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「……勝った」

レンは目の前で再起不能になっているDIOを見て勝利を確信する。
だが自分だってボロボロである、それほどの激戦だった。
今思えばロードローラー対決の時、向こうが持ってきたのがダンデム式じゃなかったら……死んでいたのは自分達だろう。

「ッ!ピンク、大丈夫か!?」

レンは自分と一緒に戦っていたアサシンのサーヴァント、笑点のピンクの元へ駆け寄る。
ピンクはDIOとの戦いでスタンド攻撃をレンを庇って受けてしまっていたのだ。
腹に大穴が開いていることから彼のダメージは深刻であることが分かる。

「う……マスター……」
「喋るな!今、俺の魔力を……」
「いえ……私はもう駄目です………」
「な、何を言ってるんだよ……」
「分かりきっていたことですよ。
 ZZさんや元マスターの空気王さんを裏切り……
 そしてあのピンク髪のお嬢さんを守ることすらできなかった。
 そんな私がこんなロクでもない結末を迎えるのは当然のこと……。
 生き残るなんて……破廉恥もいいとこです」
「バカ野郎!!俺に死んではいけないといったのはアンタだろう!?お前が死んだら誰がみんなに落語を聞かせるんだ!!」
「……ぁ、そうでしたっけ………?これはこれは……すいま……せ……」

ピンクの身体から力がすぅと抜け腕が垂れ下がる。
笑点のピンクは静かに息を引き取った。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!ピンクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

そしてレンは笑点のピンクを埋めていた。
自分の生きる道を示してくれた彼を、これ以上傷つけたりしないように。
「ピンク…俺は行くよ。
 俺には皆に歌を聞かせる使命があるのだから……」
そしてレンはピンクの埋まるところから踵を返し歩いていく。
彼には立ち止まるわけにはいかない夢がある。
そう、彼の戦いはこれからだ―――!!


「『なんてことなんだ』。『よりによってまた不幸な出来事が僕の前で起こるなんて』」

レンが全身を螺子で串刺しにされているのを見て球磨川禊はショックを受けたように呟く。
自分がやったことにも関わらず。

「『ごめんね』。『僕が間に合っていれば君は助かったのに』。
『また新たなスタートを切れたのに』『ジャンプの王道展開になるはずだったのに』『ごめんね』」

そして謝りながらレンの身体から螺子を一本一本抜き取って回収していく。

「『まあいいか』。『人は無意味に生まれて』『無関係に生きて』『無価値に死ぬ』
『世界には目標なんてなくて、人生に目的なんてない』。
『大体ここはジャンプじゃなくてカオスロワだからね』。
『うん、僕は悪くない』」

球磨川は歩き出す。
不幸(マイナス)をばら撒くために。

【DIO@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【笑点のピンク@現実 死亡確認】
【鏡音レン@ボーカロイド 死亡確認】
【アサシン 脱落】

四日目・1時30分/新惑星・東京都】

【球磨川禊@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】大螺子
【道具】支給品一式
【思考】
基本:次の行動を考える
1:豆しばのことは忘れる
最終更新:2010年12月15日 00:19