「ハーッハッハッハ!!! フィィィィィィィィィッシュッッッッッッ!!!!!!」
「うぉらああああああああ!!! 獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!! 」
やあ、こんばんは。アーチャーだ。
我々は今プテラノドンの大群を相手に空釣りを楽しんでいるところだ。
優がどうやっているかと言えば、銛を投げて相手に突き刺し、
銛の柄から伸びているワイヤーで引き落とすと言う実に単純な方法で獲っている。
それから、もう1人(?)。
「ギャアアアアア!?」
突如轟音と共に獲物が落ちてくる。
あのバイク―――持っていた身分証明書に「メカ沢新一」と書かれていた―――のミサイルだ。
……何でコイツは身分証明書なんて持っているのだろうか?
発行した奴の頭を疑いたくなる。
何故なら、誰がどう見てもロボッ……いや、何でもない。
しかし、身分証明書が出ているのであれば、傍目には信じられんが人間……
チュドォォォォォン……ギャアギャア……
……とは明らかに違うと言えるが、もうこの際気にすまい。
っと、少し間違ったものを釣ってしまったな。
こういうときはキャッチ&リリースと言うことで遠くに放り投げておこう。
悲鳴が聞こえた気もするが気のせいだろう。
「なあ、アーチャー。空にはさっき
みたいな大物は居らんのか?」
「さあ、どうだろうな。恐らく居るとは思うが……」
辺りを見渡してみても、空にプテラノドンの大群が居るだけで、何も無い。
先程、英雄王の「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」らしき攻撃などで辺りは廃墟と化している。
……正直、何故抑止力が働かないのかが不思議でならない。
まさか、ここは地球ではないからガイアの抑止力が働かないとか?
馬鹿な考えだ、そんな筈は無い。
仮にそうだとしても、いつかその内霊長の抑止力である
守護者が出てくる筈だ。
……まあ、どうでもいいか。今の私には関係ない。
出てきたとしても、まあ何とかなるだろう。
隣では優が銛で、メカ沢がミサイルで快調にプテラノドンを落としている。
私も負けられん。そう思って竿を振ろうとしたその時であった。
「ギャオオオオオオ!!!!!!」
けたたましい雄叫びと共に上空に1頭の龍が現れた。
今度は、西洋のドラゴンに似た姿だ。
「な、何やアイツ!?」
「待て、確かノートに……」
「月刊 狩りに生きる」にあの龍に関する情報が載っていたはず。
……あった。成程、優のおめがねにかなう獲物というわけだ。
「優。あれの名前はリオレウスと言う。空の王者と言われている大物だ。」
「なんやと!? よっしゃ、あれを獲るんやな、アーチャー!!」
「そう言う事になるな。では、行くとしよう。」
「おおよ!!」
「「ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!」」
その我々の声に気が付いたのか、リオレウスは空中でゆっくりとこちらに向き直った。
「ギャオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
そして、我々の姿を確認すると、凄まじい咆哮をあげた。
「ぐっ!!」
「おわっ!!」
あまりの音量に思わず耳を塞ぐ。
おそらく、こうしなければ今ので耳が使い物にならなくなっていたであろう。
「ギャアアアア!!!」
息を吐く暇も無く、リオレウスは此方に走ってくる。
それを避け、干将・莫耶を投影し、倒れこんだところに攻撃を仕掛ける。
弾かれることは無かったが、鱗を傷つけるだけに留まった。
これは何度も斬りつけないと中々ダメージを与えられんな。
優は頭を攻撃しようとしているが、その前に相手が立ち上がりその場で回転し始めた。
「あだっ!? 何すんねん!!」
振り回される尾の一撃を受けて吹き飛ばされる優。
「何すんねん」の一言で済むとは、やはり木の実で強化されただけある。
ぶっちゃけ、人間辞めてると思う。人のことは言えんが。
「うおっ!!」
突如、リオレウスは飛び上がった。
翼が起こす風圧で近づけず、少し後退する。
するとリオレウスは私に向かって火の玉を吐き出してきた。
「ギャオオオオ!!!」
それを横に移動することで避ける。
相手を見ると、どうやら2発目を仕掛けてくるようだった。
避けようとすると、
「ギャオオオオオオオオオオ!!!!!!」
「ぐあああああああああ!!!!!!」
「なっ、優!!! ぐあっ!!!」
何と優の所にもう1匹の龍が突っ込んでいた。
リオレウスに気をとられていた優は突っ込んで来た龍、リオレイアの突進の直撃を喰らってしまう。
さらに、それに気をとられた私をリオレウスの火炎弾が捉え、私は地面に転がった。
「ギャアアアアアアア!!!!!!」
リオレイアは吹き飛んでいった優に追撃を加えるべく追っていった。
一方、リオレウスは上空から私を見下ろしている。
その眼は、「お前の相手は俺だ」と言っているように見えた。
優のことだから心配ないとは思うが、直撃を受けていたのが気に掛かる。
無事を確認するためにも、素早くこの空の王者を倒さねばなるまい。
……最早、手段を選んではおれんな。
確か、ノートには閃光玉が有効と書いてあった筈だ。
だが、生憎私は閃光玉もその材料も持っていない。
何か代用できるものは無いか?
「ギャオオ!! ギャオオ!! ギャオオ!!」
連続で吐き出される火炎弾を避けながら自らに検索をかける。
……これか。閃光玉の代わりには少々豪華すぎる気もするが優のためだ、仕方が無い。
「―――投影、開始(トレース・オン)」
投影するのは神々の王と言われるヌァザの剣。
この宝具は鞘から抜かれた瞬間に光を放ち、相手の眼を眩ませ、抵抗する間も無く二分するという効果を持つ。
勿論、その破格の効果相応の対価を取られるわけだが、今回は抑えて閃光だけにする。
「―――投影完了(トレース・オフ)」
投影した剣を手に上を見ると、リオレウスは此方に突っ込もうと旋回しているのが見えた。
私は剣の柄に手をかけた。
「―――戦場駆ける(クラウ)……」
リオレウスは、段々こちらに迫ってきている。
「―――不敗の烈光(ソラス)!!!」
「ギャアアアアアア!?!?」
私が真名を開放した瞬間、夜空を昼よりも明るくクラウ・ソラスの閃光が照らし出した。
それは直視したリオレウスと、周りを飛んでいたプテラノドンの悉くを地に落とした。
だが、これでは終わらん。
私は一刻も早く優の下へ行かなければならない。
「―――投影、開始(トレース・オン)」
次に投影するのはシグルズの剣、グラム。
龍殺しの剣として知られている剣だ。
私はそれを駆け寄りながら投影し、一息にリオレウスの首を刎ねた。
「ガッ……」
流石にこれ程の名剣、それも強い概念の篭った剣ではリオレウスも倒れるか。
私は優を追う前に、自らの身体をチェックした。
……少し魔力の消費量が多いな。それに、ダメージがそれなりに残っている。
今回これ以上の投影は控えたほうが良いな。
私はグラムを持ち、優の後を追おうとした。
すると、突然津波が轟音と共に私の方向に向かってきた。
「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
盛大にその波に飲み込まれる。
が、大量の水が出現したお陰でクラス別スキルが発動し、何とか無事だった。
何が起きているのか確認しようとすると、
「うぉっしゃああああああああ!!!!! リオレイア、獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
眉間に銛が刺さったリオレイアの死骸の前で勝ち鬨を挙げる優の姿があった。
* * * * * * * * * * * * *
「ギャオオオオオオオオオオ!!!!!!」
「ぐあああああああああ!!!!!!」
「なっ、優!!! ぐあっ!!!」
リオレウスに狙いをつけておったら、横から突然別の奴に突っ込まれた。
俺の声に気をとられたアーチャーもリオレウスの炎を受けてしもうた。
「チクショー!! まだや!!」
俺は銛を構えて、突っ込んで来た緑色の龍に眼を向けた。
確かこいつもアーチャーのノートに書いてあったな。
リオレイアって奴やったはずや。
「ギャアアア!!! ギャアアア!!! ギャアアア!!!」
「おわったあ!? あ、あぶねぇぇぇ!!」
いきなり炎を3発吐いてきたのを避ける。
コイツ、さっきからあんまり飛ばへんな。
なら、俺にもまだやりやすい相手ちゅう訳やな。
「うらぁぁぁぁぁ!!!」
吐いてきた後をジャンプして上から銛を頭にブッ刺す。
すると、思いのほか上手く行った。
しかし、
「ギャオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
「おわっ!?」
いきなりリオレイアがごっつでかい鳴き声を出した。
口からは火を噴いている。
切れたんかな?
「ギャオオオオオオオオオオ!!!!!!」
「どわっ!! は、速……」
走ってきたリオレイアはさっきよりも速かった。
やっぱ切れとるな、こりゃ。
でも、大丈夫や。こいつの動きは大体慣れた。
「ギャアアア!!! ギャアアア!!! ギャアアア!!!」
「今や!! うおりゃあああああ!!!」
炎を吐いてくる瞬間を狙ってジャンプして、頭をブッ刺しにかかる。
でも、これがいかんかった。
「ギャアアアアアア!!!!」
「何やと!? ぐはあああああ!!!」
ふ、不覚や……
頭を刺しに行ったらサマーソルトを喰らって瓦礫に突っ込んでもうた。
今ので毒も貰ったみたいや……
あ、あかん、意識が……
「お主、海は好きか?」
な、何や?
近くに誰か居るんか?
「だ、誰や……?」
「海は好きかと聞いている。」
何なんやいきなり?
でも、一応答えておくか。
「海は好きや。でも、それがどうしたんや?」
「そうか……では、今こそ一緒に叫ぼうではないか!! さあ、これを使うが良い!!」
その誰かは俺に解毒薬と回復薬を渡した。
俺はそれを飲み干すと、その誰かを見た。
そいつは妙な格好をした男やった。
胸には大きく、「海が好き」と書いてあった。
「もう良さそうだな、では今こそ一緒に!!」
俺は、一瞬何て叫ぶか分からなかった。
が、その言葉は自然と俺の中に浮かび上がってきた。
気が付くと、俺達は叫んでいた。
「「海があああああああああ!! すうううううううううううきいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」」
「海が好き」。
俺達がそう叫ぶと、水何ざ少しも無いのに突然後ろから巨大な波が襲ってきおった。
「どわ
ああああ!?」
「好きだああああああ!!!!」
この状態でもこの男は海に対する愛情を叫んでいる。
それに習って、俺ももう一度叫ぶことにした。
「海が好きやあああああああああああああああああ!!!!!!」
すると、もう一度高波が来おった。
この波は、俺が呼んだんやろうか?
あの親父も流れていってもうた。
「ギャアアアアアア!!!!」
鳴き声を聞いて前を向く。
見ると、リオレイアがこっちに向かって走ってくる。
……やれる。ここは、もう海や。俺の海なんや。海でなら絶対に負けへん。
俺はそう思うと同時に、心の底から叫んだ。
「俺は!!! 海が!!!!! 大好きやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
すると、ごっつでかい津波が出てきて、俺とリオレイアを飲み込んでいった。
そして、その激流の中で俺は、
「くたばれやあああああ!!!!」
リオレイアの眉間に銛をブッ刺してやった。
波が収まると、目の前にはピクリとも動かないリオレイア。
俺は思いっきり叫ぶことにした。
「うぉっしゃああああああああ!!!!! リオレイア、獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
* * * * * * * * * * * * *
私は今、魔力補給のための木の実を食べながら話を聞いている。
いやはや、話を聞いて驚いた。
まさか、優が津波を呼べるようになるとは恐れ入った。
「しかし、何で突然そんな事が出来るようになったのかね?」
「分からん。せやけど、そんな事はどうでもええやろ。それよりもいつもの奴やろうや。」
「そうだな。では行くぞ。」
「「リオレウス、リオレイア、獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」
ふう、久々にやると清清しいな。
……しかし、何か忘れているような気がするのだが……
しばらくすると、バイク音と共にメカ沢が戻ってきた。
荷台には、多数のプテラノドンが鎮座していた。
……道理で戦闘中に邪魔が入らなかった訳だ。
メカ沢は影から我々を援護していたようだ。
まあ、それは良いとして、
「なあ、アーチャー……この大量のプテラノドン……どうするんや?」
「……流石にこれを食べきるのは厳しいだろうな……」
この総計67匹ものプテラノドンをどう調理すべきか?
新たな問題が浮上したのだった。
* * * * * * * * * * * * *
【一日目・23時35分/金星・蒲田】
【濱口優@現実】 (マスター)
【状態】健康、パワー全開 、アーチャーのマスター
【装備】電撃銛エクスハープーン、ゴーグル、ウェットスーツ
【道具】木の実5種(それぞれ少量) 、魔石リヴァイアサン@FF6
【思考】基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る
1:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
2:獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
3:海が好きやあああああああああああああああああ!!!!!!
※フラッド(?)が使えるようになりました。
【アーチャー@Fate/stay night】 (クラス:アングラー)
【状態】やけっぱち精神崩壊、凛のうっかり伝染
【装備】釣竿、最新式リール、釣り針、頑丈な釣り糸、三つ編みにしたピアノ線、
【道具】釣りミミズ×6、釣りバッタ×5、釣りホタル×17、釣りカエル×8、ガルタイト、ノート
【宝具】無限の剣製
【思考】基本:濱口優と共に世界中の魚を釣る
1:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
2:そろそろゴールしてm(ry
3:空釣りも面白そうだ
4:新聞屋についても手が空いたら調べる
5:何だか同行者が凄いことになっているな
【メカ沢新一@魁!!クロマティ高校】
【状態】バイク
【装備】ミサイル、ジェットパック
【道具】支給品一式
【思考】基本:とりあえず走る
1:邪魔者はミサイルでぶっ飛ばす
【リオレウス@MHP2ndG 水揚?確認】
【リオレイア@MHP2ndG 水揚?確認】
【
キャプテン・ファルコン@F-ZERO 死亡確認】
死因:リリース
【浜茶屋の親父@うる星やつら 失踪確認】
原因:津波
【プテラノドン@白亜紀 水揚?確認】
釣果:優17匹、アーチャー22匹、メカ沢28匹
※蒲田跡地を中心に結構広範囲に閃光とが広がりました。
それから、局地的に津波が観測されました。
誰が確認してるかは後にお任せします。
最終更新:2009年08月11日 00:25