東の空から太陽が上がる。
ビルの陰からひょっこりと先っちょだけ出す日の光は朝の風景を感じさせる。
普段ならば駅の構内では会社に通勤するサラリーマンや高校や大学に通う学生で溢れているだろう。
だが現在物語の舞台となっている駅、『新日暮里』にそのような光景はない。
あるのは2つの影が何度もぶつかり合う光景。
とても朝の駅の光景とは思えない。
木吉カズヤ、そして門倉雄大。
二人は初対面にして命を衝突し合う。
「強くなりたい」
二人の内の1人屈強な体を持ち、局部以外の歪みねぇ肉体を剥き出しにしているこの男の名は木吉カズヤと言った。
織田信長がカオスロワ開始の宣言を行なった時、彼はこう思った。
『全てはチャンス』
ガチムチパンツレスリングにおいてかの兄貴ことビリー・ヘリントンに劣らぬ実力を持つ男、
そして歪みねぇ向上心を持つこの男にとってはチャンスでしかない。
自分が
強くなるための、そしてビリーを倒すための。
木吉カズヤは喜々として殺し合いに乗ったのである。
そして新日暮里駅にて遭遇した門倉雄大と交戦するに至ったのである。
「うっとるんか、このワシに」
カズヤを相手しているボリュームたっぷりのリーゼントと長い丈のツメエリを羽織る男の名は門倉雄大。
彼にとってカオスロワに巻き込まれるのは今回が2回目だった。(前回参戦したのがかなりの終盤だったからというメタすぎる理由である)
殺し合いがどれだけ過酷かは前回で思い知っている。
だから彼は生き残るために父である
長門有希と母である
朝倉涼子と合流することにしたのだ。
前に知り合った少女園崎魅音と共に。(ちなみに彼女は門倉の背後で彼を見守っている。
新日暮里駅にてカズヤと遭遇。
殺し合いに乗っているカズヤは問答無用で門倉に戦いを挑む。
かくして二人の戦いは幕を開けたのだった。
門倉に向かって猛進するカズヤ。
門倉はその顔に焦りの色を浮かばせることなくカウンターを仕掛ける。
だがカズヤはこれを回避し、門倉のカウンターが空しく空を切る。
(避けられた……?
ただの怪力だけの男ではないようだな)
一見力任せのように見えてその動きはまるで踊りそのもの。
戦いでなければその純真無垢な円舞に心を奪われていたであろう。
そこから繰り出される攻撃は常人が凌ぎきれるものではない。
(この男の『暴』は相当のもの。
南方など足元にも及ばんな………)
わずかな攻撃の応酬で門倉は相手の実力を知る。
少なくとも立会人クラスはあってもおかしくはないだろう。
それも自分と互角、いやそれ以上かもしれない
それが賭郎拾陸號が立会人、門倉雄大の見解であった。
退くべきか?いや、カズヤは門倉を見逃すような男ではない。
それに対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース兼賭郎立会人たる彼には失敗すれば死、勝ち続けなければならない人生がある。
このカズヤという男も放っておいたら後々に何が起こるか分からない。
後に『あん時に息の根を止めとくべきやったわ』と後悔する時が来るかもしれない。
そして……
(この門倉、つい不謹慎な顔をしてしまいました……ひとまずは失敬)
自分よりも強いかもしれない相手と戦うのが楽しい自分がここにいたのだった。
全く、雄というものはどこまで理解しがたい存在か。
二人の戦い、現在は五分と五分。
【木吉カズヤ@パンツレスリングシリーズ】
【状態】健康、
【装備】ゆがみねえ肉体
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:戦い続けて、最終的にビリーを倒す
1:門倉雄大と戦う
【門倉雄大@嘘喰い】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:父様、母様、この門倉雄大……生き残ってみせます
1:カズヤを倒す
2:彼女のような女性……嫌いではありません
3:両親と合流する
【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いに乗らずに生き残る
1:部活メンバーと合流する
2:門倉と行動する
最終更新:2009年10月02日 19:50