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新惑星のどこか。巧妙にその存在を隠蔽された秘密基地の中に、彼はいた。
彼の名はJUDO。またの名を大首領。ショッカーを初めとする、数々の秘密組織を影で操ってきた存在だ。

「死神博士が殺されたか……」

地の底まで響くような重厚な声で、JUDOは呟く。

「あの冷気使いの若造……KAITOとか言ったか。虫けら<ワーム>の分際でショッカーにたてつくとは、愚かな奴よ」

自らの部下を殺した男の名を呼ぶJUDO。一切の表情が浮かばぬその顔からは、彼の心情を読みとることはできない。

「地獄大使、いるか」
「はっ、お側に」

JUDOの呼びかけに応え、奇妙な衣装を身にまとった男が姿を現す。
彼の名は地獄大使。死神博士と肩を並べるショッカー幹部の一人である。

「死神博士が倒された。穴埋めのために例の計画を行う。準備はできているか?」
「もちろんでございます。『器』の位置も特定済み。首領の許可さえいただければ、今すぐにでも」
「ならば、さっそく作戦開始だ。行ってこい」
「はっ!」

力強い返事を返すと、地獄大使はその場をあとにした。


◇ ◇ ◇


俺は前田彰。いわゆる不良だ。
まあ、今通っている学校は不良ばっかりなんでその中では常識人扱いされちまってるがな……。
まあ、それはどうでもいい。
このふざけた殺し合いが始まって二日。
なんとか家まで帰ってきたら、なぜか俺の家は写真館になっていた。
まあ、今は世界中で異常事態が起きてるらしいので、こういうこともあるんだろう。
悲しいことに非常識な事態に耐性ができてしまっていた俺は、自宅が消え去るという今の状況もなんとか受け入れることができてしまった。
お袋はちょっと前まではここにいたのだが、何だかいやな予感がすると言って出て行ってしまった。
なんでも、仕事場の危機を感じ取ったらしいのだが……。というか、よくこの状況下で働き口を探すなんてできたもんだ。
それからこの写真館の主らしい爺さんは、とっくに寝ている。
年寄りに夜更かしは辛いのだろう。
よって、今ここにいるのは俺だけだ。

そんなこんなで俺がボーっとしていると、突然写真館の扉が乱暴に開け放たれた。
もちろん、客が来たわけではない。
写真館に入ってきたのは、いかれた衣装を着たおっさんと全身黒タイツの集団だった。
今は殺し合いの真っ最中。そして大人数で他人様の家に押しかけてきたとなれば、連中の目的も想像がつく。

「なんだてめえら! やんのかこら!」

支給された剣を握り、俺は精一杯の啖呵を切る。
だが悲しいことに、誰一人として怯えてはくれない。

「貴様に用はない。邪魔だ、死ね」

おっさんがそう呟き、手にした銃の引き金を引く。
次の瞬間には、俺はあまりにあっさりと死んでいた。


◇ ◇ ◇


前田を殺害した地獄大使達は、分散して写真館の中を調べ始める。
程なくして、部屋で寝ていた栄次郎が発見され、地獄大使の前に引きずり出された。

「な、なんなんだ! 人が寝ていたのを無理矢理引っ張ってきて……」

混乱しわめき散らす栄次郎の前に、地獄大使は一本のガイアメモリを突きつける。
ミュージアムから盗んだ技術で作り上げた、ショッカー特製のメモリを。

「それは……」

邪悪な笑みを浮かべながら、地獄大使はメモリをおののく栄次郎の首筋に突き刺す。

『シニガミハカセ!!』


◇ ◇ ◇


「気分はどうだ? 新たなる死神博士よ」

長く伸びた髪に、漆黒のマント。先程までとはまったく異なる風貌となった栄次郎に、地獄大使は呼びかける。

「死神博士? 違うぞ、地獄大使。私は……」

マントを翻し、悪鬼のごとき表情を浮かべながら栄次郎は応える。

「スーパー死神博士だ!」


三日目・4時40分/新惑星・光写真館(元前田君の家)】

【光栄次郎@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、スーパー死神博士状態
【装備】死神博士メモリ@仮面ライダーディケイド完結編
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:ショッカー万歳


【地獄大使@仮面ライダー】
【状態】健康
【装備】黄金銃@真・女神転生if...
【道具】支給品一式
【思考】
1:ショッカーによる世界征服


【ショッカー戦闘員@仮面ライダー×10】
【状態】健康
【装備】いろいろ
【道具】支給品一式
【思考】
1:地獄大使に従う


【三日目・4時40分/とある秘密基地】

【JUDO@仮面ライダーSPIRITS】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:戦力を整える
2:KAITOはそのうち殺す

【前田彰@魁!!クロマティ高校 死亡】
最終更新:2010年03月01日 00:19