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「長門嬢、その朝倉さんとの関係は何だ?」
「涼子は私の嫁」
「そうか、つまり君にとって大切な人ってことでいいのかい?」
「そう」

◆ 

「チェストオオオオオオオッッッ!!!!」
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!
 その程度ではこのカーズに傷つけることはできぬなあ~~!!!」
「なっ!?」

長門を取り込んだにより情報操作が可能になったカーズは『究極生物』にまた一歩近づいた前では、
社長の斬艦刀もカーズの「輝彩滑刀(きさいかっとう)」で一瞬で切り裂かれる。
さらに手足からの刃により社長の体は引き裂かれた、が。

「残像だと!?」
「……違うな、ソレはただの石だよ」
「後ろかあ~~!」
(リミッター2・解除、承認ッ!!)

カーズが切り裂いたのはそこら辺を漂っていた石であった。
社長は一瞬で残像が視えるほどにデタラメな速度まで加速し、カーズの背後を取る。
そのままの勢いでカーズをぶん殴る。
(手応えはあったが、まだ浅いか、どうする【アイン・ソフ・オウル】を使うか?
 いや、ここで使えば間違いなく主催者側に私の位置がわかってしまう……ならば!)

「――――――投影、開始(トレース、オン)!」

投影したのは巨大な鎌。
死神が持っていそうな禍々しい形をした鎌。
『彼女』が持っているものをそのまま拡大したようなものである。

それを持って宇宙空間の石をぶった切りながら、カーズに向かって直進していく。

―――あと100m。

カーズも社長の動きに気付き、体勢を立て直す。

―――あと80m。

カーズの情報操作により、社長の周りの石が飛んでくる。
それを気にも留めず社長はカーズに向かう。

―――あと60m。

さらには情報操作で自身の能力を「輝彩滑刀(きさいかっとう)」を石に付加させる。
社長の着ていた黒スーツが所々、裂けていくが、社長は止まらない。

―――あと40m。

「何故だ! 何故、貴様は止まらない!?」
「簡単なことだ! カーズ、お前は私を怒らせたッ!」

カーズの問いに当然のように答える社長。

◆ ◆ 

長門嬢は大切な人との再会を願っていた。
だが、コイツ(カーズ)はそれを奪った。
もう誰かを失って、人が悲しむ顔を見るのはたくさんだ。
あの時の『KAITO』だってそうだった。
そこで私は『この世界を消し飛ばすため』に作った。
【時空振動弾】を。
だが、実験は失敗し、このような世界を作ってしまった。
だから、せめての罪滅ぼしのつもりだった。
聖杯を完成させ、『全てのやり直しを願った』。
『KAITO』も『信長』も『ドナルド』も元通りにして、
私だけが消える。ただそれだけでよかったんだ。

◆ ◆ ◆


―――あと20m。

意識を集中させ、刃に力を込める。
乾坤一擲の一撃を加えればそれで終わり。

―――あと0m。

「Earth to earth, ashes to ashes, dust to dust!! 因果地平の彼方に消え去れッ!!」
「なんだ……これは……まさかこのカーズが人間ごときにィィィィィィ!!」
「人間を舐めるんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!!!」
「か……体が!ズれる! 次元の歪みに! 情報が処理しきれないッ!!」

振るった鎌は、次元さえも切り裂きカーズを因果地平に誘った。

――カーズは――

2度と元の次元に戻れなかった……
情報操作をしても戻れない
永遠に因果地平の彼方をさまようのだ


そして 死にたいと思っても死ねないので


――そのうちカーズは 考えるのやめた







【カーズ@ジョジョの奇妙な冒険 再起不能】
※因果地平をさまよっています。

◆ ◆ ◆ ◆


「なんとか……なった、か……?」

カーズとの激闘を制したものの失った代償は大きかった。
魔力は枯渇し、手に持った鎌は砕け散り、
全身に力は入らず、歩くのもままならない状態になった。
今、襲われたら流石の社長でも正直持たない。

「じゃあ、投降して貰いましょうか?」
「……やれやれ、今日は厄日だな……まあいい」

そこで社長の意識が途絶えた。

三日目・4時00分/???】

イナバ製作所社長@現実?】
【状態】気絶、全身にダメージ(大)、疲労(大)、魔力消費(大)
【装備】なし
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
0:捕まってしまった!!
1:大・丈・夫!
2:聖杯戦争を静観するつもりだったが……まあいい
3:織田信長の新たな居場所を探る
4:イナバ君(仮)……
※聖杯戦争の監督役です
※何か、色々あったようです
※何者かにより捕まりました
※新惑星に帰れるかどうかは不明です。
最終更新:2010年03月05日 08:32