「幽斎め……特攻をしかけたか」
「やはり幽斎様も家康様や秀吉様や元親様と同じ、真の戦国魂の持ち主なんだな……」
「でもこれで、本気で本部で戦えるの禍神様だけですね……」
真ゲッターを駆る幽斎の姿をモニターで見ながら禍神と一般兵は呟いていた。
しかしつくづく主催の戦国武将は血の気が多いというか、攻めるのが好きである。
本部を守るより、殺られる前に殺るということなのだろうか。
「案ずるな、あの忍者以外なら私が迎撃できる。まとめてきたらどうかはわからんが……
しかし!心配は無用だ!隠していたが私達にはまだ味方がいるのだからな」
「え、マジですか!?」
しかしここで朗報。なんと
主催陣にはまだ控えている戦士がいた。
思わぬサプライズに一般兵も歓喜した。
「紹介しよう。次元の歪で会った禍仲間、禍忌だ」
禍神が合図をすると、次元を切り裂いて一人の男が現れた。
「よろしく頼むぞ兵士諸君。気楽にマガキさんとでも呼んでくれ」
男はなんかピンク色でくねくねしていた。
「禍神よ、このマガキを呼ぶとは余程の事態らしいな」
「ああ、本部の防衛ラインがやばいのと、クライシスが憎いのが主だ。
あと多分お前が溜め込んでいた株が大暴落したのもクライシスの仕業だ」
「己クライシス!許ざん!!絶対に潰してくれるわ!」
◆
「禍神様!無事エイリア学園の現首領との連絡がとれました!」
「そうか!私も直接会ったことはないからなんともいえんが……
信長曰くかなりの気まぐれらしいが味方にはかわりない。頼もしい援軍だ」
「さて、次の仕事だ。私は少し出かけてくる」
「何処へお出かけに?」
「この主催本部を、大幅に強化する秘策。そのための男を連れてくる」
◆
「やはり、新惑星ではなくここにいたか。
……会いたくはなかったが、幽斎が頑張ったのだ。私も少しは頑張らねばならないのでな。
私と一緒に本部に来てもらおうか、永沢ラヴォス君男、いや……焼玉葱よ」
太陽から飛び出した禍神は、宇宙空間でその男を見つけた。
永沢君男……通称焼玉葱。
あらゆる炎を取り込みその強さを増していく、幽斎が放ったの最強の怪物だ。
「なんだお前は……全て、全て燃えてしまえええぇぇぇぇ!」
宇宙空間でも衰えない焼玉葱の業火か禍神を焼き尽くさんと放たれた。
彼は確かに幽斎に放たれた怪物である。
だが、その目的は全てを燃やし尽くすこと。忠誠心や協力しようなどという考えはなかった。
幽斎も、上司である禍神も、全てが燃やすべき対象なのだ。
「ぬぅ……凄まじき焔よ。だが、私はDECOを取り込み、耐性が出来ている。
如何に貴様と言えど、この私を滅ぼすことはできぬ。大人しく私と一緒に……」
「お、お、お、お、お、おぉぉぉぉぉ!焼き尽くせぇぇぇ!」
――天から降り注ぐ玉葱が世界を滅ぼす――
「むっ!?(焔ではない!?高熱の、純粋な無属性破壊エネルギーの散弾か!)」
突如、焼玉葱の全身から玉葱の形をした破壊エネルギーが無数に発射された。
焼玉葱は、倒した相手の力を吸収する。
そしてそれは、星喰たるラヴォスの力とて例外ではなかったのだ。
「面白い!それでこそ意味がある!」
そして攻撃をかわしつつ、禍神もまた攻撃の構えをとった。
「だが、まだ私の方が上だ。私は炎を克服したが、貴様はどうかな?
我が穢れし氷河の前に、凍てつき氷塊になるがいい!」
禍神の姿が変わり、その全身から絶対零度の吹雪が放たれる。
吹雪は焼玉葱の攻撃を凍らせ、焼玉葱の体そのものを凍らせ始めた。
「……!……!!」
しかし、焼玉葱が完全に凍り付くことはなかった。
全身が凍り付く前に溶かし、再び凍らされ、再び溶かし、また凍らされる、その繰り返し。
禍神が吹雪の威力を上げれば、焼玉葱もまた火力を上げた。
◆
数分後、禍神は攻撃を中断し、焼玉葱に語りかけた。
「焼玉葱よ、わかっただろう。今の貴様では、全てを燃やすにはまだ火力が足りない」
「……」
「だが……私達に従うと言うなら、あらゆるものを焼き尽くす究極の力を与えてやる」
そして禍神は振り返った。
「焼玉葱よ、太陽と同化せよ。さすれば貴様は全てを焼き尽くす、完全なる
焔の男になるだろう。
二択だ。私の支配を受け究極の力を手に入れるか、このまま凍結粉砕されるか……」
やがて焔の男は、神の言葉に従った。
◆
かつて宇宙に、太陽と呼ばれた存在があった。
全ての存在に必要とされ、崇められてきた絶対の存在。だが、それはもういない。
代わりに太陽以上の大きさ、熱量を持ち、少し歪な形をした何かが現れた。
禍の神の力を借り、全ての生物を照らしてきた太陽を取り込んだ、恐るべき存在。
その忌むべき名を呼べ。
全ての生命に絶望を与える焔の権化……
――その名は、永沢君男――
【恒星・永沢君男@永沢君】
【状態】超熱星喰太陽国産玉葱、主催陣に服従、休養中、太陽と同化
【装備】なし(燃え尽きました)
【道具】なし(燃え尽きました)
【思考】基本:全てを燃やし尽くす
1:主催本部(自分)に近づく者が現れた場合即燃やす
※取り込んだラヴォスの技が使えます
※主催本部はそのまま焼玉葱の内部にあります。
また、本部のどこかにいるコアを破壊された瞬間死亡します
◆
「これで、外部から攻められても問題ない。コアの強さも折り紙つきだ」
「そして内部もお前の触手眼で監視を強化するわけか」
「その通りだ。流石に本部全体に伸ばすのは骨が折れるが、重要な場所は既に監視済みだ。
さらにDECOの力により、監視用の眼からレーザービームも撃てるぞ」
「これぞ主催陣の可能性か……さあ、次は新惑星、人の持つ可能性を見せてもらおうか……」
【三日目・19時20分/永沢君男内・主催本部】
【昏き海淵の禍神@世界樹の迷宮Ⅲ】
【状態】健康、ノトーリアスDECO吸収、第二防御形態、決意、魔力消費(中)
本部全体に触手を伸ばして監視中(本部全体の5割程)
【装備】特大陣羽織、天羽々斬×8
【道具】無し
【思考】
0:幽斎に負けじと頑張る
1:ロワの主催者としての意地を見せる
2:ケセランの仇とクライシスは確実に殺す
3:とりあえず本部取り込みも保留
※氷と雷の弱点は攻撃形態時のみです
【禍忌さん@MUGEN】
【状態】健康、ピンクのボディ
【装備】???
【道具】???
【思考】
基本:主催陣に協力する
1:クライシス帝国を潰す
最終更新:2010年07月09日 17:25