運命の審判 オリジネイター・システム(前編)

~世界観測システム・制御ルームC室~
コード・ウルズ「これがオリジネイターシステムか」

昴「へぇ~」

にろく「そこにある制御盤を破壊すればいいのか」

3人は制御盤の方に近づこうとしたその時

ビービービー

室内に警報が鳴り響く。

「制御装置に近づく不審者を確認。これより迎撃プログラムを開始します」

にろく「なんだ!?」

3人の前に男の姿をしたARが現れる。

にろく「お前は!」

コレイク「お前たちが俺の相手か。俺たちは手加減はできないようにプログラムされている。俺を倒しこのシステムを停止させるんだな」

コード・ウルズ「へ~、そうかい。ならここは…」

にろく「俺にいかせてくれ。ミストラルシティでは負けたが今度はそうは行かない」

昴「大丈夫?私はかまわないけれど」

コード・ウルズ「リベンジマッチって言うわけか。いいぜ、そういうのは嫌いじゃない」

にろく「ありがとう。いくぞ、オリジネイター!」

コレイク「あぁ、勝負だ!」

にろく&コレイク「デュエル!」


~世界観測システム・制御ルームR室~
リミット「俺の相手はどっちだい?」

ライトレイ「俺がやる。異論はないか?」

カイト「ふん。かまわないさ」

ライトレイ「世界の命運がかかっているからな。全力でいくぜ」

ライトレイ&リミット「デュエル!」


~世界観測システム・制御ルームB室~
バインザー「久しぶりだな。俺の魂を喰らい己の糧として見せろ!」

ボルケーノ「熱い決闘見せてやるぜ!」

遊馬「かっとビングだぜ!ボルケーノの兄ちゃん!」

ボルケーノ「爆炎のボルケーノだ!」

バインザー&ボルケーノ「デュエル!」

バインザー「俺のターン。俺は聖刻龍アセトドラゴンをリリースなしで召喚。俺はアセトドラゴンをリリースし聖刻龍シユウドラゴンを特殊召喚。リリースされたアセトドラゴンの効果によりデッキからエレキテルドラゴンを攻撃力、守備力を0にして特殊召喚する」

ボルケーノ「これで奴のフィールドにはレベル6のモンスターが2体。まさか1ターン目からくる気か!」

バインザー「俺は2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚、聖刻竜王アトゥムス。アトゥムスの効果発動。オーバーレイユニットを1つ取り除くことでデッキからドラゴン族モンスターを攻撃力、守備力を0にして特殊召喚する。来い、神龍の聖刻印。俺はカードを1枚セットしターンエンド」

ボルケーノ「奴の闘気がチリチリ伝わってくるぜ。俺も負けていられないな。俺のターン。俺はワンショットロケットを召喚。さらにこいつはフィールドにチューナーがいる時手札から特殊召喚することができる。こいブーストウォリアー。俺はブーストウォリアーにワンショットロケットをチューニング。飛び出せワンショットキャノン!」

バインザー「攻撃力0だと?そんな攻撃力のモンスターで俺をたおせるのか?」

ボルケーノ「心配は無用だぜ!ワンショットキャノンの効果発動。聖刻竜王アトゥムスを破壊しその攻撃力の半分のダメージを相手に与える。アトゥムスの攻撃力は2400。よって1200ポイントのダメージだ!くらえ!」

バインザー「何!?」

バインザーLP4000→2800

バインザー「ぐぅぅ。やるな」

ボルケーノ「俺はこれでターンエンドだ」

バインザー「俺のターン。さすがグローリーたちが選んだ時代の奴らだけあるな。だがこいつに耐えられるかな?俺は聖刻竜アセトドラゴンをリリースなしで召喚。アセトドラゴンの効果を発動。このモンスターのレベルを神龍の聖刻印と同じ8にする。さぁ魂を奮わせろ!俺は2体のレベル8モンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!いでよ俺の象徴、聖刻神龍エネアード!」

ボルケーノ「ランク8モンスター!こいつはやばいにおいがするぜ」

バインザー「エネアードの効果を受けやがれ!オーバーレイユニットを1つ取り除き、手札のモンスター1体をリリースすることでお前のモンスターを破壊する。ワンショットキャノンを破壊だ!」

ボルケーノ「なっ!」

バインザー「フィールドががら空きだぜ。エネアードダイレクトアタックだ」

ボルケーノLP4000→1000

ボルケーノ「ぐぁぁぁ!」

バインザー「ターンエンドだ。どうだ!俺の象徴を倒して見せな!」

ボルケーノ「俺のターンだ!」

バインザー「がははは!おまえじゃ俺を倒すのは厳しいか?」

ボルケーノ「ふっ。そうでもないぜ。俺の燃える魂は答えてくれたみたいだ」

バインザー「何?」

ボルケーノ「いくぜ、ショータイムだ!俺は炎星師チョウテンを召喚、その効果により墓地からワンショットキャノンを特殊召喚。ワンショットキャノンの効果発動。お前の象徴を破壊するぜ」

バインザー「甘いな。トラップ発動防壁の聖刻印。手札のモンスター1体をリリースすることでこのターン俺のモンスターは効果によっては破壊されない。残念だったな」

ボルケーノ「こんな手じゃお前を倒せないくらい読んでたさ。俺の狙いはこれさ!ワンショットキャノンに炎星師チョウテンをチューニング。儚き願いが集う時,赤き光が宇宙を照らす。爆炎星の名の下に,悪なる魂を救済せよ。爆誕せよ!!炎星候ホウシン!!」

バインザー「シンクロ召喚。それがお前の本当の狙いか!」

ボルケーノ「ホウシンの効果発動。デッキからセカンドブースターを特殊召喚する。そしてセカンドブースターの効果発動。このモンスターをリリースすることで炎星候ホウシンの攻撃力を1500ポイントアップする」

炎星候ホウシンATK2200→3700

バインザー「攻撃力が俺のエネアードを上まわっただと!」

ボルケーノ「まだまだ俺の炎は冷めないぜ!速攻魔法炎迅全開(アクセルフレイム)発動。モンスターの攻撃力が上がったときそのモンスターの攻撃力を元々の攻撃力分アップする」

炎星候ホウシンATK3700→5900

バインザー「はっ!攻撃力5900!?こいつはやりやがる!」

ボルケーノ「ホウシンでエネアードに攻撃だ!」

炎星候ホウシンATK5900 VS 聖刻神龍エネアードATK3000
バインザーLP2800→0

バインザー「やるなお前。お前たちなら真のオリジネイターも倒せるかもな。俺のシステムはこれで停止する。これから先の未来を見ることができないのは残念だがお前たちならば切り開けるはずだ。じゃあな…」

ボルケーの「あぁ。任せておけ」


~世界観測システム・制御ルームC室~
にろく「俺は魔導法師ジュノンと神聖魔導王エンディミオンをオーバーレイ。エクシーズ召喚、魔導法皇ハイロン。ハイロンの効果により俺の墓地の魔導書の数までお前のマジック・トラップカードを破壊する」

コレイク「何だと!?」

にろく「これでおまえを守るカードはない。ハイロンでダイレクトアタック!」

コレイクLP2300→0

にろく「よし!」


~世界観測システム・制御ルームR室~
ライトレイ「俺はサンダー・スパーク・ドラゴンの効果を発動する。このカード以外のモンスターを全て破壊する」

リミット「俺のブラッド・メフィストが!だがサンダー・スパーク・ドラゴンの攻撃力は2400ポイント。俺のライフは残り3300ポイント。このターンさえ凌げば次のターン波導キャノンの効果によりお前のライフは0になる。あと一歩だったのにな」

ライトレイ「いいや。届いていたさ」

リミット「何!?」

ライトレイ「破壊されたヴァイロン・プリズムの効果発動。ライフを500ポイント支払うことでサンダー・スパーク・ドラゴンの装備カードとなりそのモンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる」

サンダー・スパーク・ドラゴンATK2400→3400

リミット「俺のライフを攻撃力が上回っただと!」

ライトレイ「いけサンダースパーク!」

リミットLP3300→0

ライトレイ「これがライトレイ・サンダーの力だ!」


オリジネイターシステムを破壊していく決闘者たち。彼らはこのままシステムの破壊に成功できるのだろうか。

to be continued
最終更新:2012年10月28日 22:30