オリジネイターによって謎の場所へつれてこられた決闘者たち。彼らの前に現れたグローリーは全てを彼らに話すのであった。
グローリー「あなたたちにとっては全てが信じがたい話に思えるかもしれないですが今から私が話すことは全て事実なのです」
アポロニウス「そもそもここはどこだというのだ?」
グローリー「そうですね。まずはその質問にお答えしましょう。ここは世界観測システムの制御ルーム」
凌牙「聞いたことが無いな」
グローリー「えぇ。このシステムはあなたたちがいた世界の100年後の世界に存在するシステムです」
結利「つまりそれって…」
グローリー「そう。ここは未来の世界。まずはあなたたちにこの制御ルームの外の映像を見てもらいましょう」
映し出された映像には瓦礫だらけになった世界の情景が映し出された。
昴「何もない…」
ナル「なにか大きな戦いでもあったのか?」
グローリー「大きな戦い。そうです。全人類とあれとの戦い。それが原因で世界は滅びました」
カイト「あれとはなんだ?」
グローリー「それはオリジネイター」
十也「オリジネイター!?」
にろく「お前たちが世界を滅ぼしたのか?」
グローリー「いいえ。そうですねまずはその当たりからお話しましょう。まずは私たちの正体。それは学習型ARプログラム体。通称オリジネイターシステム。それが私たちの正体です」
ボルケーノ「つまり人間じゃないってことか」
コード・ウルズ「なるほど…」
グローリー「そして私たちが造られた目的。それは真のオリジネイターを封印した装置の制御システム。それが私たちの役割です」
ラメイル「真のオリジネイター…それが世界を滅ぼした存在なのですね」
遊馬「でもなんでその制御システムが俺たちの世界を滅ぼそうとしていたんだ」
グローリー「それは違います。私たちが過去への干渉を行なっていた理由、それは真のオリジネイターを倒せる力をもつ決闘者を探すことです」
十也「どういうことだ?だってお前の話によるとその真のオリジネイターとやらは封印されているんだろ?」
グローリー「えぇ。ですが真のオリジネイターの力は強大でした。私たち制御システムが逆に奴の力に飲まれてしまい暴走するほどに」
ディサイブ「それが世界を滅ぼそうとしたオリジネイターたちか」
グローリー「そうです。そしてこのままではいずれ制御システムは破壊され奴が封印から解放されるのは時間の問題でした。そこで私たちは考えました。私たちの世界では奴を倒せるものはおらず、命を代償に封印するのが精一杯でした。ですが過去の世界ならば奴を倒せるものがいるのではないかと。そこで私たちは過去の世界の決闘者たちの力を試し奴を倒せるだけの力をもつ者たちを探したのです。そしてあなたたちこそがその素養をもつ者だと確信した私たちは今こうしてここにつれてくることを決意したのです。これが私たちの真実です」
アポロニウス「そういうことか。だがもし我らがそいつを倒せなかった場合どうなる?」
ボルケーノ「どうなるって未来のことだから関係ないんじゃ…」
コード・ウルズ「いや。わざわざ過去にまで出向いてくるってことはなんかあるんだろ?」
グローリー「察しがいいですね。奴は時代の壁を越えることができます。私たちが過去へ干渉できるのも奴の力の一端なのです」
ライトニング「つまり…」
ライトレイ「そいつの封印をといて俺たちが負ければ世界の全てが終わるというわけだ」
カイト「ならば…負けられないな」
グローリー「そうです。あなたたちがこの世界の希望なのです。地球の運命はあなたたちにかかっています」
十也「ずいぶんと重い話だな。だけどおれはやるぜ。みんなはどうだ?」
ライトニング「当然ですね」
アポロニウス「世界を破壊させはしない」
ディサイブ「うむ」
ディック「あぁ!」
一同に首を縦に振る。世界の命運をかけた戦いを前にしてもこの場にいるものたちは誰一人臆さなかった。
グローリー「みなさん。では奴の封印を解くための手段を説明します。それは私たちオリジネイター・システムを決闘で倒すこと。それが制御システムの解除方法です。制御ルームには複数の小部屋がありそれぞれに私たちオリジネイター・システムが存在しています。ここでの私たちは過去であなたたちと戦った時よりも強力です。みなさん私たちを倒し真のオリジネイターを倒してください。頼みますよ」
世界を滅ぼす力を持つ真のオリジネイター。奴を倒すためにはオリジネイター・システムに決闘で勝ち制御システムを停止させなければならない。十也たちは世界を救うためシステムとの決闘に望むのであった。
to be continued
最終更新:2012年10月28日 10:37