「おぉぉぉぉおおぉぉぉぉ! 天・覇・絶・槍! 真田幸村、推して参るぅ!」
「メタナイトさんを殺した宇宙人め、死んじゃえええええ!!」
全力全開の真田幸村が、オヤシロモード竜宮レナが、
放たれるエネルギー弾を巧みに避けながらブロリーへと迫る。
「邪魔をするなアアアアアアア!」
「ぐぬぅっ!?」
真っ直ぐブロリーの胸へと突き出された、真っ赤に燃えたぎる幸村の槍。
しかし、ガキィンと。
人体に槍がヒットした音としてはおおよそ不適当だと思われる音を響かせて、
ブロリーの鍛え上げられた肉体は幸村の槍『棲羽亜陀』の一撃を易々と防いだ。
「バ、馬鹿な……」
「隙だらけだあッ!!」
全力の攻撃を防がれた幸村に生じた、一瞬の隙。
当然ブロリーはそれを見逃さず、常人が喰らえば塵一つ残さず消失するだろう拳を幸村目がけて振るう。
「させない!」
すんでのところで支給品・
マリオのマントを装備したレナが幸村の身体を抱え去り、難を逃れる。
だが、距離を取ったところでブロリーの攻撃は激しいままであり、
幸村を抱えたままレナはブロリーのエネルギー弾をギリギリで回避し続ける。
「く……かたじけないでござる、レナ殿……」
「お礼はいい。でも、やっぱり手強いね……」
「うむ……しかしクーガー殿はあやつと同等の相手と実質一人きりで闘っているのでござる。
ならば、拙者がここでへこたれるわけにはいかぬ!
少々お待ちくだされクーガー殿! 必ずやこの幸村、あやつを倒しクーガー殿の下へと馳せ参じましょうぞ!」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
一方、クーガーらは
イチローの足止めに心血を注いでいた。
ブロリーとイチロー、両者を一気に倒すのは現時点のクーガー一行の戦力ではどう考えても不可能である。
クーガー側の戦力は、クーガーと幸村。そしてオヤシロモードのレナがギリギリ戦える程度で、
完全なる一般人であるあやの、みゆき、ZZの三人はこのレベルの戦いでは足手まといにしかならない。
ZZの書き手としての知識?
え、なにそれうまいの?
絶大な力の差を前に、生半可な知識なんざ役に立つはずが無い。
故に、クーガーがイチローをスピードで翻弄してブロリーとイチローを引き離し、その間に
SENGOKU BUSYOU である真田幸村がレナのサポートのもとブロリーを討ち取る、という作戦をみゆきが考案した。
つまり、今回クーガーらに与えられた役割は勝利では無く、あくまでブロリー打倒までのイチローの足止めなのである。
「――――遅い、遅すぎるッ!」
クーガーのアルター能力『ラディカルグッドスピード』。
その力で生み出された『巨大戦艦ハルバード・クーガースペシャル』は、
その巨体からはとても想像できないふざけた俊敏さでイチローが投げるレーザービームを次々回避していく。
「ふぅ……まだだ、まだ世界は縮められる!
ところでお三方、ハルバードの乗り心地はどうですか!?」
「「「………………」」」
返事は無い。
ただの船酔いのようだ。
まあ、
峰岸あやのも高良みゆきもZZlReeJbgcもごく普通の一般人である以上、当然の末路だろう。
「……僕はブロリーと野球がしたいだけなんだ、邪魔はよして貰えるかな」
「その気持ちはわからんでもないが、貴様らの戦いを止めろというのがあやねさんの願いでね!
お前さんに恨みは無いが、ちょっとの間だけ眠っていてもらおう!
衝撃の――ファーストハルバードォっ!」
クーガーの叫びに呼応して、ハルバードはその速度を増しイチローへと突貫する。
それは正に一迅の風と称して差し支えない程のスピード。
だが、イチローは持ち前の選球眼でその一撃を難なく躱してしまう。
「悪いけど、速球はメジャーで慣れっこでね」
「残念ながら、俺の疾走はまだ終了していない!
殲滅の! セカンドハルバードォォォッッ!!」
これぞ、疾風怒濤。
クーガーの攻撃はまだ終わってはいなかった。
イチローが突撃を避けたその直後、ハルバードは物理法則すら無視した常識外れの超高速ターン。
がら空きのイチローの背後より、今度こそ世界…いや、宇宙最速の一撃をお見舞いせんと迫る。
「何だって!?」
これには流石のイチローも動揺を隠せない。
回避する暇も与えず、巨大な質量がイチローへ襲いかかった。
しかし。
「やったか!?」(あやの)
「フラグ立てるなああああああ!!」(ZZ)
「……正直、ギリギリだった。ほぼイきかけちゃったよ」
ハルバードがイチローに直撃するその瞬間、イチローの宝具が発動した。
グローブの宝具――『(いい感じに厨二な名前が思いつかなかったので後々の書き手さんにお任せします)』。
発動したそれはイチローの左手を包みこみ。
巨大戦艦ハルバードの特攻すら、キャッチしてしまったのだ。
これが球場ならば観客総立ち、スタンディングオベーション間違いなしの超・超・ファインプレーだった。
イチローは歓喜する。
ブロリーと同様、自分の野球魂を湧かせてくれる男の存在に。
自分の
好敵手足りえる人間が、まだまだこの世界には存在しているということに。
彼らと戦えば、自分は野球人としてのさらなる高みを目指すことができる。
この瞬間だけ、彼は信長から与えられた使命も忘れ――完全に、一人のベースボーラーへ戻っていた。
そして――極限まで研ぎ澄まされたイチローの感覚は気付く。
「まだ終わっていないな、ストレイト・クーガー!」
「貴様に足りないもの、それは!」
ハルバードの甲板を、嵐が駆け抜ける。
紫色の装甲にその身体を包み、最速の男はまだ止まらない。
「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ――――そして何よりも 速 さ が 足 り な い ! 」
この艦の本来の主の仮面を模した艦首。
クーガーはその先端で飛び、
「ぉおおおおおおおおおおおおォォォォォッッ!」
力強い叫びを放ちながら、そこに居たイチローへ突貫した。
「瞬殺の! ファイナルブリットォォォオオオオオオオオッッッ!」
イチローは左手をクーガーに向け突き出す。
その手の先にあるのは、依然として展開中の彼の宝具。
先程はハルバードすらキャッチしてみせた、イチローの守備。
しかし、その捕球技術を持ってしても、クーガーのファイナルブリットは止められない。止まらない。
勢いは止まらず――少しずつ、少しずつだが、イチローの身体を宙へ押し上げていく。
「くうっ………!」
全身を襲う痛みに、イチローの顔が歪む。
宝具をもってしても軽減仕切れないダメージが、イチローの身を少しずつ傷付けていく。
だが、それはクーガーにしても同じ。
その身を守る装甲は歪み、ヒビが入り、着々と崩壊が進んでいる。
「ぐっ……!」
最早音速を超え、光と化した最速の男。
イチローが耐えきり、クーガー最後の一撃をキャッチすればイチローの勝利。
逆に、それをこぼしてしまえばクーガーの勝利。
単純明快な力と力、意地と意地のぶつかり合いがそこにはあった。
果たして、勝利の女神……いや、野球の神様はどちらに微笑むのか―――。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ねえ、ZZ。クーガーは大丈夫かしら?」
「……さあ。俺
みたいな一般人には、超人同士の戦いの結末なんてわからない。
ただ、一つだけ確実に言えることがあるとすれば」
「何?」
「クーガーの兄貴は…何も残せずに死ぬような男じゃない、ってことだな」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
イチロー。
ストレイト・クーガー。
決着が着かないまま、彼らの戦いは大気圏を突破して、宇宙空間へとその場を変えていた。
両者ともに身体はボロボロ。
イチローの体の至るところから悲鳴が上がる。
クーガーの装甲は少なくない部分が剥がれ落ち、所々生身の部分が露出している。
とっくの昔に、彼らの体は限界を迎え、限界を超えていた。
それでも、彼らの闘志が尽きることは無かった。
闘志だけで持っていた、と言ってもいい。
消えかけの宝具を何とか保持しつつ、イチローは思う。
やっぱり野球は楽しい、と。
こんなに苦しいのに、そんな苦しみが何処かへ消え去ってしまうほど、野球が楽しい、と。
(もし、このカオスロワにも終わりが訪れるのなら…彼とはグラウンドで、もう一度戦いたいな)
そんな淡い想いを抱きつつも、今は目の前の勝負に全てを賭けようとイチローはグラブにさらに力を込め―――
異変に、気付いた。
「な、これは……!?」
イチローが絶句する。
いつの間にか彼らの進行方向には……赤く燃え盛る太陽が存在していた。
このままファイナルブリットを止められなければ、太陽に二人は飲み込まれてしまう。
それも、太陽との距離からしてそう猶予は無いだろう。
「攻撃を止めるんだ、クーガー!このまま太陽に突入したら、二人とも死んでしまう!」
クーガーとはちゃんとした形で決着を着けたい。
慌てて、イチローはクーガーの説得を試みる。
しかし、それにクーガーは応えない…それどころか、イチローの話を聞いていないようにすらみえる。
「クーガー……!? ま、まさか…!」
「こ…こいつ……。
死んでいる………!」
本当のところ。
ストレイト・クーガーという男は、南光太郎との激突で完全に死亡していたのだ。
しかし、死という現実への反逆心がクーガーの心臓を動かし、彼は蘇った。
だが、そんな無茶苦茶でいつまでも一度生命活動を停止した身体を維持できるはずも無く……ファイナルブリットを放ったところで限界に達し、彼は再び死体へと戻った。
この直後、彼の死体は太陽――主催者の本拠地へと激突することとなる。
ファイナルブリットは太陽の熱に反逆し続け、太陽内部の要塞部分にまでダメージを与えた。
最速の男のこの『反逆』が、後のバトルロワイアルにおいてどのような意味を持つのか……それはまだ、この時点では誰も知らない。
テラカオスバトルロワイアル7期 ストレイト・クーガー 死亡
イチロー 生死不明
【カーネル・ブロリー・サンダース@ケンタとかマクドとかDB劇場版とか】
【状態】全裸
【装備】筋肉隆々の肉体
【道具】支給品一式×2、不明支給品×2
【思考(ブロリー)】
1:全てを破壊し尽くすだけだぁ!!
2:カカロットォォォォォォォォォォォ!!!!!
3:ドナルドォォォォォォォォォォォ!!!!!
4:イチロオォォォォォォォォォォォ!!!!!
【思考(カーネル)】
1:より楽しい方法でドナルドを殺す
2:ドナルドの元へと向かう
3:ハンバーグラーはもう、ダメでしょうな……
【思考(ハンバーグラー)】
0:…………(絶賛精神崩壊中)
【背景グループ】
【峰岸あやの@らき☆すた】
【状態】スクール水着+ツインテール+のぼり+オウム+電飾
【装備】竹刀@バンブレ 巨大戦艦ハルバード・クーガースペシャル搭乗
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:自分が目立つため、聖杯戦争に介入する
0:目立つためブロリーとイチローを倒しに行く。
1:とりあえずソウマは絶対に殺してやる
2:気に入らない奴は尻叩きの刑
3:クーガー……
【真田幸村@戦国BASARA】
【状態】健康 熱血
【装備】棲羽亜陀
【道具】支給品一式 不明支給品
【思考】
1:メタナイトの仇を討つ
※峰岸あやのの存在に気付いていません
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
【状態】オヤシロモード
【装備】マント@マリオワールド
【道具】支給品一式
【思考】
1:メタナイトの仇である宇宙人を殺す
2:かぁいいものを集める
3:できれば仲間も探したい
※峰岸あやのの存在に気付いていません
【高良みゆき@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
0:ZZたちと行動
1:あやのを目立たせる
2:みなみとゆたかを探す
3:クーガーさん……
※峰岸あやのを目立たせる同盟のメンバーです。
【
◆ZZlReeJbgc@書き手】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】ノートPC
【思考】
基本:ピンクとの約束通り、みゆきやあやのを守る
0:死亡フラグ立ちすぎワロタww
1:あやの達と行動を共にする
2:みなみとゆたかを探す
3:できることならビリー達と合流する
4:クーガー……
※自分がロワでいう空気であることを自覚しました
最終更新:2009年11月21日 00:26