標的はウルズ!? 過去を知る謎の敵!

~経済大国トロイダル~
ウルズ「今日はこの街で休むか」

昴「うん」

ウルズと昴は傭兵決闘者として各地で任務をこなし生計を建てていた。決闘獣を退治するするという任務を終えた2人はトロイダルの宿で一泊することにした。

ウルズ「たしか宿はあっちのほうだったな」

昴「うん」

ウルズ「(昴は相変わらずこの調子だ。俺が必ずこいつを元の昴に戻さなくては……)」

ドン!

ウルズが通りすがりの人物に肩をぶつける

ウルズ「おっと。大丈夫か?」

治安維持局員「はい。心配していただきすいません」

ウルズは昴と共に宿へと向かう。先ほどの治安維持局員が無線機を取り出す

治安維持局員「対象を発見。DNAデータの照合結果から間違いありません。奴です」

???「まさかとは思ったけどこちら側に奴らも来ていたとは驚きね」

治安維持局員「どうしますか?」

???「あなたたちでは奴には勝てないわ。私がでるわ」


~経済大国トロイダル・宿屋~
ウルズ「じゃあ俺は2階の部屋で休む。朝になったら起こしにいく」

昴「うん」

ウルズは2階の自分の部屋へいき、ベッドで仮面を外し横になる。

ウルズ「ふぅ。(このまま傭兵をただ続けているだけでは昴を元に戻すことなんてできない。なにかないのか。なにか……)」

ドンドン
ウルズの部屋の扉が叩かれる

ウルズ「なんだ?」

治安維持局員「トロイダル支部の治安維持局です。ちょっとお話を伺いたいことがあります」

ウルズ「なにかあったのか?」

ウルズが扉を開ける

治安維持局員「仮面を外している!?この顔間違いない!」

ウルズ「なんだ?なにを言っている?」

治安維持局員が扉の外の人物に話しかける

治安維持局員「隊長!対象を確認しました!」

???「そう」

扉の奥から女が現れる

ウルズ「だれだ!お前は!」

???「私は地球連邦治安維持局特殊部隊アサルト・シャドーの技術隊長をしているメロッテ・ブルーナイトよ」

ウルズ「アサルト・シャドーだと?聞いたことがないな。新しくできた部隊か?」

メロッテ「アサルト・シャドーを知らない?……あなたに1つ聞きたいことがるわヘレティス1」

ウルズ「なんでその名を知っている!?」

メロッテ「質問をしているのは私よ」

ウルズ「お前たちは何者なんだ!」

メロッテ「……どうもあなたは違うようね。だったら今のうちに始末させてもらうわ」

デュエルディスクを構えるメロッテ

ウルズ「お前たちの正体暴かせてもらうぞ!」

メロッテ「あなたにそれができるかしら。D・Eフィールド展開!」

ウルズ「なんだ今のは!」

メロッテ「すぐにわかるわ」

ウルズ&メロッテ「デュエル!」

ウルズ「先攻はもらう。俺はライフを2000ポイント支払いガーベージ・ロードを特殊召喚」

ウルズLP4000→2000

ウルズの体を痛みが襲う

ウルズ「うぐっ!ダメージの実体化だと!?」

メロッテ「うふふ。自分からライフを減らすなんて死に急いでるわね」

ウルズ「ちっ!俺はチューナーモンスターダーク・リゾネーターを召喚。ダーク・リゾネーターをガーべージ・ロードにチューニング!シンクロ召喚スターダストドラゴン!カードを1枚セットしターンエンドだ」

メロッテ「私のターン。いくわよヘレティス1!私はフィールド魔法歯車街を発動!さらにフィールド魔法が存在する時、先史遺産トゥーラガーディアンは手札から特殊召喚することができる。そして私はフィールド魔法をセットするわ」

ウルズ「自分のフィールド魔法を自分で破壊しやがった!」

メロッテ「歯車街は破壊され墓地へ送られた時、古代の機械と名のつくモンスターを特殊召喚できる。私はデッキから古代の機械巨竜を特殊召喚」

ウルズ「攻撃力3000のモンスターをデッキから特殊召喚だと!?」

メロッテ「さぁいくわよ」

ウルズ「(確か古代の機械(アンティーク・ギアは戦闘を行なうとき相手の魔法・罠を封じる効果をもっていたはず。ならば!)」
ウルズ「俺はバトルフェイズ開始時にトラップを発動するぜ!」

メロッテ「古代の機械の効果を警戒してるわね」

ウルズ「スカーレッド・カーペット。墓地のダークリゾネーターを守備表示で特殊召喚する」

メロッテ「バトルよ。古代の機械巨竜でスターダストドラゴンを攻撃」

古代の機械巨竜ATK3000 vs スターダストドラゴンATK2500
ウルズLP2000→1500

ウルズ「くっ!」

メロッテ「ダーク・リゾネーターを出すことでなんとか耐えたみたいね。私はこれでターンエンド」

ウルズ「こいつ強い!俺のターン、ドロー!気を抜いたらやられる。(だがこの状況では攻めれるカードがない。ここは守りを固める!)俺はモンスターをセット!ターンエンド(俺が伏せたモンスターはクロック・リゾネーター。こいつもダーク・リゾネーターと同じく破壊体制をもつ。これなら次のターンは凌げる!)」

メロッテ「甘いわね。防御に徹して私の攻撃をかわしきれると思っているのかしら?」

ウルズ「なんだと?」

メロッテ「うふふふ。私は2体のモンスターをリリース」

ウルズ「最上級モンスターか!」

メロッテ「現れなさい古代の機械巨人!」

ウルズ「攻撃力はガジェルドラゴンと同じ……。なぜわざわざモンスターを減らしたんだ?」

メロッテ「古代の機械巨人でダーク・リゾネーターを攻撃!」

ウルズ「なんだと!?(ダーク・リゾネーターは1ターンに一度戦闘によっては破壊されない…。)」
ウルズ「はっ!もしやお前の狙いは!」

メロッテ「気づいたようね。でももう遅いわ。古代の機械巨人は貫通能力をもつわ」

ウルズ「くっ!だめだ対抗策がない!」

古代の機械巨人ATK3000 VS ダーク・リゾネーターDEF300
ウルズLP1500→0

ウルズ「ぐぁぁぁ!」

吹き飛び壁に叩きつけられるウルズ。

ウルズ「ぐはっ!」

メロッテ「あっけないわねヘレティス1(この程度の力。やはり彼は奴らとは違うようね)」
メロッテ「ならばなおさらここで始末させてもらうわ」

昴「ウルズ?」

昴が部屋に入ってくる

治安維持局員「ちっ!みられたか!」

ウルズ「昴!くるな!」

メロッテ「昴?」

メロッテが昴のほうをみる

昴「?」

メロッテ「あ、あなた……」

メロッテが昴に近づく

昴「……」

昴は相変わらず無表情のままだ

メロッテ「(こんな偶然もあるのね……)気がかわったわ。撤退するわよ」

治安維持局員「いいのですか、隊長!」

メロッテ「どうせこの程度の力なら奴らのようにはなりえないでしょう。行くわよ」

治安維持局員「はっ!」

メロッテ「(昴…)」

メロッテたちは部屋を出て行った

ウルズ「なんだかわからんが助かったぜ」

昴「……」

倒れているウルズを見つめる昴

昴「いたそう…」

ウルズ「まぁな。すまないが俺をベッドにのせてくれないか。1日も寝ればこの体なら治る」

サイボーグの体を得ているウルズの体はナノマシンにより高速回復するのだ

昴「うん」

昴はウルズをベッドの上に運ぶと自分の部屋に帰っていった

ウルズ「あいつらは一体…。これはうかうか傭兵をしている場合じゃないかもな。アサルト・シャドー…。奴らのことを調べてみるか」


ウルズたちの前にあらわれた治安維持局特殊部隊アサルト・シャドー。ヘレティス1のことを知る彼らは一体なにものなのか。そしてメロッテと昴の関係とは…


to be continued
最終更新:2013年02月17日 21:18