アットウィキロゴ
「あーあ、やっぱり酷く死んじゃった。あの飛竜って人容赦ないなぁ……」

飛竜が去るのを待ってから、ただひとり無事だったキュゥべえが姿を現す。
激戦を繰り広げ、いい戦いはしていたが、最後はやはり戦闘経験の差が響いた。
キュゥべえの契約した魔法少女亜北ネルは、あっけなく死んでしまったのだ。

「仕方ないね。次の魔法少女を探すとしよう」

そしてこの態度である。これがキュゥべえという生きものである。
元から酷い性格にカオスロワの異常性癖が合わさり最悪に見える。

そんな時。

「ちょっとあなた」
「なんだいたい痛い痛い痛い!?」

ワシッ!という音が本当に聞こえてきそうな程の力で、キュゥべえの頭が誰かに鷲掴みにされた。
掴み主は、指の力を弛めないままキュゥべえを自分と向き合わせるかたちにする。

「ん?君かわいいね!魔法少女にならないかい!?」
「うわっ……何この生き物……」

そして相手の正体が分かると即勧誘。
キュゥべえを鷲掴みにしたのは、白髪のやたら露出度の高い服を着た少女だった。
だがその顔は、キュゥべえの態度に呆れ返っている。

「魔法少女になれば願い事が叶うんだ!素敵だとは思わないかい?」
「そう。悪いけど私、これでも一応魔女なの。白焔の魔女アルティ」
「えー、魔女は魔法少女に狩られる側だよ?やっぱり魔法少女に転職しないと!」
「……相手の年齢考えたことある?魔女なら年をとってからでも名乗れるでしょ?
そもそも魔法少女と魔女の線引きって……」
「アルティさんじゅうろくさい」




次の瞬間、キュゥべえは火だるまになった。

「あちちちちち!?いきなり何をするのさ!軽いジョークだよ!?」
「あら、それなりに丈夫みたいね。悪いけど、私は最初からあなたを焼くために近寄ったのよ?」
「こ、こんな幼気なマスコットキャラの僕が一体何をしたって言うんだい!?」

火を消しつつ、キュゥべえは自分に迫る少女、アルティに恐怖していた。
かわいいー!と抱きつかれるならともかく、見ず知らずの少女に焼かれるのは理由がわからない。

「あなた……よくも私の愛の炎をあの時(I love 愛)(笑)呼ばわりしてくれたわね!?」
「もしかしてご本人ですかーッ!?」
「そうよっ!覚悟しなさいっ!」

その言葉を聞いた瞬間から、うさぎのようなキュゥべえは文字通り脱兎の如く逃げ出した。
美少女が殺されるのは好きだが、美少女に殺されるのはごめんこうむる。
それがキュゥべえだ。
地面から次々に吹き出す火柱を掻い潜りながら、キュゥべえは逃げる速度をさらに上げた。

「逃がさないわよ!……っと、この人たち、テキトーに殺されてかわいそうね。
効くかどうかわからないけどリヴァイバルかけておいて……よし」

転がる死体に蘇生魔法を施し、アルティは憎きキュゥべえの追跡を開始するのであった。

【一日目・6時15分/東京都/天候・雨】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】焦げダメージ、火傷、恐怖、片耳手損失、欲求不満
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:アルティから逃げる
1:まともな女の子が惨殺されるシーンを見たい

【アルティ@Luminous Arc2】
【状態】健康、覚醒後、魔力消費(大)
【装備】炎杖エクリクシス
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:キュゥべえを焼き尽くす

※【亞北ネル@VOCALOID派生】【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】【マーティン・ジグマール@漫画版スクライド】
が元の姿で蘇生された可能性があるかもしれないしないかもしれません
最終更新:2011年02月10日 22:21