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アサルト・シャドー所有飛行艇・艦艇(ブリッジ)~
赤髪の男「ふう。やっと体もまともに動くようになったな。こいつが」
傷だらけだった赤髪の男はダメージも回復し万全の状態になっていた
メロッテ「あらゲイン。もう体の方はいいの?」
ゲインと呼ばれる赤髪の男は答える
ゲイン「あぁ。ところでメロッテ、お前ヘレティス1と接触したそうだな」
メロッテ「えぇ」
ゲイン「奴はどうだった?」
メロッテ「ヘレティス2と同じよ。彼も奴らとは違うようね」
ゲイン「そうか。ヘレティス1とヘレティス2、奴らはあいつらとは違うということか」
メロッテ「そうね。ヘレティス1とヘレティス2はこのことから考えても2、3年まえにこちら側に来ている可能性が高いわね」
ゲイン「あいつらが出てくる前ということか」
メロッテ「そうなるわね」
ゲイン「ふん。だが奴らもあいつらのように俺たちの脅威になる可能性がある以上俺は放っては置けんな」
メロッテ「まぁそれはガーランドの許可がおりたらね」
ゲイン「そんなものは関係ない!俺は奴を倒す。この間の仮もあるしな」
ちょうどその時ガーランドがブリッジに入ってきた
ガーランド「ゲイン。体の方はもういいのか?」
ゲイン「あぁ。問題ない。奴との決着をつけねばならないからな」
ガーランド「ヘレティス2か」
ゲイン「あぁ、そうだ。俺のデッキは?」
ガーランド「ここにある」
ガーランドからデッキを受け取るゲイン
ゲイン「これで俺の本気を奴にぶつけることができる」
メロッテ「いいの、ガーランド?ゲインはあなたが止めてもヘレティス2と決着をつける気よ」
ガーランド「我らの目的には支障がないだろう。好きにしろゲイン」
ゲイン「そうさせてもらう」
ガーランド「ヘレティス1の方はどうなっている?」
メロッテ「わざわざ私たちが相手をするまではないわ。部隊の方を向かわせたわ。それで十分でしょう」
ガーランド「そうだな。ヘレティス1とヘレティス2は奴らとは違うようだからな。あの程度の力ならばどうということはないだろう。我らは本懐を果たすのみだ。あちら側の世界を捨ててまできたこの世界でな」
~トロイダル国境付近~
ウルズ「ここを超えればタウガス共和国か」
昴「……」
ウルズと昴はミストラルシティを目指していた。そのためにはこの国境を越え、タウガス共和国にある船乗り場へ行かなければならないのである。トロイダルとタウガス共和国の国境は巨大な壁で遮られておりそこにある門を通らなければ国境を越えることはできない
ウルズ「さて俺たちはパスポートを持っていない。どういくか…」
ウルズが考えを巡らせながら門の方をみる。そこでウルズは異変に気づく
ウルズ「なんだ!?門兵が倒れている」
ウルズと昴は倒れている門兵のもとへ駆け寄る
ウルズ「おいどうしたんだ!」
門兵「……」
昴「返事がない…」
ウルズ「だが息はしているようだ。死んではいない」
???「来たなヘレティス1」
ウルズ「だれだ!」
門の影から数人の男が現れる
ウルズ「治安維持局員か…いや違う!お前たちはこの間の奴らか!」
Aシャドー隊員「ヘレティス1。お前はここで我らが排除する。覚悟しろ!」
デュエルディスクを構えるアサルト・シャドー隊員たち
ウルズ「ちっ!こんなところで足止めを食ってる場合じゃないってのに!(それにこれだけの数…俺と昴だけで切り抜けられるのか…)」
昴「……」
対峙する面々。その光景を見つめる男がいた
???「目標を発見した。これより目標と接触する」
~~
ウルズ「はぁ…はぁ…」
Aシャドー隊員「こいつ…これだけの数を相手にしてまだやるというのか!」
ウルズ「ちっ!(こいつは本格的にきついぜ。昴は…)」
昴の方に目をやるウルズ
昴「はぁ…はぁ…」
Aシャドー隊員「ヘレティス1と一緒にいたのが運のつきだ!これで終わりだ!」
ウルズ「まずい!昴!」
???「罠カード発動!聖なるバリアミラーフォース!」
突如現れた男のカード効果によりAシャドー隊員のモンスターが破壊されていく
Aシャドー「なに!?なんだ貴様は!」
ウルズ「お前は…」
???「俺は治安維持局本部所属のリヴァーレ・シュトレードだ。これよりお前たちを援護する」
ウルズ「どういうことだ?なんで治安維持局本部の奴がここに…。それになんで俺を?」
リヴァーレ「今はこいつらを倒すのが先決だ」
Aシャドー隊員「こちら側の治安維持局か。だが我らの敵ではない!」
リヴァーレ「己の力を過信したものは滅びる運命(さだめ)だ。ターゲット確認アサルトシャドー。目標を殲滅する」
リヴァーレの戦術はアサルト・シャドー隊員のそれを上回っていた。圧倒的な力の差を見せつけ勝利するリヴァーレ。
Aシャドー隊員「くっ。これほどの実力をもつ決闘者がいるとは。撤退だ!」
撤退していくAシャドー隊員たち
ウルズ「助かったか。それでお前は一体?」
リヴァーレ「ミストラルシティのカレン・ネティスからの要請だ。お前を探してミストラルシティへ連れてくるというな」
ウルズ「どういうことだ?」
リヴァーレ「さぁな。詳しくは俺も聞いていない。俺の任務はお前たちをミストラルシティへ連れて行くことだからな」
ウルズ「そうか。だが助かった。礼を言う」
リーヴァレ「礼の必要はない。これが俺の任務だからな」
ウルズ「そうかい(無愛想なやつだぜ)。じゃあお前の任務を遂行してもらおうか。俺と昴をミストラルシティへ連れて行ってくれ」
リヴァーレ「あぁ。言われなくてもそうさせてもらう。ついてこい」
リヴァーレの後をついていくウルズと昴。彼らはミストラルシティへと向かうのであった
to be continued
最終更新:2013年02月22日 21:05