アットウィキロゴ
「やる夫……」
まん丸の目をした少女がジェイソンから逃げて夜の大阪駅前を歩く。
彼女が探すのは、よく知った自分の片割れとも言える男。
「待っててね、やる夫。私、すぐにあなたの元に――」
そこで彼女の言葉は銃声と共に途絶えてしまう。
そして、彼女は頭から血を流したまま、二度と起き上がることはなかった。


所変わってなんば駅前。
「オゥ、エスケープキー……エスケープキー……」
キーボードを持ったまま、小太りの少年が駅前広場を歩く。
だが、少年は知らなかった。
赤く光る点――レーザーサイトが自分の頭を追いかけるように移動していることに。
そして少年は、撃たれるその時まで何が起こったのかを理解することはなかった。


さらに所変わって通天閣前。
「バランさん……本当に止める気なんですか?」
「あぁ。放送によると死者は既に洒落にならないほど増えていると言う。……このような馬鹿げた事を続けて何になる」
「そうですけど……」
ヒゲ面の中年騎士の言葉に気弱な少女はどうしても不安を隠しきれなかった。
そして、その不安は的中する。
「何、心配しなくていい。我ら竜騎衆が集まればきっと勝てるはずだ。だから――」
騎士は言葉の途中で凶弾に倒れてしまう。。
「え!? バ、バランさん!?」
少女はいきなりのことに驚くが、それもつかの間。
彼女もまた、男同様に頭部に何かが命中し、そのまま物言わぬ骸と化した。


更に更に更に所変わって大阪城公園。
「抹殺のぉぉぉラストブリットォォォォ!!!!」
「俺の拳が真っ赤に燃える!」
「爆熱!! ゴッドフィンガァァァー!!!!」
「技なんて関係ねぇ!! とにかく殴らせろぉぉぉ!!!」
バトルロワイアル開始直後から四人はとにかく喧嘩していた。
理由はよく分からない。
とにかく彼らは無性に殴りあいたかったようだ。
だが、そんな無意味な喧嘩も4発の銃声が一瞬にして止めてしまった。
彼らの命を代償にして、だが。

大阪城天守閣から降りてきた男は、血だまりに倒れる4人の男の姿を見て満足げだった。
「ふぅん、結構俺も出来るもんだな。……ま、想定の範囲内だけどさ」
男――ホリエモンはその手に持つドラグノフ狙撃銃を見ながら、自信あり気に笑う。

彼は本来、裁判の途中であったのだが、バトルロワイアル開始と同時に解放された。
そして、このような形で晴れて自由の身になった彼が、まず考えたのが自分を陥れた(と思い込んでいる)ミヤウチらへの復讐だった。
バトルロワイアルが施行されている今、人をいくら殺しても罪には問われない。
しかも、支給されたのは狙撃銃といういわゆるアタリ武器。
復讐をするのに必要な材料は揃いまくっていた。
……そこからの彼の行動は早かった。そう株の売買をするかのごとく。
彼は、早速その狙撃銃の性能を知り、扱いに慣れるために射撃の練習を繰り返した。
勿論、その財力を背景に大量購入した弾薬を使って。
そして、動かない的での射撃になれた3日目の夜。
遂に人を実際に撃つ訓練を始めた。
――結果はさきほどの様子を見れば分かるだろう。

「だけど、まだ練習が足りないかもしれないよな。万が一あいつに当たらなかったら悔しいし」
一人ぶつぶつと言いながら彼は、大阪城公園を後にする。
新たな的を見つけるために。
……すると。
「おーい、ホリエくん! ホリエくんじゃないか!」
背後から呼ぶ聞きなれた声に、彼は素直に振り返った。
すると、そこにはヘッドライトで自分を照らす四駆の姿が。
その四駆がホリエモンも傍で止まると、運転席から一人の見知った男が出てくる。
「ムラカミさん……」
それは自分と同じようにつかまったはずのヒルズ族仲間の男ムラカミだった。

ムラカミは、愛想のいい顔を浮かべながら、ホリエモンへと近づく。
「やあやあ、久しぶりだねホリエくん。まさかこんなところで再会できるとは」
「ムラカミさんこそ。どうしたんですか、その車は」
「あぁ、これかい? これが僕に支給されたものらしいねぇ、ははは」
それは、よく見れば何の因果か彼が買収に失敗したテレビ局のとある番組で名物のあの車だった。
「って、そうそう。ホリエくんは東京に一緒に戻る気はないかい? 戻りたいなら乗せていってあげるけど」
「戻って……どうする気ですか?」
「それは勿論、僕のファンドを復活させるのさ。そしてこの混乱を気にこの国のあらゆる株式を買い占めて、この国を牛耳って政権を奪うのさ。そうすればこんな下らない争いも終わるし、僕たちヒルズ族は再び英雄として崇められる。どうだい、いい話だろう?」
得意気にムラカミが話す横で、ホリエモンは無表情だった。
そして……
「ムラカミさん」
「……ん? どうしたね?」
「残念ですが俺は――」
そこまで言って、彼は銃口をムラカミの額にあてる、そして躊躇いなく引き金を引く。
「残念ですが、俺にはまだ用事があるんで。勝手にバトルロワイアルを止めてらっちゃ想定の範囲外になっちゃうんですよ」


ホリエモンはムラカミがいなくなった運転席に乗り込むと、アクセルを一気に踏み込み発進させる。
そして市内を爆走する彼は途中、男や女を跳ね飛ばしながらも、車を東ヘ向かわせた。
この車の元の持ち主がそうしようとしたように。
「お前らみたいな一度出たきりで出番がないやつには興味がないんだよ。……ミヤウチはどこだミヤウチは……」
尚も彼は人を跳ね飛ばしていくが、関係はない。
彼の追い求めるものは唯一つだけ……。
「待ってろよ、ミヤウチ……。俺が今すぐ探し出してやるからなぁ……」
不気味に笑う運転手を乗せたまま、四駆が夜の道路を疾走する。

【大阪府 国道一号線上 3日目 23時】
【ホリエモン@ライブドア】
[状態]:復讐鬼(自分がこうなるのは想定の範囲内)
[装備]:ドラグノフ狙撃銃(残弾無限大) パジェロ@東京フレンドパーク
[道具]:支給品一式 ブラックカード
[思考]:
1:ミヤウチを探す
2:気が向いたら無差別狙撃&ひき逃げ


【やる実@ガ板(VIP?) 死亡確認】
【ドイツ人少年@Youtube 死亡確認】
【バラン@ダイの大冒険 死亡確認】
【来栖川姫子@神無月の巫女 死亡確認】
【カズマ@スクライド 死亡確認】
【ドモン@機動武闘伝Gガンダム 死亡確認】
【霧島翔@THE KING OF FIGHTERS 死亡確認】
フルート@FFDQBR3rd 死亡確認】

【ムラカミ@村上ファンド 死亡確認】

【伊頭臭作@臭作 死亡確認】
【八百長でやる夫@大阪 死亡確認】
【ヴァン・フソダエダ@ベネズエラ 帰国確認】
【エース@ウルトラ忍法帖 死亡確認】
【ポートガス・D・エース@ONE PIECE 死亡確認】
【宍戸 錠@日活撮影所ニューフェイス 死亡確認】
【岡ひろみ@エースをねらえ 死亡確認】
【堀池 巧@矢部っちFC 死亡確認】
野比玉子ドラえもん 死亡確認】




最終更新:2007年01月21日 14:31