アットウィキロゴ
火星にワープした東京都の蒲田近郊。
そこを移動中なのは、奇妙ないでだちの者が多いこの殺しあいの中では比較的(あくまで比較的だが)普通の格好をした四人組。


「それでKAITO、本当にお前にはあいつ……輝夜の居場所がわかるんだな?」
妹紅の問いにKAITOは爽やかに微笑んで答える。
「ああ。僕には聖杯戦争に参加している人たちの居場所は誰でも特定できるからね。
このまままっすぐ歩いていけば、もう十分かそこらで出会うはずだよ」
自分の状況を説明するのに楽だったため、修造と妹紅にも『聖杯戦争』のことは、ごく大まかにだが説明してある。
別に部外者に知られて困ることでもなかったし、むしろ変に隠して後々面倒なことになったら嫌だと思ったのだ。
「それにしても、KAITO君は随分と色んなことに詳しいな!! 流石だ!!」
「まあ、どうしていろいろ知ってるのかは企業秘密ってことで」
修造も妹紅もあまり物事を深く考えるタイプでは無かったので、なぜKAITOにそんなに情報があるのかと疑われることも無かった。
KAITOにとっては、夢の国でフラグを集めるという計画が崩れた上、ミクがどうやら精神的に不安定になりつつあると知って
ここは一度接触して話し合ったほうがいいと判断しての進路決定である。
加えて、実はもう一つ大きな目的があった。
「にしても、成り行きで輝夜たちと合流することを優先してしまったが、幸村やサンタナは無事だろうか」
「大丈夫大丈夫あの二人なら絶対生きてる!! やれるって!!」
などと話しながら、ついに輝夜たちのいる漫画喫茶が目に見える場所にまで来たとき。

「うーん……」

それまで、修造に担がれていたルカがかすかなうめき声と共に目を覚ました。
「ん!? KAITO君、君の連れが目を覚ましたようだよ!!」
「本当ですか? よし、ちょっとその辺に下ろしてくれませんか?」
修造は言われるがままにルカをアスファルトの上に寝かせた。
どうするのかと少し気にはなったが、ルカはKAITOの身内だと聞いていたので、修造も妹紅もここはKAITOに任せることにして見守ることにする。

「に、兄さん……」
目を開けたルカは、まずはKAITOとその背後にいる二人を見て恐怖に震えた。
「さて、色々と積もる話もあるけど……その前に、だ」
「え?」
KAITOは地面の上に正座すると、ルカの体を膝の上にうつ伏せに寝かせた。
まるで子供がお尻を叩かれるときのような姿勢である。
そしてKAITOは右腕を振り上げると、ルカの女性らしい豊かな尻に平手打ちを食らわせた。
「痛い!!」
「ミクの命を狙った罰!! 勝手に聖杯戦争に参加した罰!! それと僕達を裏切った罰だ!! 全部受けろよ!!」
断続的に続く尻への平手打ちに、最初は歯を食いしばって耐えていたルカもとうとう我慢できずに泣き叫び始める。
それは滑稽でもあったが、ある意味では甘美な光景でもあった。
ミクやリンのような幼児体型……もとい、まだ子供らしい少女ならともかく、全裸でお尻を叩かれているのは成熟した妙齢の女性なのである。

(そろそろいいかな)
三百回くらいは叩いただろうか。熟れすぎたトマトのように真っ赤になったルカのお尻を見て、ようやくKAITOは手を止めた。
「忘れていたわ。兄さんがドSだってことを……」
「まだそんな減らず口を叩くのかい?」
「ひっ!!」
その後、地面の上に正座させられたルカからKAITOはあらゆることを聞き出した。
もともとミクのことを目の上の瘤のように思っていたルカは、やはり同じくミクに殺意を抱いていたレンとリンと共謀し、
KAITOらを裏切って聖杯戦争にライダーのマスターとしてまんまと潜り込んだということらしい。
「やれやれ、あの二人まで噛んでいたとはね。これはあいつらにもきついお仕置きをしないといけないな。
さあて、どんなのにしようかな……ふふふふふ」
顎に手を当てて笑うKAITO。
(やっぱりドSだろ)
と思ったルカだったが、怖いので黙っていた。


「さて、そこまで吐いた以上は今後は僕達の仲間として動いてもらうぞ?」
「わかったわよ。それで何をすればいいの?」
「まずは令呪を使ってライダーをここに呼び出し、僕達の陣営として動くように命令してくれ。
こっちにはサーヴァントがいないからな。このままだと戦力的に厳しい」
「わかったわよ」
すっかり気勢を削がれたルカは文句も言わずに従った。
「あと、レンやリンの居場所はわかるか?」
「それは私にも把握できないわ。本当よ、聖杯戦争が始まってからはお互いに連絡を取らないようにしてたから。
兄さん達なら盗聴くらいは簡単でしょうしね」
予想していた通りの答えに、KAITOはため息をつく。
「まったく、どうしてこうも次々と問題が起こるかね。まああいつらが簡単にミクを殺せるとも思えないけど」
「兄さん、まだ何か心配事でも……」
ルカがKAITOの曇り顔の理由を尋ねようとしたとき、
「そろそろ話は終わったか?」
それまで大人しく待っていた修造と妹紅が、痺れをきらしてやってきた。
「ああ、大体ね」
KAITOはそう言って答えると、改めて目の前の漫画喫茶を目指すべく腰を上げた。

無論、水星が軌道を変えて金星と衝突するルートを進んでいるということに気付いていないKAITOではない。
今のままだと猶予はあと十時間程度。
実際に衝突した場合にどういう状況になるかは未知数だが(全員ケロっと生き残る可能性もある)、
回避できるならするにこしたことは無い。
流石に巨大な水星を破壊することは無理だが、力を与えて軌道を変えることくらいは出来るだろう。
彼の計算では、ライダーとセイバーとライター、三体のサーヴァントの力が合わされば、宇宙空間で水星の軌道を変えることは可能だった。
さらに、妹紅と知り合いだというアーチャーやそのアーチャーと手を組んでいるらしい
バーサーカーにも強力して貰えれば心強い。
なので、KAITOはまずそれらのサーヴァントたちに強力を要請するつもりである。
まだ猶予時間は十分にある。


が、なにしろうっかりなKAITOの計算だから、どこまで正確かはわからない。


【水星が金星に衝突するまであと11時間】

【一日目20時/金星・蒲田】
【KAITO@ボーカロイド】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:ミクをサポートする(?)
1:ルカを躾けなおす
2:ミクや6/と話をする
3:水星の衝突を回避する
4:妹紅と修造を利用する
※牛乳に流されてて放送を聞き逃したため、MEIKOとハクが死んだことを知りません


【巡音ルカ@ボーカロイド】(マスター)
【状態】お尻が赤い 全裸 牛乳臭
【装備】なし(KAITOに没収された)
【道具】なし(KAITOに没収された)
【思考】基本:聖杯戦争に勝利する(?)
1:とりあえずKAITOに従う
※牛乳に流されてて放送を聞き逃したため、MEIKOとハクが死んだことを知りません


【藤原妹紅@東方Project】
【状態】健康 熱血伝染
【装備】なし
【道具】支給品一式、蜆×3 米の苗 不明支給品
【思考】 基本:殺し合いには乗らない
1:輝夜、必ず殺す!


松岡修造@現実】
【状態】健康 熱血
【装備】なし
【道具】支給品一式 蜆×97 米の苗 不明支給品
【思考】
1:もっと熱くなれよ!
最終更新:2009年07月18日 00:21