敗走の末にタケシのせいで闇化の間の記憶を失ってしまった
空気王。
目覚めたばかりの頭を働かせた結果、空気王は何とか現在の情報を集めることにした。
「む、あそこに人影が、あの人たちに聞いてみるか。
念のためアサシンはここで姿を消しててくれないか」
「あ……マスター、あの人たちは……」
「いいから、少し黙っていてくれ」
空気王は道を歩く2つの人影を発見する空気王。
サーヴァントである笑点のピンクが制止してくるが礼呪を使用して従わせ、空気王は2人女性に駆け寄った。
その2人が彼を狙っていることを知らずに。
「そこのお二方、聞きたいことが……」
空気王が言葉をつむごうとするが、途切れる。
その2人が異常なほどの殺気を放っていたからだ。
そしてその殺気は明らかに自分に向けられている。
ここでようやく空気王は気付く。
自分が話しかけようとした2人が永琳と輝夜のアーチャー組であることに。
言っておくがアサシンとアーチャーは一度接触している。
詳しくはアサシン初登場の話を見るように。
アーチャーのサーヴァントである永琳は口元を吊り上げらせて笑みを作る。
「……永琳」
「へぇ、そっちから現れてくれるなんてね。
あんなことをしておいてよく私たちの前にホイホイ出てこれたものだわ」
「うむ、敵同士ということは分かっている。
だが情報交換の一つや二つをしてくれても……」
「貴方と話すことなど何もない。『天呪「アポロ13」』」
「何っ!」
永琳のスペカ宣言と同時に大量の弾幕が空気王を襲う。
無論、02と違って空気王は東方シリーズなんぞやったことはない。
故に『天呪「アポロ13」』の安全地帯なんぞ知るわけもない。
空気王はソーディアン・イクティノスを抜いて襲い掛かる弾幕を回避していくが、
『天呪「アポロ13」』は同シリーズで難易度の高い弾幕。
何れ逃げ場が封鎖される。
「まずい、このままでは……」
空気王は考える。
完全に逃げ場なし……ならば。
「斬る!!」
単純な答えだった。
逃げ場がなければ作るまで。
避けられないのならこちらも攻撃を加えて相殺すればよいのだ。
「とあぁぁぁっ!!」
空気王は襲い来る弾幕を避けようとせず、次々と斬る斬る斬る斬る斬る!!
気合避けならぬ気合斬りである。
そして空気王の努力もあってか……
GET SPELL CARD BONUS
スペカボーナスを獲得した。
空気王がニヤリと笑みを浮かべるのもつかの間。
永琳は次のスペルカードを出す。
「敵ながら、やるじゃない」
「フ、伊達に空気王と呼ばれていない」
「じゃあこれはどうかしら。『秘術「天文密葬法」』 」
その瞬間、大勢の使い魔が出現する。
そして放たれるは数多の弾幕。
これはいくらなんでも剣で捌ききれるものではない。
「なるほど、ならば……」
自身に迫る大量の産幕を前にしても空気王は焦らない。
空気王は呪文を詠唱する。
「まずは破道の九十、『黒棺』」
ちなみにこの鬼道は本来は空気王のものではないのだが。
何、中の人が同じなので気にすることはない。
その名前の通り黒い棺桶を模したものが使い魔を消し去る。
そして残った弾幕はイクティノスの風の力で吹き飛ばした。
「さあ、次はどうくる……?」
「じゃあ次はこれね」
次の瞬間、空気王を襲ったのは永琳のラストスペル、『禁薬「蓬莱の薬」 』。
空気王はあらゆる方向から飛んでくる視界を埋め尽くさんばかりの弾幕に対して空気王は再び呪文を唱える。
「ゴッドブレス!!」
魔法陣から放たれる神風が全ての弾幕を吹き飛ばす。
目には目を、切り札には切り札。空気王は最強呪文で永琳のラストスペルを破ったのだ。
「おめでとう、まさか私の最後の切り札まで突破するとはね」
永琳は空気王に拍手を送る。
本来ならこの後
エンディングに突入する。
だが、この後空気王を待っていたのはエンディングでもなんでもなかった。
「じゃあ、お疲れ様」
「何……だと……?」
避ける隙間すら存在しないほどの弾幕の壁だった。
自分の剣術も、鬼道も、昌術も通用するとは思えないほどの弾幕の流星群。
通常弾幕ごっこに使用するレベルではない。相手を殺すつもりで放たれるモノだ。
「ねぇ、どんな気持ち?
自分に『死』が迫っている時の気持ちってどんな気持ちよ」
驚愕の表情を浮かべる空気王に永琳は問いかける。
『秘術「天文密葬法」』を破られた時点で永琳は弾幕ごっこをするのをやめた。
彼女らの目的は空気王に復讐すること。
元からスペカルールを使うつもりはなかったのだ。
「受けなさい。これが02を失った私の怒りよ」
「う…うおぉぉぉぉぉぉぉ!?」
結局空気王は成す術もなく、永琳の弾幕をその身に受けることとなった。
ドッガァァァァァァァァァン!!!
大きな音を立てて砂埃が撒き上がる。
もちろん、この音は空気王に…というよりは空気王がいた地点に大量の弾幕が降り注いだものだ。
空気王の姿は未だに見えないがおそらく酷いことになっているだろう。
よくて重傷、悪くて即死。そんなところだ。
輝夜と永琳はじっと様子を窺う。
「や、やったの…?」
「永琳、それフラグ!」
「あっ…」
永琳がうかつな発言をしたところでようやく煙が晴れる。
そこにはボロ雑巾のようになった空気王の……
鎧、そしてその他の防具があった。
呆気にとられる永琳。
それもそうだろう。何故か服だけを残して空気王の姿がないのだから。
「これはっ…!」
「えっ、姫様知っているのですか!?」
「ええ、きっと空気王は自らの鎧を盾にして永琳の弾幕を凌いだんだわ。
スパロボでいう装甲パージ
みたいなものよ!」
「最後の例えはわかりませんけど、大体は分かりました。
ということは空気王は……」
彼女達が前方へ視線を飛ばす。
すると、生まれたままの姿で。
身体を余すことなく剥き出しにしている状態で。
つまり、全裸で走る空気王の姿がそこにあった。
素っ裸で逃走する空気王。
その裸の王様を追う輝夜と永琳。
そして空気王によって気配遮断された状態で身動きが取れなくなっているアサシンこと笑点のピンク。
空気王を取り巻く騒動はいつまで続くのか?
そして空気王は包囲網を突破できるのか?
【空気王@テイルズオブデスティニー】(マスター)
【状態】健康、全裸、魔力減(小)、令呪残り4個(2人分)
【装備】斬魄刀『鏡花水月』@ブリーチ、ソーディアン・イクティノス@TOD、拳銃
道具】支給品一式
【思考】 基本:笑点のピンクを従えて活躍し、空気脱却
0:なんでアーチャーは怒っているんだ?
1:永琳たちから逃げる
2:ま と も な 服 が ほ し い
3:何、気にすることはない
※アサシンのマスターです
※闇化している間の記憶を失いました。
【笑点のピンク@現実】 (クラス・アサシン)
【状態】健康、気配遮断中
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】落語家の言霊
【思考】
基本:空気王に従って活躍し空気脱却
0:動けない……
1:マスター、早く礼呪を解除してください
【八意永琳@東方Project】 (クラス・アーチャー)
【状態】健康 首輪なし、催眠・幻影の類は無効化
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】不明
【思考】 基本::マスター(輝夜)に絶対の忠誠
1:02の為にこの戦いを止める
2:空気王を追いかけて殺す
3:空気王達を殺した後は機会があればこなたという少女も殺す
4:アーチャー(エミヤ)に助けた理由を聞く
5:キャスター達と協力する
6:聖杯が手に入る機会があれば02を生き返らせる
※02と情報交換をしました。よって打者の存在を知りました
※ここが地球ではないことを知りました
※ピンクの存在には気付いていません
【蓬莱山輝夜@東方Project】 (マスター)
【状態】健康 、首輪なし、催眠・幻影の類は無効化
【装備】ジャージ@現実
【道具】支給品一式、不明支給品 漫画たくさん
【思考】
1:02の為にこの戦いを止める
2:空気王を追いかけて殺す
3:空気王達を殺した後は機会があればこなたという少女も殺す
4:キャスター達と協力する
5:聖杯が手に入る機会があれば02を生き返らせる
6:妹紅とは幻想郷で殺しあう(ここでは殺し合わない)
※ここが地球ではないことを知りました
※ピンクの存在には気付いていません
突然だが、
範馬勇次郎は怒りに震えていた。
勇次郎はインフルエンザ撲滅運動のために東京都の目黒区に足を運んでいたところであった。
そして勇次郎が見たものは……。
走る全裸の男。そして、全裸の男を追い掛ける女が2人。
後者の女2人はどうでもいい。
問題は前者の全裸の男だ。
重要なので繰り返そう。全裸の男だ。
勇次郎の怒りの矛先は全裸の男、空気王に向けられていた。
こんな寒い季節の中全裸でいる。
これはすなわち、インフルエンザを撲滅しようとしている勇次郎にとって挑戦状以外の何物でもなかったのだ。
勇次郎は吼える。
「貴様はインフルエンザを嘗めたッッッ!!!」
【二日目・19時10分/新惑星・東京都目黒区】
【範馬勇次郎@範馬刃牙】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品、インフルエンザのワクチン(大量)
【思考】
基本:新型インフルエンザの恐ろしさを世間に伝える(聞こうとしない者、真面目に聞いていないとみなした者には拳で教える【殺す】)
1:空気王に新型インフルエンザの恐ろしさを拳で教える【やっぱり殺す】
2:撲滅運動参加者を募る
3:夜は暖かくして寝ろッッ!!
最終更新:2009年12月11日 00:11