~地球連邦治安維持局本部~
ヴァーダンド「ふん!」
局員A「うわぁぁ」
スクード「終わりだ!」
局員B「ぐぁぁぁ」
ウルズ「……」
次々と倒されていく局員たち
総局長「な、何故だ。何故お前たちが……」
???「もうあなたたちの時代は終わったのですよ」
治安維持局総局長の前には顔全体を覆う白い仮面をつけた人物が立っている。その人物の声は変声機でも使っているのか男か女かもわからない。
総局長「わ、私たちのやり方が悪かったならあやまる。これからは……」
???「そういうことではないんです。わかってないですね」
総局長「ん?な、なんだ。そういえばさっきから何かうめき声のような」
???「あぁ。もうまちきれませんか、ではこのごみの処理はまかせます」
総局長「ひぃぃ!!こ、こいつらは!?」
仮面の人物の後ろから決闘獣たちが現れる
総局長「そ、そんなまさか決闘獣はお前が!?」
???「いけませんね。ごみはしゃべらないですよ」
決闘獣が総局長に喰らいつく
総局長「ぎゃぁぁぁ!」
???「では準備にとりかかりましょうか。
コード・ウルズ、
コード・ヴァーダンド、コード・スクード」
ヴァーダンド「はっ!」
スクード「はい」
ウルズ「……」
???「これからが始まりです。新たな世界のね」
~ミストラルシティ治安維持局~
局員A「長官!本部から入電です!」
ネオ「なんだい?」
局員A「全世界同時中継?何故わざわざそんな?」
ネオ「まぁいいさ。つないでくれ」
各地の治安維持局を通して地球連邦治安維持局本部から全世界に中継が入る
???「……」
画面には仮面の人物が映る
一般人「なんだ?」
一般人「これって地球連邦治安維持局からの放送だよね?」
仮面の人物が口を開く。
???「ごきげんよう全世界のみなさん。私はN。地球連邦治安維持局本部の新長官です」
一般人「えっ?新長官?」
一般人「この仮面をつけた奴がか?」
治安維持局局員「そんな伝令うけてないぞ?」
治安維持局局員「どういうことだ?」
Nと名乗る仮面の人物は続ける
N「私は地球を守るものとして新たな秩序を設けようと思います」
PULENGERの面々もこの放送を見ていた
にろく「新たな秩序だと?」
ディック「てかなんで仮面なんかかぶってんだろう?」
凌牙「さぁな。なにかやましいことでもあるんじゃないのか」
ナル「う~ん。気になるね」
N「私が掲げる新たな秩序。その第1段階としてまずは全人類を抹殺します」
ライト兄弟も病院でこの放送を見ていた
ライトニング「な、なにをいってるんですか?この人は?」
ライトレイ「決闘獣で世界中が混乱しているっていうのに……笑えない冗談だぜ」
N「今の私の言葉。冗談だとせせら笑うものたちもいるかも知れませんがご安心ください。私は本気です。そのための力もあります」
放送を見ていた十也と結利はその言葉が気になった
十也「力だと?」
結利「どういう意味なんだろう?」
N「それがこれです!」
Nの後ろの垂れ幕が取り払われる。そこにはおびただしい数の決闘獣がいた。
一般人「デュ、決闘獣!?」
一般人「えっ、えっ!?どういうことなの?」
N「みなさんもよくしっていますね。これは通称決闘獣と呼ばれています。私はこの決闘獣をつかって全人類を抹殺します。そしてしかる後、新人類によって世界は生まれ変わるのです。では旧人類のみなさん。さようなら」
Nからの放送が終わる。この放送は全世界で波紋を広げた。だがモゴラ大陸にある地球連邦治安維持局本部にはだれも連絡が取れない。この演説の事実を確かめる術はない。だが演説中に流れた映像。そこに映る決闘獣。それがなによりもの証拠だった。これはフィクションではない。Nと名乗る人物は本気で世界を人類を殺す気でいると。
~ミストラルシティ治安維持局~
ツバメ「今すぐPULENGERを呼び戻して!十也と結利も急いで戻ってくるようにと伝えて!」
局員「は、はい!」
ネオ「まさかこんなことになるとは……」
ツバメ「今はわからないことが多すぎるわ。まずは対策を練りましょう」
ネオ「そうだね」
決闘獣を操るN。深い闇がとうとう表舞台に姿を現した。だがそれは同時に世界をも飲み込むほどの闇となるのである
to be continued
最終更新:2013年01月02日 17:56