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戦場を駆け抜ける一頭の黒き怪馬。その背中に跨る四人の男女。
並び方は先頭から順に藤原妹紅、レミリア・スカーレット、十六夜咲夜、マーラ様の人である。
妹紅が黒竜号の手綱を持ち、その後ろにレミリアが座り、咲夜さんはレミリアを支えながら座り、
その咲夜さんと背中合わせの状態でマーラ様の人が座っている。
ある意味、曲芸的な乗り方である。それでも彼女らはうまくバランスを取りながら走っている。

「そういえば、焼き鳥屋?」
「誰が焼き鳥屋よ、PAD長!」

走っている最中の妹紅と咲夜さんの会話である。

「あなたがいるということはあの薬師とニートもいるってことよね?」
「どういう理屈なのよ……まあ、いるらしいんだけどね」
「やっぱりね、さっき私も文と会ったのよ」
「へえ~、あの烏天狗もここにいるのか」
『妹紅さん達のいた世界って色んな人たちがいるんですね、もしかして妖怪とかもいるんですか?』

妹紅の胸元に引っかかっている黒い万年筆、10/がその話題に興味を持ち、二人に問いかけた。

「そうだね、妖怪はいるわよ」
『そうなんですか』
「他にも、妖精とか、幽霊とか、神様とかいるわね」
『神?神がどうしたっていうんですか。生きてる私達の方が、神なんかよりもよっぽど大事です!』
「10/、いきなりどうしたのよ?」
『いやぁ、神様と聞くと、どうしてもこの台詞を言いたくなるんですよ』
(10/、まさかお前はスパロボαをやっていたのか!)

その台詞を聞いたマーラ様の人はそう思った。
ちなみに10/がやっていたのはスパロボαではなく魔装機神LOEのほうであった(のかもしれない)。

「……でも、本当にそうかもしれないね、大事なのは神じゃなくて今を生きてる私たちだよね……」
「あなたが言うと説得力ありすぎね」
「確かに年の功って感じね」
「お前らな…」

一応、言っておくと、レミリアよりも妹紅のほうが年上である。
レミリア・・・推定500歳以上 妹紅・・・推定1300歳以上
(ちなみに咲夜さんは初期は10~20歳程と誤魔化していたが、現在は自称十代後半と称している)

「……咲夜、気付いてる?」
「はい、お嬢様」

不意にレミリアが声を上げた。その声にいつものように返事をする咲夜さん。

「私もさっきから気になってはいたんだがな」
『何をですか?』
「さっきから何の話だよ」

妹紅も気付いていたようだ。気付いていないのはマーラ様の人と10/だけである。

「妹紅、黒竜号を止めて」
「ああ」

レミリアは妹紅に指示をする。そして、事情が分かっていないマーラ様の人と10/に説明する。

「さっきから、誰かに後を付けられているのよ」
『本当ですか、レミリアさん?』
「お嬢様が言っているんだから当然に決まっているでしょ!」

どうやら三人は黒竜号の後を付けていたビリーとソウマの存在に気付いていたのである。
ここでまたしてもレミリアの迷推理が炸裂した。

「わかったわ、きっとあの二人は他のメーカーのスパイなのよ」
「「『はぁ!?』」」

話を続けるレミリア。

「あの二人はきっと私の上司、イナバ製作所社長の秘密を探ろうとしているのよ。
 でも社長は隙があまりにもなかったのよ。だから社員である私を誘拐して秘密を探ろうとしているのよ」

その言葉にポカンとなる妹紅とマーラ様の人と10/。
しかし、只一人、彼女だけは……十六夜咲夜だけは違ったッ!

「流石です、お嬢様!私にはそこまで考え付かなかったです!」
「そこで咲夜、あいつ等を足止めしてきて」
「はい、お嬢様!行って参ります!」
「イナバ製作所の命運は咲夜にかかっているわよ」
(こいつら馬鹿だろ!)

もはや、主従を越えた信頼関係とは違う何かが二人を結んでいた。

「ちょっと待て!」
「何よ?」

黒竜号から今にも飛び立とうとする咲夜さんを妹紅が制止させる。

「何があっても、絶対に殺すなよ!」
「あなた、何を言っているの?ここはバトルロワイヤルで……」
「咲夜、妹紅の言うとおりにしなさい」

珍しく人のいう事に従うレミリア。

「妹紅は一応、あなたの上司なんだからね」
(だから、私は……今はいいか)

前言撤回、単に上下関係に厳しいだけのようである。

「分かりました、お嬢様」

そういうと、咲夜さんはマーラ様の人の肩を踏み台にして跳躍。
そして、時間停止。咲夜さんの姿が消える。

『き、消えた!?まさか、咲夜さんも社長さんと同じタイプの能力者なんですか?』
「いいえ、咲夜はただ時間を止めて、その間に移動しただけよ」
「時間を操れるんですか?」
「ええ、そうよ」

咲夜さんの時間操作を始めて見た10/は驚く。

『あの人は…咲夜さんは人間ですよね?』
「ええ、人間よ」
「人間だね」

やはり、一番に気になるのはそこである。

『じゃあ、レミリアさん、本当にあの社長さんは人間なんでしょうかね?』
「うーん、私が思うに社長は社長よ、それ以上でもそれ以下でもないのよ」
『(社長は社長か……もし02さんが生きていて、あの社長さんに会っていたのなら、同じことを言うのだろうか、
 でも、02さんはもういないんだ……死んだ人間は蘇らない、それが自然の摂理なのだから……)』
「10/、どうしたの?」
『いえ、何でもありません、妹紅さん』


同時刻


「おい、おっさん、こっちで合ってんのかよ?」
「あぁん?合ってるに決まってるだろ」

黒竜号に跨ったイナバ製作所紅魔館チームを追いかけているソウマとビリー。
そんな二人の目の前に彼女が現れた。

「すみません、お嬢様の指示なんで―――――少し眠っていてください」
「えっ?」
「あぁん?」

両手に大量の鉛筆を持った血だらけのメイド服を着た少女、十六夜咲夜が立っていた。
そこからは一瞬だった。

「見敵必殺(サーチ・アンド・デストロイ)………幻符「殺人ドール」」

そして、咲夜さんの手から大量の鉛筆が二人に向かって放たれる。
咲夜さんの周囲に鉛筆がばら撒かれ、二人に向かって急転換。二人を捕らえる。
いきなり、攻撃され回避運動が間に合わず、二人にいとも簡単に被弾する。
普段の殺人ドールとは違いナイフではなく、鉛筆を使用しているのでダメージは気絶程度で済むだろう。
ちなみに流れ鉛筆が当たったメガネの主婦と糸目の青年は当たり所が悪くて死んだ。

(それとかなり余談ですが、咲夜さんは弾幕ごっこの際にナイフを使用する。
 咲夜さんのナイフの腕前は能力を使わずに二十間( 約36.4m )離れたところに居る頭上に林檎を乗せた
 妖精メイドの 額 に当てることが出来る程度らしいそうです。…腕前はともかく腕の筋肉どうなってるんでしょうね?)

「任務完了(ミッション・コンプリート)、戻るか…お嬢様の所へ」

気絶して倒れた二人を横目に駆け出す咲夜さん。
そして作戦実行中の咲夜さんの目はまるで殺人鬼のようなものであった。

二日目・9時/新惑星大田区】
【ビリー・ヘリントン@パンツレスリングシリーズ】
【状態】性的な疲労(小)気絶中
【装備】ゆがみねえ肉体
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:出会った奴らの尻を叩く。女よりも男優先。
2:みなみとゆたかを救出すべく、見失った修造達を探す
3:あの馬を追いかける
4:メイドの内の1人(マーラ様の人)とレスリングする
※白髪の女の子(藤原妹紅)を人攫いと認識しました。
※メイド服の女の子(十六夜咲夜)を危険人物と認識しました。

【ソウマ(秋月蒼真)@シャイニング・ティアーズ・クロス・ウインド】
【状態】白濁液まみれ 気絶中
【装備】《男根剣 GAY☆棒(ゲイ=ボウ)》、双竜の指輪(片方)、
    ルール・ブレイカー@Fate/stay night
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:女の子から心剣を抜く。
2:みなみとゆたかを救出すべく、見失った修造達を探す
3:あの馬を追いかける
4:メイドの内の1人(十六夜咲夜)から心剣を抜くはずだったけど… 怖っ!
※白髪の女の子(藤原妹紅)を人攫いと認識しました。
※メイド服の女の子(十六夜咲夜)を危険人物と認識しました。

野比玉子ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】

「お前が人の言うことを聞くなんて珍しいわね」
「あら、私は私のルールに従っただけよ」
「相変わらず、自分勝手だな、お前は」
「いい、私は吸血鬼レミリア・スカーレット……そして、今はただのイナバ製作所の一社員よ」

発言内容はともかく、その姿は見たもの全てを引き付けるようなものがある。
まさに紅魔館の主、レミリア・スカーレットといった感じであった。

「ただいま戻りました。お嬢様」
「お帰り、咲夜。追手はどうしたの?」
「はい、妹紅の言った通りに殺さずに眠らせておきました」
「そうか、じゃあ、進め黒竜号」

妹紅は再び、黒竜号に指示を出しイナバ製作所に進む。
そして、数分後……。

「帰ってきたわ、イナバ製作所に!」
「ここがお嬢様の就職先ですか…流石、お嬢様です。もの凄く立派な製作所です」
(いや、普通の会社だろ、どう見ても!)

彼女ら4人(+一本と一頭)はイナバ製作所の玄関の目の前でやって来た。

「さて、まずは社長に挨拶しに行きましょうか」
『ちょっと待って下さい、中から魔力の反応があります、それも一人だけじゃなくて複数です』
(それってサーヴァントって奴か、やべぇな、おい!)

心配していたことがモロに的中して、内心焦るマーラ様の人。
その心境はまるで死にたくないのに戦場に赴いていくような人だった。

「ふーん、そういうことだったのね」

しかし、レミリアはこの状況を聞き、何かを閃いた。

「これは社長によるサプライズパーティーなのよ!」
「「『はぁ!?』」」

まるで先程のデジャビュのような感覚になる二人と一本。
そしてレミリアの話は続く。

「社長は私たちが新入社員を連れてくると読んでいたのよ。
 それでそのお祝いに新入社員歓迎会を兼ねたパーティーを開こうとしていたのよ。
 きっと私たちが出かけている間にイナバ君(仮)と準備をしていたのよ」
「ちょっと待て!だったらなんで中から魔力の反応があるのよ?」
『そうですよ』

妹紅はレミリアに疑問に思ったことを問いかける。
その問いにレミリアはこう答えた。

「それはきっとアレよ。その魔力を持っている人たちは社長の友人よ」
「流石、お嬢様です。この十六夜咲夜の目をもってしてもそのこの事には感づけませんでした!」
(んな訳ねぇだろ、このロリコンPAD長が!)

二人と一本は同時に同じ事を思った。

「さあ行くわよ、イナバ製作所紅魔館チーム。レッツ・パーリィよ!」
「はい、お嬢様。この咲夜が付いております」
(駄目だこの吸血鬼とメイド長…早く何とかしなくちゃ……)

そして、レミリアは勢いよくイナバ製作所の扉を開けた。

【二日目・9時10分/新惑星・大田区】
【レミリア・スカーレット@東方Project】
【状態】健康、カリスマブレイク、やけっぱち 
【装備】きぐるみ(≠モケーレムベンベ)
【道具】支給品一式 その他不明 製図用の鉛筆×1,900本 印付きの地図 大量のポケットティッシュ(範馬勇次郎お手製)
【思考】 基本:イナバ製作所で働く
1:レッツ・パーリィ!
2:イナバ製作所社長に従う
3:いずれは囚われのイナバ製作所の社員を救い出す
4:イナバ製作所紅魔館チームのリーダーとして行動する
5:パンツを取り返す
※若干二次創作色が強いです。
※イナバ製作所に就職しました。
※何故かきぐるみを着ています。(きぐるみはイナバ製なので着ている時に日光に当たっても大・丈・夫!)
※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。

【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 完全で瀟洒なPAD長 貧血気味 血まみれ 
【装備】投げナイフ@モンスターハンター、PAD
【道具】支給品一式
【思考】 基本:レミリアお嬢様と行動する
1:はい、お嬢様!
2:PADの秘密を知った者はただじゃおかないわよ
3:マーラ様の人を少し見直したがこき使う
※若干二次創作色が強いです

【藤原妹紅@東方Project】
【状態】健康
【装備】黒いSS用万年筆(10/)
【道具】支給品一式、蜆×3 米の苗 将棋セット一式  ゾフィー直筆のサイン色紙
【思考】 基本:戦いを止めたい 『生きる』
1:この二人ってこんな奴らだっけ…
2:仕方ないのでレミリアと行動する。
3:KAITOとルカに若干の疑念
4:輝夜のことはとりあえず保留
※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。

【10/の思考】
1:そんなわけないですよ…
2:妹紅と行動する。
※何故か支給品化しました。一応喋れます。
※何かを思い出しました。
※装備者に10の力が宿るようです。
※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。

【マーラ様の人@カオスロワ書き手】
【状態】尻から出血
【装備】拳銃、メイド服
【道具】ノートPC、支給品一式
【思考】
基本:カオスロワを存続させるために殺し合いを終わらせない
1:そんなわけないだろjk
2:死にたくないのでレミリアお嬢様と咲夜さんに協力せざるを得ない
3:6/のレプリカたちの戦いを監視するはずだったけど仕方ねぇな
4:咲夜さんのPAD疑惑って本当だったのか……
※6/のレプリカの作成を考えたのは彼です
最終更新:2009年10月09日 07:46