激闘必死の決闘!ミストラルシティを守りぬけ!

~ミストラルシティ治安維持局~
局員A「長官!決闘獣及びコード・スクード、コード・ヴァーダンドその他3名を確認!奴らは治安維持局を破壊するつもりだと思われます」
ネオ「とうとうここまできたか……」
ツバメ「敵の数が多すぎるわ。部隊を分けましょう。各員、私が指示するポイントに行きなさい。そこで奴らを迎え撃つわ」


~ミストラルシティ・Aポイント~
コード・スクード「ここを落とせばNの理想は近づく。んっ?」

決闘獣を引き連れ治安維持局を目指すコード・スクード。その前に彼らが現れる

スクード「お前たちか……」
ナル「こいつがコード・スクードか」
十也「この間のようにはいかないぜ!」
結利「パワーアップした私たちの力をみせてやるんだから!」
スクード「私の邪魔をするというのならこの間のように蹴散らしてやろう!」


~ミストラルシティ・Bポイント~
にろく「すごい数の決闘獣だぞ!」
ライトレイ「だがやるしかないだろ!」
凌牙「あぁ!いくぜ!」

3人は決闘獣の群れに向かって突撃していく

アポロニウス「コード・ヴァーダンド。偽りの神をあやつるソナタの正体、今度こそ暴かせてもらうぞ」
コード・ヴァーダンド「ふん。我の神は偽りではない!そして聞け!我はコード・ヴァーダンド!ネイトの剣なり!」

デュエルディスクを構える2人

アポロニウス&ヴァーダンド「デュエル!」


~ミストラルシティ・Cポイント~
Cポイントに向かったボルケーノ、ライトニング、ディック。ポイントにつくとそこには人がいた。

ライトニング「こんなところに人が?」
ボルケーノ「危ないぞ。早く非難しろ」
ディック「それにしても顔が似てるな。三つ子か?」

15歳前後と思われる3人。逃げ遅れたのだろうかと思い非難を促すライトニングたち。だがそもそもこんなところに人がいるのはおかしくないだろうか

???「避難の必要はないよ」
???「だって僕達はこっち側だからね」

3人の後ろから決闘獣たちが現れる

ライトニング「なっ!?決闘獣!」
ボルケーノ「それじゃあこいつらは!」
???「ふふふ。僕達にあたるとはついてるね」
ディック「どういうことだ?」
???「だって僕達の糧となることができるんだからね。君たち旧人類にとっては光栄なことだよ」
ボルケーノ「旧人類だと?」
???「そうさ。これからは僕達ハイ・ヒューマンが世界を支配するんだよ。おろかな旧人類に変わってね」
ディック「ハイ・ヒューマン……」
ライトニング「新しい人類……あなたたちはいったい?」
アージ「冥土の土産に教えてあげるよ。僕はアージ・アレジェーネ」
ドーヴァ「ドーヴァ・アレジェーネ」
トリス「トリス・アレジェーネだ」
アージ「僕たちがNの作る新世界の住人となる新人類さ。お前たち旧人類は全て抹殺されるんだよ」
ボルケーノ「人類の抹殺だと!?そんなこと俺たちがさせないぜ!」
ディック「ハイ・ヒューマンだかなんだか知らないが俺たちが倒してやるぜ」
ライトニング「そうです!あなたたちの好きにはさせません!」
ドーヴァ「旧人類のくせに生意気な!」
トリス「その体に力の差を刻み込んでやる」
アージ「僕たちに歯向かうことのおろかさをおしえてやるよ!」


~ミストラルシティ・Aポイント~
ナル「俺は交響魔人マエストロークでアクエリアを攻撃!」

スクードLP1800→1600

スクード「くっ!私のターンだ。私の墓地に水属性モンスターが5体存在する時このモンスターは特殊召喚することができる!いでよ、氷霊神ムーラン・グレイス!ムーラン・グレイスの効果発動、このカードが特殊召喚に成功した時相手の手札を2枚墓地に送る」
ナル「俺の手札が!」
スクード「ムーラン・グレイスでマエストロークに攻撃!」
ナル「くっ!オーバーレイユニットのないマエストロークは破壊を防ぐことはできない」

ナルLP1400→400

スクード「ふん。ターンエンド」
ナル「俺の手札は奴の効果で全部捨てられてしまった。場にカードもない。このドローで全てが決まる…。俺のターン!このカードなら!俺はマジックカードミラクルフュージョンを発動!墓地のクレイマンとゴブリンドバーグを融合。こい!E・HEROガイア!ガイアの効果だ、ムーラン・グレイスの攻撃力を半分にし、その数値分攻撃力をアップする!」

E・HEROガイアATK2200→3600
氷霊神ムーラン・グレイスATK2800→1400

スクード「なんだと!?」
ナル「いっけー!E・HEROガイアでムーラン・グレイスに攻撃!コンチネンタル・ハンマー!」

スクードLP1600→0

スクード「ぐぁぁぁぁ!」

吹き飛ぶコード・スクード

十也「ナル!」
結利「こっちは片付いたよ!」
ナル「2人とも!おれのほうもなんとかなったよ」
スクード「くっ……」

コード・スクードが起き上がる。その仮面は先ほどの衝撃で左半分ほどが壊れていた。仮面の中の顔がそこから覗き見える。

結利「仮面が!?」
十也「やっぱり……あなただったんですか」

その顔はカレン・ネティスその人だった

スクード「ちっ!任務は失敗した。撤収する」
ナル「まて!」

コード・スクードは空間の裂け目に姿を消した

十也「やっぱりコード・スクードの正体はカレンさんだったのか」
結利「でもなんでカレンが……」
ナル「今は考えてる場合じゃない。みんなのところに急ごう」
十也「そうだな。わかった」


~ミストラルシティ・Bポイント~
アポロニウス「3体の生贄をもって、我天命を全うす。天地開闢の言の葉を紡ぎ出さん!いでよ、邪神ドレッド・ルート。ドレッド・ルートの効果によりソナタのオシリスの天空竜の攻撃力は半分となる」

オシリスの天空竜ATK4000→2000

ヴァーダンド「だがオシリスの効果によりソナタのドレッドルートの攻撃力は2000ポイントダウンする!」

邪神ドレッド・ルートATK4000→2000

ヴァーダンド「つまりお互いの神のパワーは同じ」
アポロニウス「かまわん。ドレッド・ルートでオシリスの天空竜に攻撃。フィアーズノックダウン!」

邪神ドレッド・ルートATK2000 VS オシリスの天空竜ATK2000

ヴァーダンド「くっ!」
アポロニウス「私はカードを2枚セットしターンエンド」
ヴァーダンド「私のターン!私はマジックカード高等紋章術を発動!墓地の紋章獣2体でオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!紋章王ゲノム・ヘリター!ソナタのライフは2000。この攻撃で終わりだ!ゲノム・ヘリターでダイレクトアタック!」
アポロニウス「トラップ発動聖なるバリアミラーフォース!ソナタのモンスターを破壊する!」
ヴァーダンド「くっ。防いだか。ならば私は墓地の紋章獣ユニコーンの効果発動。墓地のこのカードを除外することで墓地からサイキック族のエクシーズモンスターを特殊召喚する。再び我がフィールドに戻れゲノムヘリター。さらにトラップ発動極限への衝動。2体のソウルトークンを特殊召喚」
アポロニウス「奴のフィールドに3体のモンスター……」
ヴァーダンド「3体の生贄をもって、我天命を全うす。天地開闢の言の葉を紡ぎ出さん!いでよ、邪神アバター!このカードが召喚に成功した時相手は2ターンの間魔法・罠カードを発動することはできない。ターンエンドだ」
アポロニウス「ドロー!」
ヴァーダンド「魔法・罠が封じられた状況で神に勝つことなど不可能だ!あきらめるんだなアポロニウス!」
アポロニウス「それはどうかな?」
ヴァーダンド「なんだと?」
アポロニウス「私は墓地のモンスターを全てデッキに戻し究極封印神エクゾディオスを特殊召喚」
ヴァーダンド「ふん。その神では我のアバターを倒すことはできん!しょせんはたわごとか」
アポロニウス「私の墓地にモンスターが存在しない時ミラー・レディバグは手札から特殊召喚することができる。さらにこの効果で特殊召喚したこのモンスターのレベルはこのカード以外の自分のモンスターのレベルを合計したレベルとなる」

ミラー・レディバグ星10

ヴァーダンド「奴の場に2体のレベル10モンスター……もしや奴の狙いは!」
アポロニウス「私は2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚超怒級砲塔列車グスタフ・マックス!神を倒すことはできなくてもそれを操る者を倒すことは可能だ!グスタフ・マックスの効果発動!オーバーレイユニットを一つ取り除き相手に2000ポイントのダメージを与える!グスタフ・マックスよ!奴を撃ち抜け!」
ヴァーダンド「ぐぉぉぉ!」

ヴァーダンドLP2000→0

ヴァーダンド「まさか私自身を直接狙ってくるとはな……」ピシッ
アポロニウス「奴の仮面にヒビが!」

ヴァーダンドの仮面が割れる

アポロニウス「!?」
ヴァーダンド「ふん。どうした?驚いたか?」
アポロニウス「私と……同じ顔だと!?」
ヴァーダンド「今回はソナタに負けたが次こそは私がソナタに勝ち、私という存在を証明してみせる!さらばだ!」

ヴァーダンドは空間の裂け目に姿を消した。

アポロニウス「コード・ヴァーダンド……」


~Cポイント~
トリス「どうした?それがお前たちの実力か?」
ライトニング「くっ!強い!」
アージ「あっけないね」
ディック「これがハイ・ヒューマンの力……」
ドーヴァ「さてそろそろ終わりにしようか」
ボルケーノ「やばいぜ!このままじゃ……」

ハイ・ヒューマンに圧倒される3人

???「ずいぶんと押されてるな。敵さんは強力ってわけだ!」
???「きてそうそうこんな事態に巻き込まれるとはな」

2人の男がこの戦いに割ってはいる

ボルケーノ「お前は!」
ライトニング「ディサイブ・ラウズレイ!」
ディック「ともう1人はだれだ?仮面の奴らに似ている気が……」
アージ「裏切り者のコード・ウルズじゃないか」
ドーヴァ「わざわざ粛清されにきたのかい?」
ウルズ「お前たちがハイ・ヒューマンか……データは確認していたがこれほどまでとはな」
トリス「まとめてお前たちも始末してあげるよ」
デイサイブ「そうはさせん!ウルズ!」
ウルズ「おう!」
ディサイブ「極神聖帝オーディン!」
ウルズ「ギャラクシー・クィーンズ・ライト発動!」
アージ「なにをする気だ、あいつら?」
ディサイブ「余はオーディンとレベル10となったライトニングの野獣戦士ピューマン、ボルケーノの炎星候ホウシンをオーバレイ!」
ディック「俺のは!?」
ドリス「レベル10のモンスター3体でオーバーレイだと!?」
ディサイブ「聖国を護りし賢き射手(しゃしゅ)よ!聖王の名においてディサイブ・ラウズレイが命ず!今こそ我が力となりてその力を顕現せよ!ジ・ラウザー!」

ジ・ラウザー ランク10 ATK5000

ドーヴァ「なんだ!あのモンスターは!?」

ジ・ラウザーからすさまじいプレッシャーが発せられる

アージ「くっ!いやな感じがする」
トリス「ここは一度撤退するぞ」
ドーヴァ「だが次会う時!それがお前たちの最後だ!」

3人は空間の裂け目に姿を消した

ウルズ「すごいぜ、こいつは」
ディサイブ「やったか。くっ」ガクッ

ディサイブは膝をつき倒れそうになる

ディック「大丈夫か?」
ディサイブ「あぁ。ジ・ラウザーは悪しき者を退ける力を持つ我が国に伝わりし伝説のカード。だがその使用は持ち主の体力を大幅に削る」
ライトニング「そんなカードが……」
ボルケーノ「だがあんたたちのおかげで助かったぜ。ディサイブとえ~と」
ウルズ「コード・ウルズだ」
ディック「コードだって!?それじゃお前あいつらの仲間なのか?」
ウルズ「いや今は違う。いろいろあってな」
ライトニング「そうなんですか」
ディック「おい!他の部隊から連絡があったぜ。撃退完了だそうだ」
ライトニング「でしたら一度対策室に戻りましょう」
ボルケーノ「お前たちもこいよ」
ディサイブ「もとよりそのつもりで我々もきたのだ」
ウルズ「俺も話さなきゃならないことが山ほどあるからな」


ディサイブとコード・ウルズを加えた決闘獣対策室。彼らの力によってNの軍勢を撃退することに成功したミストラルシティ。新たな敵ハイ・ヒューマンも現れ激化する戦い。彼らの戦いは続く。




to be continued
最終更新:2013年01月18日 12:23