「そ……そんな……どうして……
ブロントさんも、ギリアムさんも、師範も……みんなどうして……」
白髪の少女はがくりと膝をつく。
少女の名は藤原妹紅。かつてのテラカオスバトルロワイアルを終結に導いた英雄の一人である。
彼女は前期の世界から飛ばされることはなかったが、自力で空間の歪みを見つけてここまで辿り着いた。
テラカオスバトルロワイアルでは
異次元からの来訪者にも例外なく首輪と支給品が装備されるが
正義感が強い彼女はそれを覚悟のうえ、飛ばされてしまった仲間達を助けるためにこの世界に足を踏み入れたのだ。
その瞬間に放送である。
聞き覚えのある声で読み上げられる膨大な死者の名前の中には、かつて共に戦った仲間のものがあった。
そして真っ先に呼ばれた羽柴秀吉の名前。かつての主催者さえもここでは被害者側。
一体この世界で何が起きているのか?
「……そうか……私がこの世界に来ちゃったから、私の死亡フラグもまた立っちゃったんだ……」
※妹紅フラグ……彼女と出会い、別れた男性参加者が後に高確率で(惨く)死ぬ7期死亡フラグのひとつ。
さらに上位のものとして、関わった人間を100パー死亡させるU-1メモリフラグなどもある。
妹紅は泣きながら雨の降る空を眺める。
一体自分は何をしにこの世界に来たのだろうか……?
「おい! こんなところに前期の参加者がいたぞ!」
「旧世代は我々アンチ連盟が一人の例外もなく排除する!」
(……前期……旧世代……排除……?)
どこから現れたのか、武装した兵士数人が素早く妹紅を取り囲む。
思考が乱れている妹紅では、その速さに対応することが出来なかった。
「死ね!」
タァンと響く発砲音は、容赦無く命を奪い去った。
◆
「な!? 貴様、なにもぐぁ!」
「た、隊長ぅぐ!?」
「う、うわあああ……っ!」
しかし、奪われたのは妹紅の方ではなく、兵士達の方だった。
一人、また一人と撃たれては倒れ、動かなくなっていく。
「え……? 何が……」
「そこのあなた! 早く逃げるわよ!」
事態が理解できていない妹紅の手を、見知らぬ少女が握り、走り出す。
後ろから生き残った兵士が追えと叫んでいるが、やがてはそれも聞こえなくなっていく。
「た……助けてくれたの? でも、私と関わった人はみんな死亡フラグで……!」
「そんなもの、捻じ伏せなさい! 死亡フラグなんて、いっぺん死んだらそれでおしまいよ!」
走りつつ、妹紅は自分を助けてくれた少女の姿を見る。
その少女は、自分と同じ……いやそれ以上の同じ「気」を纏っていた。
そう、恐ろしい程の「死」の気を……
【一日目・2時10分/静岡県/天候・雨】
【
巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】一度死んでるから、もう何も恐くない!
【装備】無限の銃製
【道具】支給品一式、拡声器、ロワのカレー
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:妹紅を連れて兵士から逃げる
【藤原妹紅@東方Project】
【状態】かつての仲間の死にショック、混乱
【装備】エターナルソード、富竹のカメラ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:????
1:とりあえず兵士からは逃げる
※7期の世界より参戦
※放送をまともに聞いていません
【アンチ連盟小隊@アンチ連盟】
数人が銃殺され、生き残った兵士が追跡を開始するも何故か急に槍が降ってきて死亡
【八木橋@鉄腕!DASH!!】
巴マミと同行していたが何故か急に体が爆発して死亡
最終更新:2011年02月01日 01:14