「はあ……結局大したダメージも与えられずに死んじゃった。使えないなあ、11/さん」
巨大なモニターに映る、11/の最期。
その映像を何度も何度もリピート再生しながら、少年はぼそりと言う。
「……とても、僕と同じ6/の複製とは思えないよ」
そう――彼もまた、11/と同じ存在。
1/、2/、3/、4/、5/、7/、8/、9/、10/、11/と同じ、とある目的のために造られた11人の6/レプリカの一人。
名を――12/。
「まあ、アイツには6/の力を存分に使うだけの頭脳が足りなかったってだけやろ」
「なんだ7/、もう帰ったの?」
自動ドアが開き、少年の前に一人の若い女性が姿を現す。
その姿は、麻袋を抱えている点を除けば、1852話で遥かな未来を訪れていた7/に相違無い。
「僕製のタイムマシンの乗り心地はどうだった?」
「最悪や……揺れに揺れて、危うく6/のことを忘れかけたわ」
「ふうん、まだまだ改良の余地があるか。で、実験の方もやっぱり駄目だった?」
「あー。過去から未来まで様々な時間に飛んだんやけど、その時間で何したところで他の時間には影響せん」
7/は、ただ何の意味も無く未来へ行ったわけではなかった。
タイムマシンで、歴史を変えることが可能か実験するために、彼女は時間を旅していたのだ。
過去で――未だ力を持っていない段階の6/を殺すために。
もっとも、それはドラゴンボールにおいて誕生しない内にセルを殺してしまうようなものであり、不可能であるという結論に達したのだが。
「で、11/、4/、8/が死んだなら今んところレプリカの死者は三人か。
……そういやー6/を知らないレプリカが多い気がするんやけど、こりゃどういうことや?」
「まだ目覚めたばかりだから、記憶が混乱してるんだろう。いずれ思い出すよ。
まあ、思い出さない方が都合がいいんだけどね……6/を殺して、僕が本物の6/になるためには」
「まあ頑張りや。ウチは今の境遇に満足しとるから6/になりたいとは思わんが、12/の手伝いくらいはいくらでもしたるから」
「頼りにしてるよ。……しかし、タイムマシン作戦も駄目となると、次の作戦は……」
頭を抱えて悩み始める12/。
その様子を見て、7/はにんまりと笑いながら、抱えていた麻袋を下ろす。
「くくく、そんな12/にプレゼントや。この中身を見てみい」
「うん……? ってこの二人は!?」
言われるがままに麻袋を覗き込み、12/は驚愕する。
麻袋の中には――二人の少女が入っていた。
「近くをうろついていたから捕まえてきたんや、最高のプレゼントやろ?」
気絶している、その制服姿の少女達は――
「ああ、まさしく最高のプレゼントだよ、7/。こいつは……十分過ぎるほど6/の弱点になりうる存在だ」
「こいつらをうまく利用すれば――僕は6/になれる! レプリカなんかじゃない、オリジナルになれるんだ!」
「喜んで貰えたようで嬉しいわ。まあ、頑張りやー」
【
15:00・???】
【12/@現実?】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:7/と協力して6/を殺し、本物になる
2:みなみとゆたかを利用する
【岩崎みなみ@らき☆すた】
【状態】気絶
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】
1:気絶中
【小早川ゆたか@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】
1:気絶中
(そう、精々頑張るんやな。――ウチが6/になるために)
【7/@現実?】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:6/を殺して、本物になる
2:協力するフリをして、12/を利用する
最終更新:2009年07月07日 00:35