海峡のラメイル

本名:キノ=イーストン

空白の次元から送り込まれた「青の使い魔」の依り代。

使い魔の支配から解放された後,自らの心の弱さを克服するために旅に出る。

最初に訪れた国は,経済大国トロイダル。
他国には理解しづらい経済方式に基づいて,国民のすべてが決闘によって生計を立てている。決闘戦術は特に秀でており,生半可な力では対処することは不可能。渡航者に対しても同様であり,国内で取引をするには決闘以外に方法はない。金銭のやり取りがない,つまりお金の代わりに決闘をするのだ。
ラメイルは,この国にしばらく滞在し自らの価値観があまりにも極狭であったことに気づかされた。

次に訪れた国は,不思議大陸の中心国アースン。
渡航者であるラメイルに友好的であり,ラメイルの傷ついた心は優しく癒された。唯一の問題は,国王の息子,王子にあたるものがとてもやんちゃであったこと。王子に同行して何度も危険な目にあったが,王子の放つ不思議な術によって救われる。王子は常に携えている大剣に炎の魔術を併せた剣術を用いる。
ラメイルは,魔術の練習を指南されたが才能がなかったようで扱うことはできなかった。

砂漠を越えてたどりついた,黄金都市アムジャーラ。
全てが黄金。何もかも黄金。渡航者には記念として好きなだけ黄金を持ち帰っていいという気前のいい国。しかしラメイルは黄金に価値を感じずその申し出を断った。カエルのような姿の国王は飛び上がって驚いたが,ラメイルの無欲さ,それ以上に彼女の見てきた世界にこそ,黄金に勝る価値がある称賛した。今後の旅で資金的に困ることがあれば助けになると約束した。
ラメイルは丁重に断ったが,承諾しないと出国を認めないと言われ仕方なくその旨を受け入れた。

これからもラメイルはさまざまな国を巡り,見分を深め,世界をそして宇宙を理解していくだろう。

最後の使い魔メサイアによって「星の力」を与えられ,ある目的を思い出す。
メサイアに導かれ,彼女もまたミストラルシティに向かうのであった。

水の国にて「英雄の物語」に隠された人間と地球外生命体との接触の事実を知る。
同時に英雄のカード「ポセイドラ」を譲り受け,事実上「水の国」を代表する決闘者となった。
最終更新:2012年10月27日 17:48