アットウィキロゴ
何も残っていない不毛の大地と化した秋葉原。
様々な乱戦により、一度まっさら平にされたはずの大地も、
岩が突き出ていたり大穴が空いていたりとガタガタに地形変化してしまっている。
そんな荒廃した地に無造作に転がる鉄塊があった。
そこに、小男が一人……

「おほっ!コレ見たこと無い金属ね。かなり高く売れそうね……」
「人の体を勝手に……売らないで貰いたいですね……」
「あひぇー!?」

転がっていた鉄塊が突然声をあげ、小男は一目散に逃げ出した。
この転がっている鉄塊、実はただの鉄塊ではなかった。
広範囲に散らばっていた塊が、徐々に一箇所に集まっていく。
やがてそれらが組み合わさり……

「あぶなかった……」

体を軋ませながら、鉄塊は人の型をとる。
そう、この辺りの地に大穴を開けまくった原因の一人、最終防衛システムである。
何故このシステムはバラバラで荒野に転がっていたのか……
時を少し戻してみよう……

※※※※※

『デコ☆レーザー!』
『みくるビーム!』

ほんの数刻前、この地で激闘を繰り広げていた、らきすたのデコ率いる真・空気組は押されていた。
最終防衛システムの発射したキャンセラーの能力は【あらゆる連携を封じる】こと。
これは、真・空気組の主砲であるダブルレーザーは勿論のこと、
アーチャーとアサシンの連携による死角からの矢をも封じた。
ダブルレーザーは、空気二人の友情パワーをエネルギー変換したもの(多分)。
それだからこそ、絶大な破壊力を誇っていた。
アーチャーの矢も見えないところからの狙撃故に全弾を命中させてきた。
しかし、それが封じられ、連携ができなくなってしまった。
連携無しの単体攻撃も、常軌を逸した威力ではあるが、連携時と比べるとやはり見劣りする。
ましてや体力値が高く、自動で回復する相手に火力不足は致命傷だった。

『エターナル・エボリューション・スターバスター、グォレンダ!』

それに加え、対する最終防衛システムは謎の男の操る機械龍を吸収し、攻撃力を上げていた。
背中より取り込んだ機械龍の首を出し、その口からも自らの主砲を発射するのだ。
元がダブルだったことを考えると、5連打できる現在の攻撃力は単純計算で2.5倍。
連携を封じられ、攻撃力を半分以下にされた真・空気組にはとてもさばききれる威力ではなかった。

『なんでよ、どうしてなのよ……!どうして私たちが負けそうなのよ!』
『ダブルレーザーさえ使えたらあんな奴……!』
『くやしいっ…!でも……なんて馬鹿やってる場合じゃないわね…』
『ど…どうするんですか!』
『――――――』

らきすたのデコは舌打ちをした。
気配遮断の連携まで封じられている現在、全員で気配を遮断して逃走することは不可能。
そのままで逃走しても、後ろから狙い撃ちされてそれこそ即死してしまう。
それにもかかわらず、らきすたのデコはどこか輝いた目をしていた。

『ねえ、友よ?絶望的に不利な状況からの大逆転って……かなり目立てるわよね?』
『そ、そうですけど……どうするんですか!この状況!』
『私にいい考えがあるの。……そこの方々、すみませんでした!』

言うや否や、らきすたのデコはシステムとはまた別の方向にいる竜にいきなり土下座をした。

『貴方たちの部下になりますから!いらなくなったら食べても結構ですから!
どうかあの邪魔なロボットを一緒に壊してください!』

その光景をらきすたのデコ以外は唖然とした表情で見ているが、
もちろんこれはらきすたのデコの作戦であった。

『フン、人間自らが我がエサになることを望むとはな。なかなか見所があるではないか。
よかろう、元より我もあの機械が食事の邪魔だったところよ……』

出会った時かららきすたのデコはこの竜、真竜ニアラにある評価を下していた。
この竜は高慢で、自分が下手にでれば実に扱いやすそうな【駒】であると。
その考えは正しかった。
ニアラは気を良くし、この停戦協定を受け入れた。
上位の竜がそれを認めれば、芋づる式に下位の竜もそれに従う。それも計算のうちだ。
自分たちと合わせれば、頭数は8になる。
1対8、数の暴力で徹底的に叩きのめす!

(……んなわけないでしょ?)

しかし、らきすたのデコの考えはそうではなかった。
頭数を増やして敵を倒す……そんなことは微塵も考えていなかったのだ。

(どーせあいつらを加えた程度じゃ、あのロボを倒せないのはわかっているわよ……
それ以前に、私たち【だけ】で倒さなきゃ、目立てないじゃないの!)

それでは、なんのために演技とはいえ土下座してまで竜たちを引き入れたのか?答えは簡単。

(せいぜい10分はもってよね?)

あるコトをするための、時間稼ぎだ。

※※※※※

『この、ちょこまかと……!』

それから10分が経過した。
らきすたのデコの思惑通り、竜はシステムの足止めになっていた。
赤い蜻蛉のような竜がその素早さで翻弄し、天使のような竜が魔法を当てていく。
しかし、やはり相手も強敵というか、その体格差が響いた。
オメガを取り込み、その能力を取り込んだシステムは攻撃回数分カウンターを発動する。
そのカウンターも何種類か存在するが、体格差を考慮すると一番嫌な技は……

『ロケットパンチ!』
『ひでぶ!』

ついに蜻蛉、リブロドラゴニカの顔面……いや全身に文字通りの鉄拳制裁がくだった。
虫の標本を作るときによく聞く、【グシャッ】という音が聞こえた気もする。
そんな現場に……あの女が帰ってきた。

『あらあら、足止めごくろうさま。まさか本当にうまくいくとは思わなかったわ』
『なんだと!貴様ら、この我を利用…し……た……!?』
『やられましたね。しかし、もうすぐこの竜の殲…滅……も……!?』

謀られた、そう気づいたシステムと竜は標的を変え、声の方に振り向いた。
しかし、そこで絶句した。
目の前にいるのは、確かにらきすたのデコその人だった。
だが、先程とは纏っている空気が、まるで異質だった。
もっと禍々しく、貪欲さを感じさせる、どす黒い空気……

『フゥー……この完全体……自分でも、まだあまり力の制御が出来ないのよ……』
『完全体だと……!?』

深く息を吐きながら、らきすたのデコは一歩前に進む。
そう、らきすたのデコは自分と同じ存在、峰岸あやのとの融合により完全体となったのだ。
融合中の隙を狙われないため……そのために竜たちを利用したわけだ。

『ハァー……体の奥底から力が漲ってくるわぁ……それに、この渇き……
出番……目立つ……誰よりも……誰よりも……誰よりもおぉぉぉぉぉおぁ!』
『……!この力は……!?』
『ス、スターダスト・ドラゴンよ、我を護れ!』

次の瞬間、辺りを巨大な閃光が飲み込んだ。

『凄いわ……この力なら……でも、まだ渇く……もっと出番を……!』
『だ、大丈夫なんですか……?』
『ええ……次の獲物を……探しにいくわよ……』

より深き欲望にとらわれた魔女は、己の渇きを癒すために
さらなる強き獲物を求めて荒野をさまよう……

三日目・0時50分/新惑星・秋葉原跡地】

【真・空気組】
【らきすたのデコ@らき☆すた】(マスター)
【状態】健康、令呪残り六個、☆を失った、あやのと融合中、目立つことへの更なる渇望
【装備】額のレーザービーム
【道具】支給品一式
【思考】基本:目 立 つ
0:秋葉原にいる参加者を皆殺し。強い奴から狙う
1:朝比奈みくると手を組み、目立つために殺す。
2:泉こなた達をより楽しく殺す
3:聖杯戦争に優勝して目立つ
※アサシン、アーチャーのマスターです
※蓬莱山輝夜より、輝夜が知る限りの情報を入手しました
※完全体になったことにより戦闘力が飛躍的に上昇しました

【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】全身打撲、魔力消耗(中)
【装備】無し
【道具】支給品一式  不明支給品
【思考】基本:目 立 つ
0:らきすたのデコが若干心配
1:らき☆すたのデコと手を組み、目立つために殺す。
2:自分より目立つSOS団のメンバーを殺す
3:というか自分より目立ってる奴は皆殺す

【笑点のピンク@現実】 (クラス・アサシン)
【状態】全身打撲
【装備】拳銃
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】落語家の言霊
【思考】基本:らき☆すたのデコに従って活躍し空気脱却
0:言いようのない不安
1:やるからには優勝を目指す

【八意永琳@東方Project】(クラス・アーチャー)
【状態】全身打撲、左腕骨折、首輪なし、催眠・幻影の類は無効化、洗脳、血塗れ
【装備】弓
【道具】支給品一式、不明支給品
【宝具】不明
【思考】 基本:らき☆すたのデコに従う
1:――――――

※※※※※

「あの時、咄嗟に合体を解除してバラバラにならなければ……確実にやられていた」

そして現在、なんとからきすたのデコの攻撃をしのぎきったシステムは立ち上がった。

「あんな人間を野放しにするわけには……しかし一体どうすれば……」

【三日目・1時/新惑星・秋葉原跡地】

【真・最終防衛システム@サガ2GOD】

【状態】究極合体中、鷹の爪団員、空気王を警戒、全身大損傷(自動回復でも時間がかかります)
【装備】砲台×6・自己修復システム・浮遊システム、オメガ、秘宝75個、サイバー・エンド・ドラゴン
【道具】無し
【思考】
1:とりあえずまず総統たちに真・空気組の存在を伝える
2:惑星を破壊するもの及び、防衛対象に害なす者は殲滅。それ以外は様子見
3:いずれ襲ってくるであろう惑星破壊活動を行う敵全ての殲滅
4:空気王はとりあえず後回し

※※※※※

「げほっげほっ……あの人間……いや、あれは本当に人間なのか?」
「スターダスト・ドラゴンがいなければ、全員がお陀仏でしたね……」

同刻、システムと同じように遠くに吹き飛ばされた竜たちも瓦礫の中から首を出した。

「口惜しいが……このままでは勝てぬ!もっと我に従順な手駒を揃えなくては……」


【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】全身大損傷(自動回復でも時間がかかります)、最終形態
【装備】なし
【道具】山田の骨
【思考】
1:主催、参加者問わず全てを「捕食」で殺す
2:使える手駒を集め、真・空気組を倒す
3:笑えないのが地味にきついな…
※神奈川県のフロワロは殆どサザエさんに潰されました
※一部人間に若干恐怖
【リブロドラゴニカ@セブンスドラゴン】
【状態】全身複雑骨折
【装備】なし
【道具】???
【思考】
1:仕方ないのでニアラに従う
2:誰か傷の手当てを……
【ドラゴアンゼラ@セブンスドラゴン】
【状態】全身打撲
【装備】なし
【道具】帝竜達の遺品のねるねるねるね×8
【思考】
1:仕方ないのでニアラに従う
2:本気で生還したい

【スターダスト・ドラゴン@遊戯王】
【状態】攻撃力2500、全身ダメージ(大) 
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:ニアラに従う
1:不動遊星かその仲間たちに会いたい
最終更新:2010年02月13日 00:13