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☆ ☆ ☆


「夏奈様、もっとスピードを上げられないのですか?」
『無茶言うなよこれが限界だ』

リーゼントの男、門倉雄大が黒竜に尋ねる。
しかし黒竜は否定する。
門倉は放送を聞いた直後、喫茶店を出たら南夏奈と遭遇したのだ。
そして主催本部がある日本までたどり着いた。
しかし夢の国まではまだ遠い。

「遅いぞバカ野郎wwwwww」
『誰がバカ野郎だこの野郎!』

黒竜、レッドアイズブラックドラゴンを別の黒竜、ホルスの黒炎竜が追い抜いた。
そう、門倉が仲間にしたのは南夏奈だけでない。
ラオウとホルスの黒炎竜、そして数々の仲間と遭遇したのだ。

ドラえもん、パーンサロイドは用意できるか!?」
「もうできてるよ。 パーンサロイド~」

鋼鉄ジーグの下半身が外れ、替わりに馬の両足を模したパーツが装着される。
それにドラえもんが跨り、鋼鉄ジーグは大地を駆ける。

「やつらは下から攻めるようだな鷲巣」
「ふん、そんなこと関係ない。 木原マサキだかなんだか知らんがワシが用があるのはアカギ、貴様だけだ」
「かと言っている間にまた客が来たようだぞ」

二人の魔法少女が前方の変わった戦闘服を着た集団を見て言う。
様々な星を侵略してきたフリーザ軍団の兵士達だ。
季節の分け目の大移動のように多数の兵士達が敵意を向けてエネルギー弾を撃ってくる。
されどそのような輩は彼らにとって見れば獲物に過ぎない。

「カカカ・・・・・・わかっておるよ、サンダーフォール!」
「ディバインバスタァァァァァァ!!!」

雷と桃色の魔力砲がフリーザ軍団に当たっては弾ける。
彼女達の傍にいる二体の竜も負け時とブレスを放つ。

「ではこの門倉も両親から譲り受けた力を使うとしましょう」
「拳王の前に立ちはだかる者よ、その力を見せてみよ! 北斗剛掌波!!」

門倉の周囲に数十本の槍が形成され、それらはフリーザ軍団の戦闘服を貫く。
一方ラオウから放たれた闘気の奔流は彼らを飲み込んでいく。

「・・・・・・何?」

ラオウは驚嘆する。
己が全力で放った技が片手で受け止められたのだ。
白い体の所々に紫を持ち、その体にしては長い尾が特徴的な戦士だ。
他の軍団とは違い戦闘服を着てないが、だからこそ一際目立つその姿。
ラオウは直感で感じた、こいつは強いと。

「絶対に許さんぞ貴様らあああああああ!!じわじわとなぶりごろしてくれる!」

こうして、拳の王と宇宙の帝の

「己、貴様もクライシス帝国の怪人だな!? 許ざんっ!!」
「エフッ エフッ エフッ」
「や ら な い か」
「なんだここにもやおいはいないのか。 雑種共が、そこをどけい」
「OKAMIは何処だぁぁぁぁ!!!」
「ここにいるよYOKOTUNA。
どこまで強くなったか新生スポーツ軍団でKEIKOしてもらうよ!」
「いい肉ないかなー?」
「おいコック、あいつらから奪ってこい」
「捕ったぞー! ってアーチャー、あいつら俺達の獲物を狙っているで!」
「なに? ならば相手をしてやろう」
「スプーの肉も食べましたし、次はあのドラゴンなんてどうでしょうか?」
「いや、あれは片方が人間臭く、片方が精霊臭い。 不味いから他の肉を捜そう」
「何故俺を睨むんだ!」

訂正、

「アーカードォォォォォォ!!!貴様はやはり闘争を続けるというのだな!」
「当たり前だ。 これほど極上の闘争など滅多に味わえるものでもない。
さあヒューマン、今期最大の大乱闘が始まるぞ!
HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY! HURRY!」

大 乱 闘 勃 発



「ねえねえこれってかなりやばくない?」

日本に次々と上陸してくる対主催、というか参加者。
彼らが繰り広げる大乱闘の惨状を見て、ネーナは連れの二人に問う。

「うーんこのままじゃ僕達も危ないね」

ハウエンクアも彼女に同調する。

「なに暢気なこと言っているのよ! こうなったらこの旅の扉で木原マサキのところに」

非常に慌てた口調で騒ぐのはクアットロだ。
と、そこに彼女ら全員を光が包み込んだ。




「殺されそうで困っていたやつがいたからロワから脱出させてやったぜ。

冥府にだけどな!!!!」

ま さ に 外 道


【クアットロ@魔法少女リリカルなのはシリーズ 死亡確認】
【ネーナ・トリニティ@機動戦士ガンダムOO 死亡確認】
【ハウエンクア@うたわれるもの 死亡確認】

「ついでにこの旅の扉を隠してやるぜ

もうみんなに居場所言ったけどな!!!!」

早速フリーダムガンダムのスピーカーから発された声を聞きつけたのか、
何人かの参加者がやってくる。


☆ ☆ ☆


「ハハハ、ケロロよこれが人間というものだ」

スクリーンの電源を切ったネウロは、感慨深そうに語る。

「こいつら、やりたい放題でありますな
「そう、だからこそこいつらは見てて楽しい。
何かをしようと必死になってもがいた結果、そこから生まれるものこそ良質の謎となる」
「だからネウロ殿は殺し合いを?」

ケロロは作り笑顔を模りながらネウロに問う。
だがネウロは首を振るわせた。

「本当は殺し合いなどどうでもいいのだ。
バトルロワイアルで生まれる謎も確かに良質なものもあるが、それは所詮殺し合いという一貫した環境から生まれるもの。
そのうち食い飽きる。 それに必要以上に人間が死んでしまうしな」
「はぁ・・・・・・ではなんで主催を乗っ取ろうなどと?」

乾いた笑い声を出しながらネウロは更に言葉を放つ。

「決まっている。 支配者気取りの主催からその座を奪い取った方が単に倒すよりも楽しいからだ。
雑巾のように絞りつくし使い古した後は適当に捨てるつもりだった」
「ほえー・・・・・・」

ケロロは震える。
下手していたら正に自分がそうなったのではないかということを思い浮かべたのだ。
アーカードは知らないが自分のような蛙宇宙人は犬の餌にでもされてしまうだろう。

「あ」
「何か疑問があるのか?」

アーカードのことを考えると、他に同行者がいたことを思い出した。
確か勝手にケロロ団の船に張り付いた変な女・・・・・・

「そういえばネウロ殿、スバルはどうしたでありますか?」
「あの犬か」

なんだそんなことかと鼻で笑い飛ばしてネウロは立ち上がる。
そして直前まで自分が腰掛けていた椅子を、思いっきり蹴り飛ばした。
飛ばされたサイコロ上の椅子は勢いよくバウンドしながら壁中を跳ね回って妙な音を立てて落ちる。

『げふぅ・・・・・・』
「い、今の声は!?」
「ふむ。 形が悪くなってしまったな、少し整えるか」

ネウロは己の怪力で椅子の形を無理やりサイコロ上に変えていく。
椅子は力を入れられるために軋む音がしたり、呻き声や嬌声を上げたりするからまた珍妙なものだ。
やがて椅子は正四面体の形に変えられるが、ネウロはそれに座ることはない。

「さてケロロ、我輩達も出かけようではないか」
「は、はい! どこへ行くでありますか?」
「決まっている、旅の扉とやらのところだ」

ネウロは乱雑に椅子を投げ捨てると、洞窟の出口に向かって歩きはじめた。



☆ ☆ ☆


「新新生SOS団、全軍突撃ぃぃぃぃぃぃ!!!」
「いきなりボスか。 今までのダンジョンで一番手ごたえがねぇ・・・・・・」
「な、なんですか? ここどこですか? なんで私こんなところに連れてこられたんですか?」
「落ち着けみくる、ここは木原マサキが潜伏するホワイトスターだ」
「もっと熱くなれよぉぉぉぉぉぉ!!!」
「愛しの彼もお邪魔虫のお前ももっと熱くなれ!」
「み な ぎ っ て き た」

彼らは突然現れたといえば語弊が生じるだろう。
涼宮ハルヒを団長としたグループは赤さんの情報を真っ先に聞きつけて殴り込みにきたのだ。

「何よ先客がいたっての!? キー! こうなったらあのでかいのぶちのめすわよ!」

ハルヒがネオグランゾンを指差す。
されど木原マサキもそれで黙っているような輩ではない。
呆然としていたマサキであったが状況を認識すると、思わず笑い声を漏らし始める。

「クックック・・・・・・カオスロワ参加者、お前らは本当に面白いな」

彼の目に映るのはSOS団の紅3点と風来人、本来相容れることのない究極体のデジタルモンスターが二体、
そしてミスター任天堂とその弟とやたら暑苦しい男だ。

「おっと、お前の相手はここにもいるよ」

和服を着た女が日本刀を向けてくる。
ネオグランゾンを腕を切り落とした女だ。

「あいつこそがバトルロワイアルの元凶らしき男だ」
「あんた達聞いたわね! あいつを倒したやつにはSOS団特別隊員の称号を与えるわ!」

そういいつつハルヒの出した青の巨人、神人はネオグランゾンに向かって拳を突き出してくる。
ネオグランゾンも負けぬとマニピュレーターだけが切り落とされた右腕を叩きつける。
鈍い音が辺りに響き渡り、それが第3ラウンドの合図となった。


☆ ☆ ☆


糞!糞!糞!
一体どうしたことだ。
千秋を殺害したところまでは良いものの、また新しい対主催の軍団がやってきやがった。
地上は一体どうなっているんだ!? 宇宙は禁止エリアじゃなかったのかよ!

「奇遇だな、俺もこの状況は理解の限界を超えている。
だがそれでも誰が危険かぐらいわかるのでな」

宗助が俺の胸にマシンガンを突きつける。
撃てよ、どうせ俺に残されたモノなんて何もないんだ。

「貴様はマス夫殿や凛、冬馬を爆殺し、千秋を毒殺した。
よって投降してもらう」

投降? 反省しろっていうのかよ。
ふざけんな! 俺はそんなことするなら舌噛み切って死んでやるよ!

「残念だけどその必要はないよ相良君」

ああそうさ。
俺はお前らから大切な仲間を奪ってやったんだぜ?
こんな男さっさと殺せ。 ああ殺せ。

「マ、マス夫殿!?」
「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛」

忘れたくても耳から離れることがない奇声が耳を突く。
別人でいて欲しい。
そう願っても願いは届くことなく、現実の音声は記憶の音声と照合される。
眼鏡をかけたサラリーマンの声、顔、眼鏡、髪型、体格、それら全てが記憶の中にあるものと一致した。

「乳酸菌摂ってるぅ?・・・・・・って摂ってるならこんなことにならないわよね」

沈黙。
沈黙。
沈黙。

「マス夫殿、この人形は?」
「ローゼンメイデンの第一ドールといったところかな。
たまたまこの娘のコアとなるローザミスティカを回収していたからくっつけてみたんだ」
「そうでありますか」

あれ? 目から汗が・・・・・・
ずっと見たかった姿だったのに、水で霞んでよく見えない。
だけどそれでも聴こえる。 人を散々馬鹿にしていて憎たらしいけど、
それでいて俺のことを思ってくれている心優しい想いを内包した挑発。

「そういえばマス夫殿! 千秋が・・・・・・」
「ああ彼女は無事だよ。 実は彼の持ち物の毒入り飲料をトマトジュースに変えていたんだ」
「そういえば南千秋は野菜嫌いでしたね」

「ふふふ、どうしたのかしら?」

彼女以外の雑音が聞こえるがもうどうでもいい。
俺には彼女の声しか聴こえない。
滝のように零れ落ちる俺の汗を必死にぬぐい、彼女の姿をその目で捉えようとする。

「あらあら、お馬鹿さぁん。 仕方ないわねぇ、手を貸して上げるわよ」

赤ん坊のように小さい手が俺の頬を触る。
無機質だが何処か温もりの感じるそれを俺は優しく包む。
触ったら壊れてしまいそうな手を今度こそは壊さないように、壊させないように、
そっと、そっと抱きとめた。



「さて相良君。 凛と冬馬ももうすぐここに駆けつけるだろう。
君も早く木原マサキと戦うんだ」
「了解! ・・・・・・ところでどうやってやつの真意を把握したのですか?」
「聞きたいのかな?」
「いえ、ただの興味本位です。 出すぎた真似をして申し訳ありません!」
「そう畏まらなくていいよ。 なぁに、簡単な理由さ」

かつてのマス夫は復讐鬼であった。
本来の人格を閉じ込めていたとはいえ、家族を奪われた苦しみに押し負けてしまった。
後は知っての通りである。
彼を孤独にしたテラカオスバトルロワイアルそのものを利用して、この宇宙そのものを破壊しようとしていたのだ。
どうせ自分にはこれ以上失うものなどない。 ならば全てを道連れに奪ってしまえばいいだけである。

「それが今のやつだと?」
「ああ、彼は昔の僕に似ている。 だからこそ彼の気持ちがわかった。
そしてこの状況に置いて彼が何をやろうとしているのかも」

マス夫は優しいお人形と再会しているFルートの人を眺め、微笑む。

「だからこそ彼を救ってやりたかった。
たまには良いじゃないか。
仲間、恋人、大切なモノを奪われるだけ奪われたんだ。
大切な人が生き返る?
子供じみた御伽噺さ。
でもこんな混沌とした世界でも、御伽噺が現実になってもいいとは・・・・・・思わないかな?」
「激しく同感であります!」
「だから行っておいで。 君にはまだやらなきゃいけないことがあるんだろ?
ここは僕に任せて、さぁ!」

マス夫に敬礼した宗助はボン太くんスーツの頭部をはめ込み、マシンガンを持って走り出す。
既に新たなゲストを加えた冥王の狂宴は始まっている。
目標はネオグランゾン、作戦内容は木原マサキの確保、及び撃破。
全てはこれ以上人々が奪い合う悲劇を止めるため。
相良宗助は走り出す。
着ぐるみにはおよそ似つかわしくない兵隊走りで。



☆ ☆ ☆



「そぅらそらそらそらぁ!!!」

ドーム上部に大量のワームホールを形成したネオグランゾンは、そこから大量のビームを降らす。
ネオグランゾンなりの洗礼、ワームスマッシャーだ。
これを凌げない程度の相手なんぞこの冥王の前に立つ刺客すらない。
早速二匹落ちたようだ。

「悪い、後は頼むわ・・・・・・」
「ディアボロモォォォォォォン!!!」
「だからあまり飛び上がるなと・・・・・・」
「マンマミーアァァァァァァ!!!」
「兄さん高く跳びすぎだよ・・・・・・」

暗黒長門が叫び、オメガモンが苦笑する。
ディアボロモンは幼年期となって暗黒長門の両腕へと着地した。
そしてマリオも小さくなって地面に激突する。
一応画面に映っているところに着地したのでまだ死んでいないだろう。

「もう~なんなのよあの弾幕! 正々堂々と勝負しなさい!」

ハルヒが神人から言い放つ。
正々堂々とはおかしな話だ。 物量的にはそちらの方が大いに分があるではないか。
まあこの程度の差ではネオグランゾンとの差を埋めるには足りない。
確か朝比奈みくるとかいう女は南千秋の方へ行ったか。
やつらも自分達の身を守るので精一杯であろう。

「先ほどよりも弾幕が厚くなっているな・・・・・・それだけやつも必死ということか」
「そういえば両腕がないわねぇ・・・・・・まさかあんたがやったの!?
気に入った、あんたSOS団に入りなさいよ!」
「断る」

式に痛いところを突かれる。
既にネオグランゾンの左腕は完全に切り落とされ、
右はマニピュレーターだけの損壊とはいえグランワームソードを持つことができない。
故に格闘戦になると決定的に不利。 よって近づかれないように弾幕を張り続けるしかない。

「じゃあ近づけば勝機があるということだ。 それなら簡単だ!」

そう言い放ったシレンがネオグランゾンに向かって走り出す。
無論ビームの雨が降り注いでいるのだが、彼は一向に気にすることはない。
頭に掲げられたラセン風魔の盾が傘代わりになって雨粒のようにビームを弾く。
+99なんだから仕方が無い。

「ゼオライマーの版権って漫画版とOVA版で複数あるよね」

そしてルイージも走り出す。
こちらは防具は身につけていないが、
ビームは一向に当たることはない。
ミスター任天堂の弟だけなことはあるのか、
全てのビームを紙一重で避けている。
生身の人間だと普通余熱で死ねるはずなのだが、当たり判定に入ってないんだから仕方が無い。
さっきの式達も同じ理屈だろう。

「ファイアーボール!」

本人と同色の緑の火の玉がネオグランゾンに命中する。
だがこれは歪曲フィールドによってかかる力量エネルギーを分散されて消えていく。
やっぱり緑は緑である。

「俺に任せな!」

今度はシレンが剣を振るう。
するとフィールドに切れ込みが入り、穴が開いてしまう。
式みたいに死の線を切り裂いたわけではない。
彼女の魔眼が岩石の僅かな割れ目を突いて破壊するのであれば、
シレンの太刀は無理やり岩石を叩き割る荒業。
それを可能にするのが彼の愛刀、秘剣カブラスギだ。
+99なんだから仕方が無い。

「ルイージロケット!」

開けられた隙間からルイージが炎に包まれてネオグランゾンの右足に突撃する。
技の名の如く勢いよく噴射した彼の一撃は、脚部の装甲を僅かに奪っただけに過ぎない。
だがそれにより、ネオグランゾンはバランスを崩す。
弾丸のように貫くには至らなかったものの、ネオグランゾンの足を曲げるには至ったのだ。

「攻撃が緩んだ、今のうちに行くぞ」
「言われなくても・・・・・・ってあんな何勝手に指揮ってんのよ!」

いつのまにか神人の肩に立っている式に怒りながらもハルヒは神人の歩を進める。
ネオグランゾンが僅かにバランスを崩したと同時に制御されていたビームの雨も停止する。
それも本の少しの間に過ぎないだろう。
この後すぐにネオグランゾンはワームスマッシャーを放ってくる。
それまでに詰められるだけ距離を詰めておくことが必要だ。
神人は乗っているハルヒ達のことなど気にしてないかのように走り出し、
二人は振り落とされないように神人の肩に掴まっている。

「ふん。 ネオグランゾンが地に這い蹲るだけのロボだと思ったのか」

ネオグランゾンが己にかかる一切の重力を遮断し、浮かび上がる。
そして機体下部にいたルイージとシレンはその余波によって吹き飛ばされてしまう。

「塵一つ残さず…消滅させてやる!」

このときネオグランゾンに両腕があったならば、彼は印を結んでいただろう。
それこそ木原マサキが冥王である所以。
本来の木原マサキの機体ではないものの、ネオグランゾンには十分それを名乗る資格がある。
ネオグランゾンの胸部にブラックホールが形成されていく。
生まれたそれは周囲の空気を取り込んで、更にサイズを巨大化させていく。

「メイオウの力の前に消え去るがいい!!! ブラックホールクラスタァァァ!!!」

射出されたブラックホールの球体が向かう先はハルヒの駆る神人だ。
神人はその場から離れようとするが、自らがブラックホールに引きずり込まれないように踏ん張るだけで精一杯だ。
とても避ける余裕などない。

「このままじゃほんとに飲み込まれちゃうわよ!」
「まさかあんなものを持っているなんて!」

ハルヒと式は嘆くが事態は変わることもない。
暗黒の時空は彼女らを糧にしようと喰らいかかってくる。
神人が受け止めようとするが、逆にその腕も食われ、光の粒子となって取り込まれてしまった。
ブラックホールはそれで飽きることもなく、神人の巨体を喰らい尽くさんと足や腰、
胸を取り込んでいく。

「危ない!」

そのとき流星が神人とブラックホールの前を通り去る。
空から落ちる星ではなく、大地から打ち上げられるように二つの間を切り裂いたのだ。
ブラックホールにとっては本の一瞬、自分が吸い込むべき獲物が通り過ぎただけであった。
だが、流星にはそれで十分だった。

「オメガモン、あんたこのタイミングで助けるなんてやるじゃない!」
「一応礼を言っておくよ。 ありがとう」

ハルヒと式は自分達を抱えている聖騎士に感謝の意を表す。
本来ブラックホールの餌となるはずであった二人はオメガモンに助けられ、
上空から己が今まで駆っていた巨人の末路をその目で見届ける。
ブラックホールは己の飢えを満たしたのか、巨人と内包したままその身を炸裂させて散っていった。

「アーッハッハッハッハッハ!!!!!!」

木原マサキは笑っていた。
テラカオスバトルロワイアル。
どこまで自分を楽しませてくれるものなのだろう。
この物語に呼び込まれた参加者達は、摩訶不思議な大冒険をすることになる。
その過程が一切予測不能、そこから生じる結果も想像の限界を超えている。

例えば南光太郎。
例えば阿部さん。
例えばジャイアンの母。
例えば野比玉子
例えば柊かがみ
彼らはいつでも何処かに存在し続ける。
自重しないを合言葉に、己の欲望を、存在を十二分に示してくれる。
殺そうとしても無駄だ。 理解不能だがいつのまにか復活しているからだ。

例えばイチロー
例えばプーチン。
例えばルーファウス
自重しないやつを自重させるための仕置き人的存在である彼らだが、
ぶっちゃけ彼らも十分自重してない。
かといなければ空気読まないマーダーが増殖し続けるので必要な存在であるが。
6期じゃルーファウスの亜種もいるいうだし。

例えばアカギ。
例えば長門。
例えば南千秋。
アカギ(13)はいまだロワで死ぬことはなく、主催として続けていた。
かと思ったらいつのまにか対主催に戻る。
狂気という欲望のままに動く男は見ていて面白い。
そしてぶっちゃけみなみけがマムクートの血族って誰が予想していただろうね。
長門といえば複数いたけど同一人物召喚もカオスロワらしいよ。

例えばらき☆すた勢。
例えば濱口&アーチャー。
例えばホルスの黒炎竜。
柊かがみの扱いはああだけど他のらき☆すた勢の扱いも十分アレだようん。
ゆーちゃんは常人殺しになるしひよりは人面犬になるしみwikiはなんか勝手に出てきては消えたよね。
みなみもクロススレでヤンデレ化してきているしさ、ぶっちゃけ6/のせいだようん。 そういや2期の女6/何処いったかな?
6期で出てきている濱口とアーチャーとかロワサボって漁とかお前らなんなんだよと。 でもちゃんと殺害数上げてるからすごいよ。
んでもってホルスの黒炎竜。 お前の登場は吹いたわ。
いやぶっちゃけさーお前5期で一発キャラだったよね? F・G・D(ファイブゴッドドラゴン)出すために出てきたんだよね?
んで決戦直前にドサクサに紛れて死んだ癖に普通にメインキャラになって出てきたじゃん。
つくづくキャラ付けって重要だと思うわー。 だってそうじゃなきゃ遊戯王ファン以外にはマイナーキャラだし。

「・・・・・・ん?」

そしてマサキは異変に気づく。
なんだこのふざけた口調は。
メイオウ足る自分にはおおよそ相応しくないものだ。

「まあそんな細かいことはいいじゃんすげーじゃん」
(っ!?)

今までの自分とは違う言葉が出てくる。
俺はなんだ? 俺は木原マサキ。 冥王のはずだ。

「ぶっちゃけメイオウとかマジで厨臭い」

己の考えに反応するかのように言葉が出てくる。
なんだこいつは、一体こいつはなんなんだ・・・・・・

「そこまでいうのなら教えてやろうめーおー☆
この俺こそ・・・・・・」
最終更新:2009年05月04日 09:16