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「くそっ、殺し合いなんて冗談じゃない……」
とある動植物園の中。クリリンは当てもなくそこを歩いていた。
周囲の檻には、ゾウやキリンといった動物も普通にいる。人の姿がない以外は、平和な動物園の光景である。
殺し合いが行われているとは思えないかのように。
「どうにか……どうにか止める方法はないのかよ。
 悟空達がいない今、俺がやらなきゃ……」

――歌はいいねぇ……クリリンの生み出した文化の極みだよ……

「――!?」
クリリンの脳裏に蘇る、謎の記憶。
「何だ今の声は……?」

――心配することはない。この世界に歌がある限り、僕は君達の心に生き続ける。
 この作られた、偽りの世界をも変える歌声を持っている……
 君達が手を取り合えば、殺し合いも止められる――

「誰なんだ!?誰が俺に呼びかけてるんだ!?」
クリリンは叫ぶ。しかし返る答えはない。
新たな記憶が、彼の脳裏を過ぎるのみ。

――遺言だよ。滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。
 そして、君達は死すべき存在ではない……
 君達には未来が必要だ。
 ありがとう。君に会えて嬉しかったよ――

「そうだ……俺は以前にも、こんな殺し合いに巻き込まれたことがある。
 そして……あの少年が……!」
最後まで思い出せない。だが、僅かに残る、かつての記憶。
ガキ大将風の小学生。丸いピンク玉。そして、黒い戦士に変身するぶっちぎりの男。
そして、彼らの共通点、それは――
「歌……!」
渚カヲルの声は、時空を超え再びクリリンの心に届いたのだ。
「そうだ、あいつらを探して……そして、歌の力で殺し合いを止める……
 それが、あの子との約束だったんだ!!」

「よし……俺は殺し合いには乗らない……歌う、歌うぞ!
 そして、あいつらをもう一度探し出すんだ!!」
彼は決意する。
志を同じくする仲間達。完全には思い出せないが、諦めず歌い続けていれば、運命が導いてくれる。そう信じて。
クリリンは、何故かまた支給されたマイクを取り出し、歌いだす。

♪仲間が揃えば ROCK’N ROLL
 踊り明かすのさ EVERYDAY
 ハチャメチャはめを外そうぜ TONIHT
 いかしたあの娘と HIPPY HOPPY SHAKE!!♪

殺人音波、再び。

♪OH!BABY!!
 シビレビレビレレ フ フン フン!!♪

クリリンは歌う。
希望を失うことなく。

そして、跡に残ったのは。

動物達の死骸と、枯れ果てた植物のみだった。

【一日目 0時半】
【E-5 動植物園】
【クリリン@ドラゴンボール】
[状態]:健康
[装備]:カラオケマイク
[道具]:支給品一式
[思考] ※前回のロワの記憶がかすかに残っている様子。
1:歌の力でゲームを阻止する。当面は、日本中で歌いまくる
2:歌の上手い(主観)者を捜し、味方に引き入れユニットを結成
3:ジャイアン、カービィ、南光太郎を探す(ただし前回の記憶はあやふやです)

※動植物園の動物は全滅、植物は残らず枯れ果てました



最終更新:2007年02月25日 11:53