~ミストラルシティ治安維持局~
ネルティア「では私は現状報告のため一度本部に行ってきます」
ネオ「ネルティア君……君もぼくの前からいなくなってしまうんだね」
ネルティア「そんな永遠の別れみたいに言わないでください。本部での会議が終わり次第すぐ戻ります」
ネオ「そうだね。本部も今の事態を重く見て何らかの対策を講じようとしてるみたいだからね」
ネオ「頼んだよネルティア君」
ネルティア「はい。では行ってきます」
~ミストラルシティ治安維持局・決闘獣対策室~
ネオ「忙しいところ召集をかけてすまないね」
決闘獣対策室にはツバメ、
ライトニング、
ライトレイの姿があった。今ミストラルシティ決闘獣対策室のメンバーはそれぞれ各地に出ている。十也と結利はネオドミノシティに、PULENGERはアポロニウスとラメイルの行方を追いに。ライト兄弟とツバメは緊急時に対応できるようミストラルシティに待機していたのであった。
ツバメ「それで今回の召集理由はなんなのかしら?」
ライトニング「決闘獣が現れたんですか?」
ネオ「いや。決闘獣は現れていないよ」
ライトレイ「では何故?」
ネオ「ツバメ君!君を決闘獣対策室の室長に任命する!」
ツバメ「えっ?どういうこと?」
ネオ「ネルティア君は本部での会議に出席するためしばらくここを空けることになる」
ネオ「その間、決闘獣対策室の指揮をだれかがとらなければならない」
ネオ「だからツバメ君。ネルティア君がいない間、君に室長代理を務めてもらう」
ツバメ「そういうこと。はぁ~。仕方ないわね」
ツバメ「ライトニングとライトレイじゃこの役割は勤まりそうにないしね」チラッ
ライトレイ「いってくれるな」
ライトニング「確かに私たちには人をまとめるというのは向いてないかもしれませんね」
ネオ「いや……僕もそんなつもりでツバメ君を選んだわけじゃないんだけど……」
その時の状況をネオは語る。ツバメとライト兄弟の間に火花が散っているのが見えたと……
ネオ「じゃ、じゃあ後は頼んだよ!」
部屋から出て行くネオ。
ツバメ「私が室長になったからにはこれからはビシバシいくわよ!」
ライトレイ「俺たちも負けてられないな」
ライトニング「そうですね」
バン!
部屋の扉が勢いよく開く。
ネオ「大変だ!」
ツバメ「行ったり来たり忙しい人ね」
ライトニング「今度はなんですか?」
ネオ「ミストラルシティに決闘獣が現れた!」
ツバメ「なんですって!?」
~ミストラルシティ~
決闘獣「ガォォォ」
一般人A「うわぁぁ」
一般人B「ひぃぃぃ。助けてくれ!」
ライトレイ「ライトレイ・サンダー参上!」
ライトニング「同じくライトニング・ボルト!」
ツバメ「あなたたち……よく恥ずかしくもなくそんな格好ができるわね……」
ライトレイ「たまにはこの服も使おうと思ってな」
ライトニング「はい。でもこの服を着るとC・Pのときを思い出しますね」
ライトレイ「そうだな」
昔の記憶が蘇る2人。そうそれは2人が……
ツバメ「ほら!回想に浸ってる場合じゃないわよ!」
決闘獣「ガォォォ」
ライトレイ「いくぞ、トニー!」
ライトニング「はい!」
決闘獣VSライトニング&ライトレイ
~数ターン後~
ライトレイ「これで終わりです!」
決闘獣LP1000→0
決闘獣「グォォォ……」
消滅する決闘獣
ツバメ「やったわね!」
ライトニング「これで決闘獣は全部片付きました」
ライトレイ「よし!それじゃあもど……」
ゴゴゴゴ
ライトレイ「なんだ!?」
空間に亀裂が入る。そして
決闘獣「ガォォォ」
ツバメ「またでてきた!」
ライトニング「だけどたった1体ならどうということはないですよ」
ライトレイ「あぁ。とっとと倒すぞ!」
???「せっかちな奴らだ。ちょっと待ってもらおうか」
ツバメ「だれ!?」
決闘獣の後ろの空間が裂けそこから仮面の女が現れる。
ライトレイ「お前は!?」
コード・スクード「ライト兄弟に今寄咲 つばめか。お前たちに会うのは初めてだったか」
ツバメ「こいつはデータにあるわ!確かコード・スクード」
ライトニング「報告にあったとおりですね。あなたはカレン・ネティスなのですか?」
スクード「ここで死ぬお前たちには関係がないことだ」
ライトレイ「ここで死ぬだって?決闘獣1体で俺たちを倒せるとでも思ってるのか?」
スクード「ふふふ。みせてやろう!決闘獣の新たなる力を!」
ツバメ「新たなる力ですって?」
スクード「SPECコード゛D・E・C゛発動!」
決闘獣「ガォォォ!」
コード・スクードがデュエルディスクにカードをセットすると決闘獣の体から黒いエネルギーがあふれる
ライトニング「な、なんです!これは?」
ライトレイ「すごいプレッシャーだ……」
ツバメ「何がおきるというの……」
黒いエネルギーは決闘獣を包み込む
決闘獣「ガァァァ!」
球体となるエネルギー。球体から何かが出てくる
スクード「ふふふ」
ツバメ「これは……」
決闘獣「グォォォォ!!」
ライトニング「決闘獣が進化した!?」
ライトニング「この感じ……やばいぞ」
スクード「いけ!奴らを喰らい尽くせ!」
決闘獣「グォォォォ!!」
ライトレイ「トニー!」
ライトニング「はい!」
デュエルディスクを構える2人。
ライトレイ&ライトニング「デュエル!」
決闘獣「グォォォ!」
俊足のギラザウルス
決闘獣「グォォォ!」
ジュラック・ディノ
決闘獣「グォォォ!」
ライトニング「オーバーレイネットワーク!」
ライトレイ「エクシーズ召喚か!」
No.17 リバイス・ドラゴン
ライトニング「ナンバーズ!?」
ライトレイ「こいつナンバーズを使うのか!」
決闘獣「グォォォ!」
No.17 リバイス・ドラゴン ATK2000→2500
セットカード2枚
ライトレイ「俺のターン。俺はOKAサンダーを召喚。その効果でOTOサンダーを召喚」
ライトレイ「さらにOTOサンダーの効果発動。ONEサンダーを召喚」
ツバメ「一ターンで3体のモンスター。やるわね、ライトレイ」
ライトレイ「俺は3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚、サンダースパークドラゴン!」
サンダースパークドラゴンATK2400
ライトレイ「サンダースパークドラゴンの効果発動!ORUを3つ使い,このカード以外のモンスターを全て破壊する」
ライトニング「これで相手の場にモンスターはいない!」
ライトレイ「まだだ。俺は手札からマジックカード融合を発動。天空より轟雷響かせ現れよ,双頭の雷龍!」
双頭の雷龍 ATK2800
ライトニング「すごい!この2体の攻撃が決まれば僕たちの勝ちです!」
ツバメ「さすがね。ライトレイ」
ライトレイ「バトルだ!サンダースパークドラゴンでダイレクトアタック!」
決闘獣「グォォォ!」
罠カード 聖なるバリアミラーフォース
ライトレイ「何!?」
ライトニング「レイのモンスター達が……」
決闘獣「グォォォ!」
ライトレイ「くっ。ターンエンド」
ライトニング「私のターンです。私はフォトンスラッシャーを特殊召喚。野獣戦士ピューマンを召喚。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!セイクリッド・オメガ!」
セイクリッド・オメガATK2400
ツバメ「うまいわね。あのモンスターなら相手の罠を避けつつ攻撃ができるわ」
ライトニング「セイクリッド・オメガでダイレクトアタックです!」
決闘獣LP4000→1600
決闘獣「グォォォ!」
ライトニング「ターンエンド」
決闘獣「グォォォ!」
ジュラック・グアイバ
決闘獣「グォォォ!」
ライトニング「何!?攻撃力の低いジュラック・グアイバでセイクリッド・オメガに攻撃だって!」
ライトレイ「気をつけろ、トニー!」
速攻魔法 巨影虚栄
ジュラック・グアイバATK1700→2700
ジュラック・グアイバATK2700 VS セイクリッド・オメガATK2400
ライトニングLP4000→3700
ライトニング「くっ」
決闘獣「グォォォ!」
ジュラック・ヴェローATK1700
ツバメ「ジュラック・グアイバの効果ね。モンスターを破壊したことでデッキからモンスターを特殊召喚する」
ライトレイ「これで奴のフィールドにはレベル4のモンスターが2体。くるか?」
決闘獣「グォォォ!」
エヴォルカイザー・ドルカ ATK2400
決闘獣「グォォォ!」
ライトレイ「俺のターン!俺はカードを1枚セットしターンエンド」
ライトニング「私のターンです。私は墓地のフォトン・スラッシャーを除外し、霊魂の護送船を特殊召喚。さらに霊魂の護送船をリリースし、D・D・Mをアドバンス召喚します。D・D・Mの効果発動!手札を1枚捨て……」
決闘獣「グォォォ!」
エヴォルカイザー・ドルカのオーバーレイユニットが取り除かれ、D・D・Mが破壊される
ライトニング「なっ!」
ライトレイ「あのモンスターの効果か!エヴォルカイザー・ドルカはオーバーレイユニットを一つ取り除くことでモンスター効果の発動を無効にし破壊する。くそっ!」
ライトニング「ならば私はカードを1枚セットしターンエンドです」
決闘獣「グォォォ!」
エヴォルカイザー・ドルカがライトレイに襲いかかる
決闘獣「グォォォ!」
速攻魔法イージーチューニング
除外対象:ジュラック・ディノ
エヴォルカイザー・ドルカATK2400→4100
ライトレイ「何だと!?」
ライトニング「まずい!レイ!」
ライトレイLP4000→0
レイ「ぐぁぁぁ!」
ツバメ「ライトレイ!」
ツバメがライトレイの元に駆け寄ろうとする。だがコード・スクードがそれを止めに入る。
スクード「決闘の邪魔はしないでもらおうか。あとはライトニングが倒れればお前たちの負けだ」
ライトニング「くそっ。こいつ強い。私が負ければ私とレイは決闘中に殺される……絶対に負けれない!」
ライトレイ「あとは……たのむ…ぞ…ト…ニー」ドサッ
倒れるレイ
ツバメ「ライトレイ!早くそいつを倒しなさいライトニング!ライトレイを早く病院へ連れていかないと…」
ライトニング「わかっています!私のターン。私はレベル・ウォリアーをレベル4として特殊召喚。さらに放浪の勇者フリードを召喚。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚、No.39 希望皇ホープ!」
No.39 希望皇ホープ DEF2000
ライトニング「ターンエンドです」
決闘獣「グォォォ!」
ライトニング「ホープに攻撃ですか。だったらホープの効果発動!」
決闘獣「グォォォ!」
ツバメ「だめよライトニング!エヴォルカイザー・ドルカの効果で破壊されてしまうわ!」
スクード「終わりだな」
決闘獣「グォォォ!」
ライトニング「ダイレクトアタック……それを待っていました!墓地のスター・ロビンの効果発動!」
ツバメ「えっ!?いつの間に!」
ライトニング「D・D・Mの効果を発動した時、コストとして送ってたんですよ!」
スクード「だがしょせんはその場しのぎだ」
ライトニング「トラップ発動ガムシャラ!スター・ロビンを攻撃表示にします!」
異次元エスパー・スター・ロビンATK3000
ツバメ「だめ!攻撃力が足りない!」
ライトニング「いいえ!まだです!」
スター・ロビンの背中に翼が生える
スクード「これは!」
ライトニング「手札のオネストの効果です。その効果を受けスター・ロビンの攻撃力はエヴォルカイザー・ドルカの攻撃力分アップします!」
異次元エスパー・スター・ロビンATK3000→7100
スクード「攻撃力7100だと!?」
ツバメ「これなら!」
ライトニング「いけ!スター・ロビン!」
異次元エスパー・スター・ロビンATK7100 VS エヴォルカイザー・ドルカATK4100
決闘獣LP1600→0
決闘獣「グァァォォ……」
決闘獣は黒いエネルギーを体から放出し消滅した
スクード「ちっ。まさかこいつを倒すとはな。今日はこれくらいにしといてやる。だが次に会う時、それがお前たちの最後だ!」
コード・スクードは空間の裂け目に去っていった
ライトニング「な、なんとかなりました」
ライトニングは緊張がとけひざをつく。
ツバメ「ライトニング!」
ライトニング「すいません、ツバメ。私は大丈夫です。それよりレイを……」
ツバメ「わかったわ。あなたも一緒に病院に来なさい」
ライトニング「そうですね。私の体もボロボロですし……」
ライトレイを連れ病院へと向かうツバメとライトニング。何とか新型の決闘獣を倒したライト兄弟。ますます激しい戦いが予想される決闘獣たちとの戦い。ライト兄弟とツバメに訪れる一時(いっとき)の休息。だがそれは"一時"でしかないのであった
to be continued
最終更新:2013年01月02日 16:35