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部下が本当に全員逃げてしまい、孤独になった真竜ニアラ。
激昂し、神々しき真の姿に戻った狂える真竜。
そんな竜と二人は出会ってしまった。

「大きな竜ですね園長先生…」
「そうですねキル夫くん…この人なら仲間になってくれるかもしれません」

打倒織田信長を掲げる、園長先生とキル夫組だ。
心優しき彼らはしらない。目の前の竜が、残酷極まりない恐るべき竜であることを。

「あのー…すいません」

そしてついに声をかけてしまった。

「ほう、家畜自らが我に食われにくるとはな。中々殊勝な心がけだ」
「家畜…?」
「そうだとも。貴様等人間は我ら竜の食物にすぎぬ」「っ!園長先生!」

キル夫が鉈を構えると同時に、園長先生も銃を抜く。
彼らとて人殺しはしたくないが、目の前の竜はどう考えても危険度最大。
放っておけば、犠牲になるのは園児たちだけではすまない。
自分たちでは勝てないかもしれない。奴の言うとおり、食われてしまうかもしれない。
それでも、ただ黙って食われるわけにはいかない。一矢は報いる。
すべては、子供たちのために……

「くははははははぁ!そのような脆弱な獲物で我に挑むのか人間よ!実に面白い!」
「園児たちは、私達が守る!」
「神に逆らった者の末路、思い知らせてくれようぞ!」

ニアラが一声咆哮をあげ、戦いは始まった。
かたや全てを食らわんと、かたや子供たちを守らんと

……
ギィン!
ニアラの放った3発の火炎弾をキル夫の鉈が弾きとばした。
炎を放ち、僅かに隙ができたところに園長先生の銃が撃ちこまれる。

「ぐおぉ…人間風情が、粘りおって…」

戦いは、予想に反して互角だった。
しかし園長先生とキル夫の武器では、真竜の鱗に僅かな傷しかつけることができず、
対するニアラも、素早く動く二人に対して攻撃を当てられずにいた。
互いに決め手に欠け、戦いは拮抗状態というやつだ。

「おのれ…ならば我が最大奥義、百華繚乱で妖華に埋もれて死ぬがいい!」

しかしここで痺れをきらしたニアラがついに動いた。
先程までは自らの奥義を出し惜しみしていたらしい。
決め手に欠けていた戦いに、決め手が補われたら…それも片方だけなら…

「防ごうと思っても無駄だぞ人間!我が百華繚乱は1日3発までだが絶対不可避の無敵技!
さらにこの星を覆うフロワロの量が多ければ多い程にその威力は上がる!
まだ神奈川しか覆えていないが、貴様等を殺すには十分だ!死ぬがいい!」

百 華 繚 乱 !

禍々しい色の、しかし美しい無数の華が、園長先生たちに襲いかかった。
その速度は確かに絶対不可避。とても人間にかわせるものではない。

「ここまでなのですか……」

回避不能なことを悟り、園長先生とキル夫は目をつぶった。
閉じた目に映るは、愛してやまない園児たちの遊ぶ姿。

「私は……」

妖華は言葉を遮り、無慈悲に二人を飲み込んだ。


園長先生は5のダメージ!▼
キル夫は3のダメージ!▼

「「「え?」」」

妖華に埋もれた園長先生たちと、真竜ニアラの口から同時に間抜けな声がでた。
一方はまだ自分たちが生きていることに驚き。
もう一方は自分の最大奥義の威力の低さに驚き。

「ば…馬鹿な!神奈川は確かにフロワロで覆った!軽く数千のダメージは……!」

~その頃、神奈川県~

「こらー!魚を返しなさーい!」
「にゃうーん!」

お魚咥えたどら猫を裸足で追いかける主婦が、フロワロを次々に踏み潰していた。

二日目16時20分/新惑星・神奈川県】
フグ田サザエサザエさん
【状態】おっちょこちょい、裸足
【装備】スリッパ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:行き当たりバッタリ
1:家族を探す
2:サンマを猫から取り戻す
※園長先生とキル夫の二人を危険人物と認識しました。
※フロワロの衰弱効果は効いていません。

「何故だ何故だ何故だ!何故!?」

まさか主婦に自慢の華が蹴散らされているとは夢にも思わないニアラ。
完全に取り乱し、隙だらけだ。
そして園長先生たちも、それを見逃す程甘くはない。
「こおぉ!!キル夫くん!いきますよ!園児たちを、みんなを私達で守るんです!」
「わかっていますよ園長先生!僕らの拳が真っ赤に燃えるぅ!」

園児たちを思う気持ちが、二人に奇跡の力をもたらした。
燃える二人の拳は、ボディがら空きのニアラにクリーンヒット。
ニアラはそのまま遥か西にまで吹き飛ばされた。


~愛知県~

「ぐへぇ!……ぐ、このニアラが、またしても人間に遅れをとっただと…!ん?」
もの凄い殴り飛ばされたニアラはしぶとく生きていた。
そんな彼の目の前に、因縁の相手の姿が……

「き…貴様はあの時の釣り竿の若造!」
「その声…姿は違うけどあの時の襲撃者だな!」

ニアラにとっては苦い思い出、釣り竿で自分を両断した男、ラグナである。
しかしラグナの手にはあの釣り竿が握られていない。
数刻前、釣りに命を賭けた海の男たちに譲渡されたのだが、ニアラはこれをチャンスと見た。
自分が負けたのは、あの釣り竿が原因。それがないなら勝てる!…と。
油断以外のなにものでもない。
それだから、クワを構えて空高く跳躍したラグナの姿にも気付けない。

「たあああああぁ!」
「ウボアーーー!?」

クワが振り下ろされた瞬間、無数の衝撃波が辺り一面をいい具合に耕した。
無論そんなクワを脳天に食らったニアラの全身も見事に耕された。
どう見ても即死だが、何故かラグナの武器はロワに向かない不殺武器。
ニアラの遺体は残るが、その魂は会場を巡りまたどこかで復活することとなった。

「これはドロップアイテムかな?一応貰っておこう」
【二日目16時30分/新惑星・愛知県】
【ラグナ@ルーンファクトリーフロンティア】
【状態】健康、職業・のうぎょう
【装備】丈夫なクワ・ティアラ@ルーンファクトリーフロンティア、骨の剣
【道具】支給品一式、マーマン達の骨(大量)、マーマンの刺身×4、真竜の鱗
【思考】基本:主催者の撃破・嫁の守護
1:嫁を捜し出し、守る。
2:襲われている人は助ける。
3:襲撃者にはそれなりの対応・それ以外は友好的に
※ラグナが使う武器には特殊魔法がかかっているので、死亡はせずに一定時間で復活、別の場所に飛ばされる
※真竜ニアラを完全に危険人物と認識しました。

~東京都~

「うごぁ…お…おのれまたしても…あの若造は化け物か…ん?」

全身耕されたニアラは東京都で復活していた。そしてその視線の先には…

「園長先生!またあの危険人物が!」
「なんですって!もう一度やりますよキル夫くん!」
またしても園長先生とキル夫の姿が。そして有無を言わさず放たれる二人の拳!
「ぴぎぇーーー!!」

「園長先生、やはり一刻も早く仲間を集めて織田信長を倒さないと危険ですよ」
「そうですね。今の竜みたいに危険な思想の持ち主もいるでしょうし…急ぎましょう」

心優しきコワモテの二人は、再び仲間を求めて歩きだす。
ニアラの返り血で、その姿を赤く染めながら…
【二日目16時35分/新惑星・東京都】
【園長先生@クレヨンしんちゃん】
【状態】健康、パワー全開、頬に切り傷
【装備】リボルバー銃(残弾0)
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を倒すために仲間を集める
1:園児達を守る
2:人間は外見じゃないんだってば……

【キル夫@2ch】
【状態】健康、トエエエエエエエエエエエエイ、パワー全開、右腕に切り傷
【装備】鉈(若干刃こぼれ)
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を倒すために仲間を集める
1:やる夫とやらない夫の仇を討つ
2:外見で人を判断するのはよくありませんよね
※この2人は出会った参加者全員に殺人鬼と間違われていると思われます。
※フグ田サザエ、真竜ニアラを危険人物と認識しました。


~秋葉原跡~

「ブファ…!お…の…れ…我が人間に…ゴア!?」

ゴキブリ級の生命力でまだ生きていたニアラだが、突如エネルギー弾をくらった。
そう、今度飛ばされた地は、今現在最も激戦区である秋葉原。流れ弾など当たり前。
果たしてこの地で真竜は、人間に五度目のおくれをとらずに済むのだろうか?
そもそも生き延びられるのだろうか?

【二日目16時40分/新惑星・秋葉原跡】
【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】瀕死、神体化(金色巨竜)、ひとりぼっち、両翼に著しいダメージ
【装備】なし
【道具】なし(どこかで落とした)
【思考】1:主催、参加者問わず全てを「捕食」で殺す
2:ここはどこだ?
※神奈川県のフロワロは殆どサザエさんに潰されました
※一部人間に若干恐怖
※部下は全員帰還
最終更新:2009年11月17日 00:16