「可憐だ……やばい……持ってかれた……」
そう呟くのは名状し難き神だった。
全身の無数の触手をくねらせるその姿は、見る者全てに恐怖を与えるだろう。
昏き海淵の禍神……かつて主催者最強だった存在だ。
しかし、どうにも様子がおかしい。
無数の目は、ただ一点を凝視していた。
「真尋さんー、どこですかー?」
誰かを探し続ける少女……八坂ニャルラトホテプを凝視していた。
それはそれはすごく凝視していた。
英語で言うとハイパーゲイズ。
「いいなぁ……特に頭のアホ毛みたいに動く触手……」
そう、禍神はニャルラトホテプに心を奪われていたのだ。
自分と同じクトゥルフベースの邪神、触手系だからであろうか?
なんにせよ、もう夢中である。
(でも……もう相手持ちなんだよなぁ……)
しかしニャルラトホテプの口調からすでに男がいることはわかりきっていた。
禍神の春の時間、僅か5秒なり。
(だが、この私の想いが消えることはない!今ならこの恋の灼熱で太平洋も干上がらせられる!
次のことを考えるんだ……私は彼女の男にはなれない……だが彼女のために何かをしたい。
私にできることはなんだ?彼女の男を探すことか?
いや駄目だ、私の姿を見たら確実に逃げるし、私も羨んで殺ってしまうかもしれん。
となると……主催者の粉砕玉砕大喝采か!よし!それならいけるぞ!)
凝視を続けつつ、かつての主催者は現在の主催者の始末を誓った。
恋は盲目なり。
(しかし、何かが妙だ、この世界。
私たちが主催者の世界の平行世界とのことだが……
この世界の私たちは何処だ?
『我が支配に成功した世界』ということは、私たちがロワを開催する前に
『乗っ取られた』可能性、つまりは全員が敗北したという可能性も考えられる。
それにこの首輪……明らかに私たちが使用した物より高性能だ。
一体何者だ……?主催者の人数、保有戦力もわからぬ以上、侮るのは危険か。
まあどんな相手にしろ、最終的には彼女のために粉砕玉砕大喝采してやるがな!)
【一日目・0時30分/東京都/天候・嵐】
【昏き海淵の禍神@世界樹の迷宮3】
【状態】健康、片想い、第二形態
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:ニャルラトホテプに陰ながら奉仕する
0:主催者達を粉砕玉砕大喝采する
1:主催者陣営の謎を探る
※七期より参戦
【セワシ@
ドラえもん】
【状態】気絶
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:……
※禍神の触手に捕らわれてます
最終更新:2011年01月30日 01:56