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「うおおおおぉぉぉぉぉぉッッッ!!! 死ねいッ!! 花沢ァッ!!!」
「『さん』を付けなさいよッ!! このパンチラ!!」

深夜の東京都でやっぱり激闘が行われていた。
二人の女傑の名は『磯野ワカメ』と『花沢花子』。

「てめぇがお兄ちゃんをたぶらかす魔性の女だってことはクラスの皆が知ってんだよォッ!!」
「だから、どうしたの? 私があんな坊やのことを好きになったとでも思っていたのかしら?」
「……この○ュレック顔がァッ!!」

ワカメと花沢から繰り出される体術は正確に双方の急所を捉える。
しかし、両者は動じたりせず、舌戦を繰り広げる。

「……誰がッ! シ○レックだッ! このクソアマが!!」
「てめぇ以外に誰がいると思ってんだよォッ!!
 ええ!? シュラ沢さんよォッ!!」
「ッ!? あら、貴女のお父様だって奇抜な髪型をしてるじゃないの?
 貴女も将来ああなるはよきっと……いえ確実にね」
「てめぇの親父だって声が穴子さんにクリソツじゃねぇかッ!!
 この前街中で会った時に間違いちゃったじゃねぇかッ!! この野郎!!
「ハァッ!? 貴女馬鹿じゃないの? だいだいお父様は関係ないじゃない?」
「ハッ! シュラ沢さんはファザコンかよ!」
「…………」
「…………」
「「お前は殺す!!!」」

そして、次の瞬間、両者最後の力を振り絞り己の拳を放つ。
スピードは互角、しかし、パワーと握力は花沢が優勢。
だが………


「な、なんだこの力は!?」
「てめぇには分かるまい!! 私から溢れるこの『力』がッ!」
(ワカメちゃんは僕らのアイドルだ!)
(ワカメはその力を表現することが出来る!)
(ぶるああああああああぁぁぁぁぁ!!!)
「……男達の声だと!?」
「虚空の彼方に消え去れ!! シュラ沢ぁぁぁぁぁッッッッ!!!!」

次の瞬間、ワカメの拳がシュラ沢さんの拳を砕いた。
さらにその衝撃でシュラ沢さんの体は木端微塵になった。

「……ワカメちゃん」
「ジャイ子ちゃんか、私、勝ったよ」

その様子を遠くから見ていたジャイ子がワカメに近づく。

「あのシュ○ックに引導を渡せたよ」
「ワカメちゃん、貴女の腕が……」
「私の腕、壊れちゃったみたいね、でも大丈夫もう苦しまなく……ゴホッ……」

ワカメの体全体は既に限界を超えていた。

「ッ!? ワカメちゃん!? すぐに治療を……」
「ジャイ子ちゃん……貴女にお願いがあるの……」
「喋るな、傷が広がる!!」
「お兄ちゃんに……カツオお兄ちゃんに……あの時、ケーキ食べてゴメンね……って」
「もういい、もう喋るな!! 」
「あと、お父さんが大事にしていた盆栽を壊したのも……マスオ兄さんの本を破いたのも……私なんだ」
「喋るな!!」
「それと裏のおじいちゃんのへそくりをネコババしたことのも……海平おじさんの財布から諭吉を盗んだことのも……
 中島君のおじいちゃんにオレオレ詐欺をしたことのも……サブちゃんのバイクを勝手に売り飛ばしたことのも……
 堀川君のお年玉をカツアゲした不良たちを影から操っていたことも……」
「………………」
「……謝っといて、ね………」
「………ワカメちゃん、このバカヤロー!!!!!!!!」

少女の絶叫だけが響いた。

【花沢花子@サザエさん 死亡】
【磯野ワカメ@サザエさん 死亡】

四日目・1時00分/新惑星・東京都】
【ジャイ子@ドラえもん
【状態】健康
【装備】ベレー帽 ディケイド バズーカ@仮面ライダーディケイド超アドベンチャーDVD
【道具】漫画家に必要なもの全て
【思考】基本:母を越える
1:ワカメェ…
最終更新:2010年11月30日 00:28