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「さぁて、どうしたもんかねぇ……クックックッ」

薄暗い部屋でクルル曹長は怪しげな口調で呟いた。
彼の周りはPCで溢れており、それらの冷却ファンが絶え間無く稼動している。
そこはアンチ連盟コンピュータールームだった。
前任者のテスイカツがアズラエルによって粛正されてしまった為、彼が代わりにPC管理を担当することになったのだ。

「ククク……」

薄く笑いながらクルルはカタカタと物凄いスピードでキーボードを叩く。
すると彼の前に一つの事実が浮かび上がって来た。

「やはりな……連盟のセキュリティを破壊してる奴がいやがる」

何故、黒桐幹也が描写もなく連盟のコンピューターに侵入できたのか。
どうやらそれは電脳世界で無差別な破壊を続けている奴が居たからのようだ。

「ク~クックックッ、なら排除するしかねぇな」

ならば話は早いとばかりにクルルはPCを操作する。
敵が居るのなら排除するまでだ。
ぽちっとな、そう軽く呟きなが彼は電脳世界に刺客を放った。







「グゥレイト!」

ヴェルデバスターガンダムの中で男は歓声を上げた。
男、ディアッカはバトルロワイヤルが始まって以来、ずっと電脳世界を破壊しまわっていた。
ノートン先生だろうとエロ画像だろうと、とにかく目に付く物全てをガンダムで破壊していたのだった。
当然、アンチ連盟のセキュリティを破壊していたのも彼である。
彼を破壊に走らせる物。それは怒りだった。

「グゥレイト! グゥレイト!」

狂ったように叫び続けるディアッカだったが、その声は人間の物ではなく、機械の出す電子音声のそれだ。
彼は何時からかあらゆるゲームで声が出なくなってしまったのだ。
理由は分からないが、そんなことはどうでもよかった。
Gジェネでは同じ声だが、自分よりずっと出番が少ない筈のダコスタが居るのに、ディアッカは使えない。声がない。
スパロボZに至っては、戦闘アニメが作られていながらも、没データとして封印される始末。
そんな彼は深い悲しみと怒りに捕われていた。
何故自分がこんな仕打ちを受けなければならないのか。


「グゥレイト!」

必死に叫び続けながら破壊を続ける。
没データとして封印されている彼は電脳世界から出ることもできないのだ。

「グゥレイ……ん?」
「時代は変わったんだ。オールドタイプは失せろ!」

不意にレーダーに反応があった。
見るとそんな声を上げながら接近する機体――デスティニーガンダムがあった。

「俺はアンチ連盟の全てを掴む。その為に犠牲になってもらうぞ」

そう漏らしながらデスティニーを駆っていたのはジェリド・メサだった。
彼はアンチ連盟の一員であり、クルルが送った刺客の一人だ。
シンが死んだので空いていたデスティニーは彼に与えられていた。
お下がりだがジェリドはあまり気にしていない。
とにかく戦果を上げてアンチ連盟での地位を上げる為には、多少の屈辱は我慢する気でいた。

「行くぞ、ガンダム!」
「グゥレイト!」

野心と怒り。
互いに複雑な想いを胸に抱きながら、二機のガンダムは激闘した。

【一日目・5時20分/電脳世界/天候・果たして電脳世界にそんなものがあるのか】

【ジェリド・メサ@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康
【装備】デスティニーガンダム@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
【道具】不明
【思考】
0:アンチ連盟の全てを握る。
1:ディアッカを倒す。
※アンチ連盟の仲間です。

【ディアッカ・エルスマン@スーパーロボット大戦Z】
【状態】健康
【装備】ヴェルデバスターガンダム@機動戦士ガンダムSEED STARGAZER
【道具】不明
【思考】
1:とにかく破壊する。
2:グゥレイト!

【一日目・5時20分/アンチ連盟・コンピュータールーム/天候・雨】

【クルル曹長@ケロロ軍曹】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:クックックッ…………
※アンチ連盟の仲間です。






「ななな何なんですかー!」
「余に聞かれても困る」
「とにかく逃げないとっ!」

電脳世界を放浪していたミク達は偶然にもガンダム同士の戦いに巻き込まれていた。
とんだとばっちりだったが、不幸はそれだけでは終わらない。

「お前達にオプーナの続編をテストプレイする権利をやろう」
「え……ああ、要りませんよ!」

優秀なプログラマを探して電脳世界にも足を運んでいたオプーナと遭遇してしまったのだ。
反射的にミクが要らないと答えると、オプーナはならば死ねっとばかりに襲い掛かって来た。

「ここは僕に任せてセイバーはミクを!」

カイトが前に出て応戦しながら言う。
ミクが反論しようとするが、その前に流れビームが飛来して、セイバーと共にどこかへ吹き飛んでしまった。
大丈夫かとカイトが振り返る――前にオプーナがやってきた。

「よそ見している暇はないぞ」
「くっ……!」

そしてさらに

「お前が旧世代とかいう奴か」

クルルが放った刺客の一人、フォルテッシモもまた実は七期参戦だったオプーナを狙って戦いに介入してきた。
空ではガンダムが飛び交うカオスな三つ巴の戦いが始まった。

【一日目・5時20分/電脳世界/天候・果たして電脳世界にそんなものがあるのか】

【オプーナ@オプーナ】
【状態】健康
【装備】ローレライの鍵@テイルズオブジアビス
【道具】支給品一式 他不明
【思考】
1:優秀なスタッフを集めてオプーナの続編を作る。
2:技術者以外は皆殺し。
※七期から参戦

【フォルテッシモ@ブギーポップシリーズ】
【状態】健康
【装備】グリードアイランドのスペルカード@HUNTER×HUNTER
【道具】支給品一式 他不明
【思考】 0:強者と戦う。
1:敵を倒す。
2:変体刀があったら錆と再戦する。
※アンチ連盟の仲間です。

【カイト@.hack】
【状態】健康
【装備】ツインダガー@モンスターハンター
【道具】不明
【思考】
1:殺し合いから脱出する。


「うぅぅ……痛いです」
「無礼な奴らだ!」

吹き飛んでしまったミクとセイバーは不幸中の幸いともいうべきか、軽傷で済んでいた。
ガンダムは相変わらず危険だし、カイトともはぐれてしまって、どうしようかと困っていた彼女らだったが……

「拙者にときめいてもらうでござる!」

急にそんな声が掛けられた。
見るとそこには白髪の剣士、錆白兵が。
どうやら旧世代と間違われたらしい。

「ななな何だか困ったことになりましたよっ」
「仕方ない。応戦するぞ!」

襲ってくる以上、戦うしかない。
生き残る為にもセイバーとミクは錆白兵に立ち向かった。


【一日目・5時20分/電脳世界/天候・果たして電脳世界にそんなものがあるのか】

初音ミク@VOCALOID】
【状態】精神疲労
【装備】逆刃刀@るろうに剣心
【道具】支給品一式 他不明
【思考】
1:電脳世界から脱出する
【セイバー(ネロ)@Fate/EXTRA】
【状態】健康
【装備】赤セイバーの剣@Fate/EXTRA
【道具】不明
【思考】
1:奏者を探す。

【錆白兵@刀語】
【状態】健康
【装備】春雨@シャーマンキング
【道具】不明
【思考】 0:拙者にときめいてもらうでござる。
1:敵を倒す。。
2:変体刀が見つかれば、フォルテッシモと再戦。
※アンチ連盟の仲間です。
最終更新:2011年02月10日 00:51