!シンクロ召喚!いでよ、ジャンク・アーチャー!」

ジャンク・アーチャーATK2300

遊星「シンクロ召喚に使われたドッペルウォリアーの効果だ。2体のドッペルトークンを俺のフィールドに特殊召喚する。俺は2体のドッペルトークンにクイックシンクロンをチューニング。集いし思いがここに新たな力となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!燃え上がれ、ニトロ・ウォリアー!」

ニトロ・ウォリアーATK2800

遊星「ジャンク・アーチャーの効果発動、ディメンジョン・シュート。ガイアナイトをエンドフェイズまで除外する。さらに手札からマジックカード共同共撃を発動。このターン俺のモンスターはカード効果によっては破壊されず、その攻撃は無効化されない」
十也「なにぃ!」
ジャック「遊星のやつ、本当にこのターンで勝負を決めるつもりだな。どう出る、十也」
遊星「いくぞ、ジャンク・アーチャーでダイレクトアタック、スクラップアロー」
十也「俺は手札からジャンクディフェンダーを守備表示で特殊召喚する」
遊星「このまま攻撃だ、ジャンク・アーチャー!」

ジャンク・アーチャーATK2300 VS ジャンクディフェンダーDEF1800

十也「くっ。だがジャンクディフェンダーが破壊されたこの瞬間、トラップ発動だ!」
遊星「俺のモンスターはこのターンカード効果によっては破壊されないぞ。どうくる?」
十也「自由解放。フィールドのモンスター2体をデッキに戻す」
クロウ「デッキバウンスか!やりやがるぜ、十也のやつ」
十也「これでジャンク・アーチャーとニトロウォリアーはデッキに戻った」
遊星「さすがだな、十也。俺はカードを1枚セットしターンエンド」
十也「エンドフェイズ俺のガイアナイトはフィールドに戻る。俺のターン、俺はガイアナイトでダイレクトアタック、ガイアズランス」

大地の騎士ガイアナイトATK2600
遊星LP4000→1400

遊星「ぐっ!」
十也「よし!このままおしきるぜ、ターンエンド」
遊星「俺のターン!俺はトラップを発動する、活路への希望。俺はライフを1000ポイント支払う」

遊星LP1400→400

遊星「そして相手とのライフの差1000ポイントにつき1枚カードをドローする。俺は3枚のカードをドロー」
アキ「すごい、あの状況から手札を補充するなんて」
遊星「俺はシンクロンエクスプローラーを召喚。このモンスターは召喚に成功したとき墓地のシンクロンと名のついたチューナーを特殊召喚できる。俺はクイックシンクロンを特殊召喚。さらにブースト・ウォリアーはチューナーが存在する場合手札から特殊召喚することができる」
十也「新たなシンクロモンスターを呼ぶきか!」
遊星「俺はシンクロンエクスプローラーとブーストウォリアーにクイックシンクロンをチューニング。集いし希望が新たな地平へいざなう。光さす道となれ!シンクロ召喚!駆け抜けろ、ロード・ウォリアー!」

ロード・ウォリアーATK3000

遊星「ロード・ウォリアーの効果発動。1ターンに1度デッキからレベル2以下の戦士・機械族モンスターを特殊召喚できる。俺はマッシブ・ウォリアーを特殊召喚。いくぞロード・ウォリアーでガイアナイトに攻撃、ライトニング・クロー」
十也「トラップ発動、くず鉄のかかし。その攻撃を無効にする」
遊星「ガイアナイトを守るか、ターンエンド」
十也「いくぜ、俺のターン。俺はゴブリンドバーグを召喚。その効果によりTG-ストライカーを特殊召喚。俺はTG-ストライカーをゴブリンドバーグにチューニング。シンクロ召喚、現れろC・ドラゴン」

C・ドラゴンATK2500

遊星「C・ドラゴンか。だが俺のロードウォリアーには攻撃力が及ばないな」
十也「あぁ、わかっているさ。俺の狙いはこれだ!俺はガイアナイトとC・ドラゴンでオーバーレイネットワークを構築」
ジャック「エクシーズ召喚か!」
十也「エクシーズ召喚、無数の剣を持つ剣士ソードブレイカー」

ソードブレイカーATK2700

十也「ソードブレイカーの効果を発動するぜ!オーバーレイユニットを1つ取り除き種族を1つ宣言する。俺は戦士族を宣言。このモンスターが宣言した種族と戦闘を行なう場合ダメージ計算を行なわず相手モンスターを破壊する」
遊星「そうくるか」
十也「ソードブレイカーでロード・ウォリアーを攻撃だ。ロード・ウォリアーは戦士族。ソードブレイカーの効果によりダメージ計算を行なわずロードウォリアーを破壊する。これで俺はターンエンドだ」
遊星「俺のターン。大半のモンスターが戦士族で占められている俺のデッキにとってはソードブレイカーは効果的なモンスターだ。やはり同じチームメイトだけあってデッキの内容は把握されているか」
十也「ふっ」
遊星「だがこの状況を打開する策はある!俺はメタモル・ウォリアーを召喚。このモンスターは墓地のウォリアーと名のつくシンクロモンスターをゲームから除外することでそのモンスターと同名のシンクロモンスターとしてあつかいその効果を得る。俺はロード・ウォリアーを除外することでその効果を得る。ロード・ウォリアーの効果発動。デッキからチューナーモンスターモノ・シンクロンを特殊召喚。さらに手札からマジックカードシンクロチェンジを発動。ロード・ウォリアーを除外しそのレベルと同じレベルのシンクロモンスターを特殊召喚する。俺はスターダストドラゴンを特殊召喚。」

スターダストドラゴンATK2500

十也「ついにきたか、スターダストドラゴン。だがソードウォリアーにはスターダストといえどもかなわないぜ」
遊星「それはどうかな?」
十也「なに?はっ、まさかお前の狙いは!」
遊星「いくぞ、俺はモノ・シンクロンの効果発動。このカードとシンクロするマッシブウォリアーのレベルを1にする。集いし願いが新たな速度の地平へ誘う。光さす道となれ!シンクロ召喚!希望の力、シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロン!」
龍可「シンクロチューナー!」
龍亞「ていうことは…」
遊星「フォーミュラ・シンクロンがシンクロ召喚に成功したときカードを1枚ドローする。いくぞ!クリアーマインド!俺はスターダストドラゴンにフォーミュラ・シンクロンをチューニング。集いし夢の結晶が新たな進化の扉を開く。光さす道となれ!アクセルシンクロ!!生来せよ、シューティング・スター・ドラゴン!!」

シューティング・スター・ドラゴンATK3300

十也「シューティング・スター・ドラゴンだと!」
遊星「シューティング・スター・ドラゴンの効果発動デッキの上からカードを5枚確認しその中のチューナーモンスターの数だけこのターン攻撃できる。俺がめくったカードの中にいるチューナーモンスターは3体!よって3回の攻撃が可能となる!」
十也「攻撃力3300の3回攻撃だと!?」
遊星「いけ、シューティング・スター・ドラゴンでソードブレイカーを攻撃!スターダスト・ミラージュ!」
十也「くず鉄のかかし!」
遊星「まだだ!2回目の攻撃、スターダスト・ミラージュ!」

シューティング・スター・ドラゴンATK3300 VS ソードブレイカーATK2700
十也LP4000→3400

遊星「3回目の攻撃!スターダスト・ミラージュ!」
十也「ぐわぁぁ!!」

十也LP3400→100

遊星「カードを1枚セットしターンエンドだ。これがおれの全力だ、十也!」
十也「かなり効くぜ、遊星。けどおれも負けるわけにはいかない!これが俺のけじめだからな、ドロー!」
十也「俺は手札からマジックカード、ヴィジョンシンクロを発動。自分の墓地のシンクロモンスターと同じレベル、攻撃力のシンクロモンスターを2体までエクストラデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は0となる。俺はガイアナイト2体を特殊召喚。さらに墓地のヴィジョンシンクロの効果発動。墓地のこのカードとシンクロモンスター1体をゲームから除外することでデッキからカードを1枚ドローする!きた!これなら!」
遊星「ふっ、シューティング・スター・ドラゴンに対抗できるカードを引いたか。こい、十也!俺がお前の全力を受け止めてやる!」
十也「あぁ!いわれなくてもやってやるぜ!俺はマジックカード融合を発動。ガイアナイト2体を融合させる。ガイアナイトよ、秘めらしその力を解き放て。限界を超えろアクセルフュージョン!天地を統べよ、地天の騎士ガイアドレイク。」

地天の騎士ガイアドレイクATK3500

クロウ「十也も切り札を出しやがった!」
ジャック「この戦いどっちが勝つか見ものだな」
十也「いくぜ、ガイアドレイクでシューティング・スター・ドラゴンに攻撃!天翔槍レイズ・キャリバー!」
龍亞「だめだ!シューティング・スター・ドラゴンは攻撃を無効にする効果を持っている。その攻撃は通らないよ!」
アキ「いいえ、違うわ。十也のガイアドレイクは対象を取るモンスター効果を受け付けない。つまりシューティング・スター・ドラゴンの効果もガイアドレイクにはつかえないわ」
十也「いっけー!ガイアドレイク!」
遊星「やらせるわけには行かない!トラップ発動、パワーフレーム。その攻撃を無効にしシューティング・スター・ドラゴンとガイアドレイクの攻撃力の差分シューティング・スター・ドラゴンの攻撃力をアップする」
十也「何だと!」

シューティング・スター・ドラゴンATK3300→3500

十也「カードを1枚セットしターンエンドだ」
遊星「このターンで決着をつけるぞ!俺のターン!シューティング・スター・ドラゴンの効果発動。チューナーモンスターは2体。だがマジックカードサイクロンを発動。くず鉄のかかしを破壊する。シューティング・スター・ドラゴンでガイアドレイクに攻撃、スターダスト・ミラージュ!」
ジャック「なに!?パワーは互角。どうする気だ、遊星」
シューティング・スター・ドラゴンATK3500 VS 地天の騎士ガイアドレイクATK3500
遊星「戦闘ダメージ計算時、墓地のシールド・ウォリアーの効果発動」
十也「シールド・ウォリアーだと!?そんなモンスターいつの間に……」
龍可「そうだわ!1ターン目に遊星が調律のマジックカードを発動したとき…」
クロウ「あの時墓地におくられていたってことか!」
遊星「墓地のシールド・ウォリアーをゲームから除外することでシューティング・スター・ドラゴンはその戦闘では破壊されない。」
ジャック「そうか!そして2回目の攻撃が決まれば遊星の勝利は決まりだ」
十也「まだだぜ!しぶとさなら負けねぇ!ガイアドレイクが戦闘によって破壊されたことでこのトラップカードを発動させてもらう、超進化解除(アクセルパージ)!ガイアドレイクをゲームから除外することで除外ゾーンから大地の騎士ガイアナイトを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したガイアナイトの攻撃力は除外したガイアドレイクの攻撃力分エンドフェイズまでアップし、相手のフィールドにモンスターが存在する場合そのモンスターと強制的に戦闘を行なう」

大地の騎士ガイアナイトATK2600→6100

クロウ「攻撃力6100だと!?反則級のインチキなパワーだぜ!」
十也「これで決着だ!」
遊星「くっ、速攻魔法シンクロディザスター発動。フィールドにシンクロモンスターのみが存在するとき発動できる。お互いにフィールドに存在するシンクロモンスターのレベルの合計分のダメージを受ける」
アキ「ガイアナイトとシューティング・スター・ドラゴンのレベルの合計は16。つまり…」
遊星「1600ポイントのダメージだ!」
十也「なっ!」

遊星LP400→0
十也LP100→0

遊星VS十也 :DRAW

十也「だめか。勝てなかった」

遊星が十也に手を差し出す

遊星「十也。今の決闘で確信した。やはり俺たちにはお前の力が必要だ。」

十也が周りを見回すとTEAM 5'Dsの面々が十也の元に集まっていた。

遊星「俺たちと共に戦ってくれ、十也」
十也「…しょーがねぇな。自分にうそつく形にはなっちまったけど…よろしくたのむぜ、遊星!」

遊星の手をとる十也

遊星「よし、これでTEAM 5'Dsが揃った!明日の大会、俺たちが優勝するぞ!」
一同「お~!」

かつての仲間を加えパワーアップしたTEAM 5'Ds。3on3の優勝を目指し彼らは突き進む。
最終更新:2012年08月10日 23:03