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「……」

蟹こと不動遊星は猛烈に追い込まれていた。
原因は、彼の後ろから聞こえてくる「アッー!」……といった声である。
ショタ補正のかかった鏡音レンの嬌声と、腰に当たる柔らかくて暖かいもの……
そっちのケはない遊星だが、悲しいかな、彼の育った環境が不味かった。
ジャック・アトラスと色々あり、スラム街・サテライトで仲間と日々を過ごしてきた遊星。
彼の周りは、100%男で固められていた。それもむさいのばっかりだ。
その中に一人だけ、幼い子がいた。
その外見から、一部の視聴者と遊星はその子を女の子だと思い込み……抜いた。
まあオチは読めてるとは思うが、数週間後に男であることが確定された。
結果、一部の視聴者と遊星は某バイク人間に負けない程の深い絶望を味わったのだ。

その後、ある日を境に彼は自分の欲望の処理に困ることがなくなった。
時の流れは人の心の傷を癒す。遊星も、忘れたいその絶望をもうほとんど忘れていた。

だが、突然巻き込まれたこのテラカオスバトルロワイアルで事件が起きた。
一回轢き逃げされかけたことではない。
ずっと欲望の処理をしてきた大切な相棒と離れ離れになってしまったのだ。
これはやばい。しかも、ちょうど処理をしようとしていた時にロワ参加である。

そして見つけた仲間は、常時合体状態の阿部さんとレン。
彼らは時と場所を選ばない。そう、この遊星号でもかまわずヤッている。
そして前述したが、遊星の腰には何かが当てられている。
そして荒い息づかい、嬌声……ショタ……
溜まっていた遊星に、かつての悪夢が蘇る。

(お、落ち着け! クリアマインドの境地になるんだ……!)

必死に必死に、耐える。
ここでレンをおかずにしてしまったら、今度味わう絶望は前回の比ではない。
いや、おかずで済めばいいほうだった。
今、遊星の下半身のスピードカウンターはマックスの12溜まっている。
スッキリするとなると、10は消費したい。
カウンターを10個取り除くと……『フィールド上の何かを一つ破壊する』
そう、何かのはずみでレンを破壊してしまうおそれまであったのだ。
そしてwikiに載る、死亡者・鏡音レン、加害者・不動遊星、死因・堀り殺し……
とてもじゃないが直視できたもんじゃない絶望。レンの遺族にどう謝罪しても許されはしないだろう。
そして、自分が筋肉と愛の魔法少女に輪廻転生もできない程に【禁則事項です】される気もした。

(くそっ……クリアマインドの境地に達せない!
 このままじゃ、俺はとんでもない過ちを……!
 …………そうだ! こんな時こそ、あいつを思い出すんだ……!)

そして遊星は、非常回避手段として、過去を思い出し始めた。
この世界に来る前の、相棒との日々を……






『ブラックローズドラゴンは、シンクロ召喚に成功した時、フィールドのカードを全て破壊する!』
『何度でも受け止めてやる! ヴィクテムサンクチュアリ!』

とある大会での一試合。
一体のドラゴンが全てを破壊しようと、もう一体は主人を守ろうとしていた。
身を挺して敵のドラゴンの攻撃に耐える、星屑の名を冠するドラゴン。
観客達は、大型ドラゴン対決に息を呑んでいただろう。
だが、その時の遊星は違った意味で息を呑んでいた。
彼には、不動遊星には確かに見えていた。
自分を守ってくれているのがドラゴンではなく、一人の美少女だということが見えていた。
白衣に身を包み、輝く蒼銀の髪をなびかせる清楚な美少女の姿が見えていた。
ボロボロになりながら、敵のドラゴンを自分もろとも墓地へと送る健気な美少女の姿が見えていた。

その日の夜、遊星はカードから『彼女』を呼び出した。

『大丈夫だったか?』
『は、はい……マスターのためだったら……なんだって頑張れます……』
「そうか……なんでもか……』

暗転


この日から、不動遊星は本屋に立ち寄ることもトイレに篭ることもなくなったという。



またあくる日、『彼女』は以前の黒バラのドラゴンから手痛い仕返しを受けた。
抵抗する攻撃ができなくなるまで、死なない程度に何度も何度も何度も何度も茨の鞭でその身を裂かれた。
その日の夜、遊星は『彼女』の全身を、傷跡を舐めまくった。
即興の思いつきで行った、自らの手による鞭打ちも『彼女』には意外と好評だった

また別の日、『彼女』は誘拐され、遊星が誘拐犯と対峙した時の『彼女』の姿は黒い拘束具をつけられ、変わり果てていた。
なんとか『彼女』の奪取に成功したあとは、顔芸誘拐犯を塵にした。
その日の夜、遊星はごめんなさいと謝り続ける『彼女』を一晩中愛した。

それとは別の日とその後日、『彼女』は奇妙な合体ロボの触手で全身を拘束され、ロボに取り込まれた。
新たな世界を知った遊星は新たな力にも目覚め、ロボを操る男の上半身をもぎとってやった。
その日の夜、遊星は早速『彼女』を荒縄で縛り、じっくりとその様子を楽しんだ。

そのまた別の日、『彼女』は三極神と呼ばれるガチムチのおっさんにたて続けにその身を嬲られた。
その怒りから、三極神は遊星の手により戦闘能力をゼロにされたうえ異次元追放された。
その日の夜、遊星は汚されちゃったと嘆く『彼女』をずっと慰め続けた。

さらに別の日も、その次の週も……『彼女』と遊星はずっと一緒だった。
その『彼女』は今はいないけれど、彼女との思い出の日々は残っている。
きっと自分が『彼女』を探しているように、『彼女』も自分を探してくれているに違いない……
また会いたい……
そしてまたあの愛の日々を……




「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! いまどこだあああああああああ!!!
 スタアアァァァァァァダストゥウオオオオオオオオオオオッッッ!!!    ウッ!!!」

SPカウンター 12→0

「ふぅ……ありがとうスターダスト……お前のおかげでショタを襲わずに済んだ……」

(遊星はドラゴン専か……)
(遊星さん……人を愛せない体なんだ……)


【一日目・7時/静岡県/天候・雨】
【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康、レンを捕食中
【装備】不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:や ら な い か
0:アッー!
1:レンの家族探しを手伝う
2:レンと遊星と行動する
3:その道中でいい男をさがす
4:悪い男は掘り殺す
5:できれば遊星も掘りたい
※7期とは別人です

【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】阿部さんを見てると胸がドキドキする…
    遊星さんとくっついていても胸がドキドキする…
【装備】不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:家族を探す
0:アッー!
1:阿部さんと遊星と行く
2:阿部さんとイク
3:できれば遊星さんともイキタイ
※7期とは別人です

【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康、スッキリ
【装備】遊星のデッキ、Dホイール(遊星号)
【道具】支給品一式
【思考】基本:仲間を探して主催を倒す
0:ありがとうスターダスト……
1:阿部さん達と東京へ行く
2:でも決してイキはしない。
3:阿部さんとレンと一緒に行動する。
※スターダストドラゴンは持ってません。
※探してるのはプラシドワイゼルにinしてるスターダストとは別人です
最終更新:2011年02月13日 00:36