起源のオリジンとの戦いから1ヶ月……。ミストラルシティは復興も進み街も活気を取り戻していた
~ミストラルシティ某所~
カレン「今日も異常はないな」
ミストラルシティ治安維持局の副長官を勤めるカレンは今日もパトロールを行い街の平和を実感していた
カレン「では治安維持局に戻るとするか」ピピピッ
カレン「んっ?」
カレンの持つ治安維持局職員用の携帯端末に連絡が入る
カレン「なんだ?緊急暗号通信だと!このコードは一部のものしかしらない特殊なコード……。いったいだれから……」
発信者を確認するカレン
カレン「これは!?」
一瞬驚いたカレンだったが落ち着きを取り戻すと内容を確認する。確認が終わるとカレンは急いで走り出した。
カレンが辿り着いた場所。そこは人通りの少ない裏路地。
カレン「私を呼び出したのはお前か」
???「よう。俺のラブコールに答えてくれてうれしいぜ」
カレン「わざわざ緊急暗号通信を使って呼び出すとはな」
???「オープンチャンネルじゃあんたにとっても都合が悪いだろう?」
カレン「……。それで私を呼び出した理由は何だ?」
???「話が早くて助かるぜ。俺はあんたを迎えにきたのさ、カレン・ネティス」
~1ヶ月後・ミストラルシティ治安維持局~
ネオ「おはよう、みんな」
局員A「おはようございます、長官」
局員B「おはようございます」
局員C「おはようございます」
ネオ「今日も1日がんばろうじゃないか!ではたのんだよ」
ネオは挨拶を終えると自分の部屋(長官室)にもどっていった
局員B「長官もやっと調子が戻ってきたみたいですね」
局員C「そうですね」
局員A「あぁ。カレン副長官の配属先の変更が決まった時の長官はひどかったからな」
局員B「えぇ。カレン副長官もあいさつもなしに行ってしまったもんだからなおさらですね」
局員C「最初のころなんて1日中ボ~としてたり、声をかけても反応がなかったり……」
局員A「そうだな。でも踏ん切りもついたみたいだし俺たちも全力で長官をサポートしよう」
局員B「あっ!そういえば今日って新しい副長官が赴任してくるんでしたよね」
局員C「そうですね。どんな方ですかね」
局員A「きれいな女の方だといいな。カレン副長官も性格はアレだが見た目はなかなかだったからな」
~ミストラルシティ治安維持局・長官室~
トントン(長官室の扉をノックする音)
ネオ「どうぞ」
ネルティア「失礼します。本日づけでこちらに配属になりました
ネルティア・ノーティンです。よろしくおねがいします」
ネオ「あぁ。君が新しい副長官ですか。う~ん、いいね。カレン君とは違うタイプだがおきれいな方だ」
ネルティア「うふふ。お上手ですね、長官。お手柔らかに」
ピピピ
ネオ「ん?」
長官室に局員から通信が入る
局員A「大変です、長官!」
ネオ「どうした?」
局員A「正体不明の化物が町中に現れました!」
ネオ「何だって!?どういうことだい」
局員A「対象は
デュエリアンかと思われたのですが接触をこころみようとした局員が対象とのデュエルに敗北し捕食され死亡しました」
ネオ「なっ!」
ネルティア「そんな!デュエリアンならばデュエルによって敗北しても相手を殺したりはしないはず……」
ネオ「新しいタイプのデュエリアンだとでもいうのか……」
局員A「まずいですよ。様子を見ていた者たちも対象により捕食されてしまいました。これでは被害が広がるばかりです」
局員B「えっ!そんな!」
ネルティア「どうしたの?」
局員B「あ、あなたは?」
ネルティア「今日から配属になったネルティアです。それよりも報告を!」
局員B「は、はい!この化物は世界の各地に同時出現している模様!」
ネオ「ここだけじゃないというのか……」
ネルティア「世界中で同時に現れた化物。デュエルによる対応が可能という点ではデュエリアンとの共通点ですね。ですがデュエルにより敗北するもしくは一定時間デュエルを行なわない場合、捕食活動を開始するということですか……」
ネオ「時間がたてば立つほど被害が広がってしまうな……」
局員A「どうするんですか長官!このままでは……」
ネオ「幸いなことにこの街には彼らがいる。彼らに協力を頼もう」
ネルティア「彼ら?」
ネオ「えぇ。彼らならばこの事態をなんとかしてくれると僕は信じています」
~ミストラルシティ・果倉部道場近辺~
デュエリアン?「ガォォォ!」
一般人A「ひぃぃ!助けてくれぇ!」
ライトレイ「とう!」
ライトニング「ここは私達に任せてください。早く逃げて!」
燕「まさかあなたたちに治安維持局から直々にこういう依頼がくるとはね」
ライトレイ「そんなことは関係ないさ」
ライトニング「私達は先生が守ったこの星を、この街を守りたい。ただそれだけです」
~ミストラルシティ・某所~
十也「これは……」
結利「ひどすぎるよ…」
デュエリアン?「ガォォォ!」
十也「いくぞ、結利!俺たちであの化物をとめるぞ」
結利「うん!」
~ハートランドシティ~
デュエリアン?「ガォォォ!」
凌牙「なんなんだ、こいつらは?」
ディック「わかんないけどやばい雰囲気だね」
にろく「やばっ!こっちにもきたよ!」
凌牙「ふっ。俺に眼をつけたことを後悔するんだな。俺の牙から逃げられると思うなよ!」
to be continued
最終更新:2012年12月22日 20:57