Government of Titan


 13時42分、市庁舎前を通過。見つけた白骨死体の数はとうに4桁を超えている。
これまでの報告にもあったが、多くの骨には無数の亀裂が確認でき、巨人が人間を握りつぶすという説は正しいものと思われる。
 今のところ巨人には遭遇しておらず、足音も聞こえない。糞などの生活の痕跡も、人間以外に食われたと思しき動物の死体も確認できない。
「巨人は食事を摂らずに生存可能」という2年前の推測は正しいものと思われる。

 13時48分、巨人を発見。髪は肩に毛先がかかる程度で、裸の女性のような姿をしている。顔立ちは、人間の基準で言えば美人とは言い難い。今まで勇気ある殉職者達の功績である画像や映像でしか見たことが無かったが、ついに肉眼でその姿を確認できた。距離は100m程ある。

 そして、その巨人なのだが、3F建てのビルに股間を密着させ、擦り付けるように腰を振っている。
「あん、んあっっ……ふっぐっ」と腹の底に響くような重く低い喘ぎ声をあげながら。
 これが人間であれば、間違いなく自慰をしていると言えるだろう。だが、相手はヒト型ではあってもヒトとはかけ離れた生物、かどうかも怪しい存在だ。
 もしもあれが自慰であれば、巨人には性感が、生殖能力が存在すると思われる。
 私は今、あの巨人の謎に迫ろうとしている。動機が収まらない。
 13時49分、巨人ががこちらを向く。明らかにに私にしし線を向けたとき、はっきり笑う。見つかる。

「ガバガバ! ガバガババババババ!! ガバガバ!!」

 笑い声をあげる。
 巨人が走った。足が動けないわ私に巨人は凄く速く近づく。数秒でビルのかへぎわに追い詰められるる。
 私はもうすぐ死ぬだだろう。食われるか、潰されるか。わわたしは屈しない。巨人は私のすぐ前で立ち止まったらしゃがみ込んだ。
巨人の股間ががが目の前に来る。
 陰毛が生え、そn中に人間と同じの性器あり。ドロドドドドロと愛液らしししき液体が垂れる。やはりりり性器がある。
こつはこうび出来るのか。仲間を増やせせるのか。
 今のととところ、巨人は私にさわらな。見下ろすだけ。
 巨人ががしゃべる。こわい聞き取れ。わたしはくっし

「まーら……でぃっく……ぷしー……ほと」

 意味わわからない。私に顔を近づけてて言葉を繰り返すだけ。
 巨人に言葉をかけたい。

「お前ははは何であんなことをす、る。
 生殖が出来るのか? 雄がいるのか? 子供は? お前の他に巨人は?」

 人間のの言葉がわかるとは思えぬが、もしも何らかの反応が引き出せるなら幸運だ。
 きょ巨人に身体を掴まれる。すす語彙力。骨が軋む。屈しない。
 このままま飲痛い。屈しぬ。そこは。まままんこにいれ。私をマンコに。妻よりりり臭い。
キャサリン愛してる。屈しない。入れるつもりだ。
 アーメン、屈しない入る入る入るガバガバババババババ………(ここで文章は途切れている)

 以上は、希望崎学園に現れた女型の巨人『グローリーホール』が、100年に亘って存在していた街で発見された調査員が残した手記の内容である。
 希望崎での『グローリーホール』の行動と、手記の内容、彼の身体が愛液らしき粘液に塗れ、骨が砕けていたことから膣内に挿入され、膣圧で潰されたと考えられる。



最終更新:2013年06月15日 08:03