teltel55 @Wiki

恋風

最終更新:

匿名ユーザー

- view
メンバー限定 登録/ログイン

恋風

●1点
 血の繋がった兄と妹が恋愛する話。
 これだけなら(血が繋がっている以外)よくある萌えアニメだ。
 しかし絵柄も物語も萌えアニメではなく、リアル。
 それ故にとても笑って見られるものではなく、
 人(俺も)によっては始終気持ち悪い思いをする羽目になる。
 「妹ブームはキモイ」ということを伝えたかったなら大成功。
 乗っかろうとしたなら勘違い甚だしい。
 タブーを描いたアニメが見たい人には10点だろう。
 (シスプリの2作目も似た感想を抱くが、
 そちらの需要は「真性妹属性」とでも呼べそうな人。
 そっちが好きな人も恋風を楽しめる可能性は僅かにある。)

●10点
 ストーリー、音楽、演出、全てにおいて完璧
 この作品を見た後だと他作品が陳腐に見えてしまうのが唯一の欠点

●6点
 兄妹で恋愛する話。妹萌えでは決してなくけっこう生々しくてドロドロしてる。
 最初は妹の声に違和感を覚えるかもしれない。下手と取るかジブリ的と取るかは人それぞれ。
 兄も抑えた演技に徹してる。なのになぜか周りのやつらは「アニメっぽい」演技なんだよな。
 兄妹だけがリアルな存在として機能している、という解釈は深読みしすぎだろう。
 もしそこまで考えて作ってたら尊敬に値するが。まあいいや。
 話の流れは、久しぶりに再開した兄妹が一つ屋根の下で暮らすことになり、次第に惹かれ合っていくというもの。
 どうもこの過程が急ぎ足な感じ。1クールものの宿命か、エピソードの積み重ねが弱い。
 よって、兄妹の着地点が唐突に思える。無理やりって程ではないんだけど。
 ただ、もしかしたらこういうテキスト的なことを気にしながら見る作品ではないのかも。
 というのも、画面がすごく丁寧に作られてる(絵が綺麗ってことではなく)。
 語るべき内容を、画面から理解させようという努力が見えるというか。
 この台詞に頼らない心理描写がなかなか巧くて、言葉足らずなシナリオを補っている。
 考えるな、感じろってことかな。雰囲気モノ(灰羽とかね)が好きな人は気に入るんじゃないか?

 それと、あるシーンを見て犯罪アニメだなどと怒り狂った人がいることも追記しておく。

●10点
 アニメという枠を越えた至高の芸術品

●7点
 当初はただのその辺の萌えアニメかと思ってたら、
 後半怒涛のメロドラマ展開は修羅場満載で引き込まれた。
ウィキ募集バナー