「それじゃあ、ベットは自由に使ってくださいね。俺は外で見張りをしてますんで、
コーヒーが必要になったらいつでも呼んでくださいね」
(なんでさっきから、この人は執拗にコーヒーを勧めるんだろう?
そんなにコーヒーが好きならブラジルにでも行ってコーヒー農園でも開けば良いのに)
そういうと、イナバ君(仮)はコーヒーを飲みながら仮眠室の外に出て行った。
イナバ製作所内の仮眠室は意外と広い。恐らく、イナバ製作所の社員が百人倒れても大丈夫だろう。
「02…」
『02さん…』
「大丈夫よ、妹紅、10/、ただ眠っているだけよ」
先ほどからずっと眠ったまま02を看病しつつ、永琳は妹紅と10/を励ます。
「……それにしても、貴方に一体、何があったの?」
『私ですか?』
永琳は妹紅の胸元に引っかかっている黒い万年筆、10/を物珍しそうな目で見た。
意思を持った万年筆。前に会ったときは間違いなく、人の姿をしていた。
なのに、今はどう見ても、万年筆の姿をしている。
『私にも良く分からないんですが。いつの間にか万年筆になっていました』
「そ、そうなの……」
『一つだけ言えるのは、どうやらあの社長さんが関係しているってことですかね』
◇
目が覚めると見知らぬ場所だった。いや、前にこの場所に来たことがあるような気がした。
周りには十や二十、いや百や千では語れない剣や槍、銃などが地面に突き刺さっている。
空は明るいが、真上には紅い月がぼんやりと浮かんでいる。
……アレ、月ってここからじゃ見えないんじゃなかったっけ……こりゃ夢だな。
さっさと起きよう、でなきゃまた面倒事に巻き込まれそうだ。
「待たれたよ、少年」
ほら、やっぱりな。なんとなくわかっていたが…
よし、こんな時は、スタコラサッサだぜ。
俺は一目散に駆け出そうとしたんだが…
「待て……と言ったじゃろ?」
首筋に刃物か何かを突きつけられた。恐らく地面に突き刺さっていた剣だろう。
背後に立っている男はかなりの使い手だろう。さっきから殺気がピンピンと伝わってきやがる。
少しでも俺に隙が出来れば――――――――殺される。
「もう一度、言おう。待て」
「分かったから、アンタのその物騒な得物を仕舞ってくれ」
「何を言う、これは汝のものであろう?」
「へ?」
訳が分からない。何故にそれが俺のものになるわけさ?
俺のものは俺のものだけど、アンタのものはアンタのものだろ。
生憎、俺はジャイアニズムを持ち合わせていないんでね。
「ここは汝の心象世界だからじゃよ、我はこれを拾っただけじゃよ。
おっと時間切れのようじゃ、じゃあ最後に汝に我から一つアドバイスじゃ」
「待ってくれ、アンタは一体?というか一体なんだよコレ……」
俺は後ろを振り向いた。立っていたのは一人の男。そして…
「強くなりたきゃ魚を食いな(キリッ)」
◇
「キリッ、じゃねえよ!!どういうことなんだよ!!はっ、夢か!」
訳の分からないことを口ずさみ02は起きた。
「02、やっと起きたのね……それよりもどんな夢を見てたのよ」
「あ、永琳さん、変な男が『強くなりたきゃ魚を食いな』って言ってきたんです」
02は夢の最後の男の言葉しか覚えていなかった。そして、体を起こし周りを見渡した。
「なんで二人(輝夜と妹紅)まで寝てるんですか?」
隣のベットで輝夜と妹紅が眠っている。もちろん離れて眠っている。
「さっきまで、起きてたんだけど疲れて、眠っちゃった
みたいなのよ」
「そうですか……そうだ、10/は?」
「ああ、彼なら……」
永琳は眠っている妹紅の胸元を指差した。すると、
『ムニャムニャ……おお、ゾフィー、あなたこそウルトラ兄弟ナンバー1です……』
10/も寝ていた。万年筆が寝ている。
そして、寝言で何故かゾフィーを褒め称えている。
「(こいつ、ゾフィーのファンなのか……まあいいや)そういえば、橙子さんたちは?」
「キャスターたちなら今、監督役の男に話を聞いてるところよ」
「永琳さんは一緒に残ってなくてよかったんですか?」
02は永琳と輝夜には聖杯が必要だということを知っていた。
監督役から必ず聖杯について聞き出すと言っていたはずなのに、今はこうして02の傍にいる。
「それは02、貴方のことが……」
永琳が何かを言いかけた、その時である。
『皆の者聞こえとるか?
第4回放送の時間であるぞ。
前置きはともかく死者の発表をさせてもらう……』
放送が始まった。二人は会話を一時中断し、その放送を聞くことにした。
『じゃ、引き続き皆の者は殺し合いに精を出すように。
がんばるのじゃぞ』
そして、放送が終わり…
「そんな、メタナイト…」
「メタ、死んじまったのかよ…」
二人はメタナイトの死を知った。
片や同盟を組んだ相手。片や一時だが共に戦った仲間。
彼が死んだら誰が彼のマスターを守るのだろうと二人は思った。そして、
「なんだか、俺の名前が二回呼ばれたし、俺の名前に似た奴がたくさん死んだし、
今回の禁止行為が『直死の魔眼で首輪を解除すること』だし、俺相当嫌われてるな……」
名前が二回呼ばれたのは、仕方ないとして、今回の禁止行為は明らかに自分に対する嫌がらせだと思った02。
一人でも多くの人間を救いたい彼にとっては、他の人の首輪を外してやれないということは大きな痛手となった。
「02、気付いた」
永琳は何かに気付いた。
「ええ、また俺は失敗しましたね」
02の失敗、それは…
「俺が立てた作戦は悉く失敗しますね」
そう、
織田信長が普通に放送をしたということは、自分が立案した作戦の失敗を意味した。
自分のやることなすこと全部裏目になっているということはもう自分でも分かりきっていた。
それが探求者の予測を覆してしまうほどのものだった。そのことが02は悔やんでも悔やみきれなかった。
もはや、02の運のなさは一種の呪いクラスのものかもしれない。
【
二日目・11時10分/新惑星・大田区】
【
◆02GOODMe2.@書き手】
【状態】健康 直死の魔眼 首輪なし
【装備】ナイフ
【道具】なし
【思考】基本:かがみ達の為に、自分を犠牲にしてでも多くの人を救う(殺し合いに乗っている者には容赦しない。)
1:橙子たちを手伝う
2:監督役から話を聞く
3:永琳達が無事で安心
4:かがみ…みんな…
5:10/だな、この万年筆は
※平行世界の◆02GOODMe2.と会話しました。
※「ドナルド」の記憶の一部を見ました。 (一部欠損あり)
※ここが地球ではないことを知りました。
※永琳と情報交換をしました。
※体内にわずかに吸血鬼の血が流れていますが、相当薄い為、なんの効果もありません。
【八意永琳@東方Project】 (クラス・アーチャー)
【状態】健康 首輪なし
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】不明
【思考】 基本::マスター(輝夜)に絶対の忠誠
1:聖杯の入手
2:02が生きていて良かった
3:監督役から話を聞く、聖杯については必ず吐かせる
4:アーチャー(エミヤ)に助けた理由を聞く
5:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手
※02と情報交換をしました。よって打者の存在を知りました
※ここが地球ではないことを知りました
【蓬莱山輝夜@東方Project】 (マスター)
【状態】健康 、首輪なし 睡眠中
【装備】ジャージ@現実
【道具】支給品一式、不明支給品 漫画たくさん
【思考】
1:聖杯の入手
2:キャスター達と協力はするがあくまで目的は聖杯の入手
3:監督役から話を聞く、聖杯については必ず吐かせる
3:02が心配
4:妹紅とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない)
※ここが地球ではないことを知りました。
※眠っていたため、第4回放送を聞いていません
【藤原妹紅@東方Project】
【状態】健康 睡眠中
【装備】黒いSS用万年筆(10/)
【道具】支給品一式、蜆×3 米の苗 将棋セット一式 ゾフィー直筆のサイン色紙
【思考】 基本:戦いを止めたい 『生きる』
1:02が生きててひとまず安心
2:
KAITOとルカに若干の疑念
3:輝夜とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない)
4:レミリアと咲夜ってあんな奴らだっけ…
※工房周辺をうろついている(阿部高和、
マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。
※眠っていたため、第4回放送を聞いていません。
【10/の思考】
0:ゾフィー、カッコイイ……
1:02さん……
2:妹紅と行動する。
※何故か支給品化しました。一応喋れます。
※何かを思い出しました。
※装備者に10の力が宿るようです。
※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。
※眠っていたため、第4回放送を聞いていません。
「
マーラ様の人、それ、ロンよ」
「レミリアちゃん、残念だな、頭ハネだ」
「あなた、イカサマしてるでしょ?」
(なんでコイツらはこんなに麻雀が強いんだよ!)
その頃、レミリアと咲夜さんとマーラ様の人とイナバ君(仮)は麻雀をしていた。
【二日目・11時10分/新惑星・大田区】
【レミリア・スカーレット@東方Project】
【状態】健康、カリスマブレイク、やけっぱち 現在2位
【装備】プータンのきぐるみ@魁!!クロマティ高校withイナバ製作所
【道具】支給品一式 その他不明 製図用の鉛筆×1,900本 印付きの地図 大量のポケットティッシュ(
範馬勇次郎お手製)
【思考】 基本:イナバ製作所で働く
1:運命を操っているのに何故、勝てない
2:
イナバ製作所社長に従う
3:いずれは囚われのイナバ製作所の社員を救い出す
4:イナバ製作所紅魔館チームのリーダーとして行動する
5:パンツを取り返す
※若干二次創作色が強いです。
※イナバ製作所に就職しました。
※何故かきぐるみを着ています。(きぐるみはイナバ製なので着ている時に日光に当たっても大・丈・夫!)
※工房周辺をうろついている(阿部高和、マーラ様、ギルガメッシュ、ビリー・ヘリントン、ソウマ)を危険人物と判断しました。
【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 完全で瀟洒なPAD長 貧血気味 血まみれ 現在3位
【装備】投げナイフ@モンスターハンター、PAD
【道具】支給品一式
【思考】 基本:レミリアお嬢様と行動する
1:絶対、イカサマしてるわね。
2:PADの秘密を知った者はただじゃおかないわよ
3:マーラ様の人を少し見直したがこき使う
※若干二次創作色が強いです
【マーラ様の人@カオスロワ書き手】
【状態】尻から出血 現在最下位
【装備】拳銃、メイド服
【道具】ノートPC、支給品一式 コーヒーセット一式
【思考】
基本:カオスロワを存続させるために殺し合いを終わらせない
1:なんでコイツらはこんなに麻雀が強いんだよ!
2:死にたくないのでレミリアお嬢様と咲夜さんに協力せざるを得ない
3:6/のレプリカたちの戦いを監視するはずだったけど仕方ねぇな
4:咲夜さんのPAD疑惑って本当だったのか……
※6/のレプリカの作成を考えたのは彼です
【イナバ君(仮)@語り部】
【状態】健康 現在1位
【装備】イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾残り弾数100%/ロケットランチャー残り弾数100%)
【道具】支給品一式その他不明
【思考】 基本:イナバ製作所社長に従う
1:狂気の沙汰ほど面白い!(サボタージュ的な意味で)
2:死にたくない
※実は
イナバ物置(≠聖杯) でした。
※女性です。
最終更新:2009年10月21日 08:09