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「なんだい、これは?」
「カッチカチネ!」
「……これは『フォルス』で作られた氷だ」

強力なフォルス反応に釣られ、彼らがやって来た東京都のとある一角。
そこでヴェイグ達が見たのは氷漬けになったとある施設だった。
ヴェイグが見たところによるとこの氷はフォルスの暴走で出来たものであった。
前に自身もフォルスを暴走させた事があるのでよくわかる。
フォルスの暴走で出来た氷は普通の方法じゃ壊せない。

「確かに普通の氷じゃないねぇ、これは」
「神奈子、分かるのか?」
「私を誰だと思っているんだい? 八百万の神、八坂神奈子だよ?
 この程度のことが見抜けないほど、私の眼は節穴じゃないわ!」
「お姉さん、カッコイイアル!!」

自信満々に豪語する神奈子だが……。
アクセルやヴェイグの肉体のことを見抜けなかったことはすっかり忘れている。
…済んでしまったことはウジウジ思い返さないのが長生きのコツだって誰かが言ってた。

「だが、どうするんだい?」
「……ディムロス、出来そうか?」
『…難しいが、我の力を一点に集中すれば、あるいは……』
「「!?」」
「? 二人共、何を驚いているんだ?」
「剣が喋っているネ!?」
「魔剣なの、それ魔剣なの!?」
『我を魔剣扱いするなァァァッ!!』

某バイク並みに声を張り上げるディムロス。
だが、女性陣は驚きを隠せない。だって普通、剣は喋らないだろ?
天地戦争時代末期に天才ハロルド・ベルセリオスによって作られた剣、ソーディアン。
元々、地上軍の切り札として開発された局地戦用の戦術兵器である。
ちなみにその天地戦争の天上軍を指揮した空中都市群の支配者は『あの男』である。

「……話を進めていいか?」
「いやいや、何で剣が喋ってるのに、アンタはそこまで冷静にいられるんだい?」
「機関車だって喋るんだ、今更、剣が喋った程度で驚く方がおかしい」
「機関車は喋らないヨ!」
「そうなのか?」
『……もしかして、二人に我の声が聞こえるのか?』
「…ええ、ばっちり」
「イケメンボイスアル!」

……ディムロスは驚く。
元来、ソーディアンは素質を持つソーディアンマスターしか声が聞こえないである。
つまり、声が聞こえるということはこの二人も素質があるということである。

(……考えられる理由として、この世界に何らかの力が作用しているということなのか?
 だと、すれば、あの天上王ミクトランが復活していることも辻褄が合う……のか?)

ディムロスとしては、やはりあの天上王ミクトランが生きていることが疑問だった。
ディムロスの世界ではミクトランは死んでいる。
あの時……第二次天地戦争と呼ばれる戦争でスタン達が倒したはずだった。
しかし、あの放送で流れた男の声は間違いなくミクトランだった。

(……まさか、あの男にそんな趣味があったとはな)

ディムロスも天上王の性癖にちょっと引いていた。

「ディムロス、聞いているか?」
『なんだ、ヴェイグ?』
「扉の氷を解かす、火力の調節を頼む」
『了解した』
「二人共、少し離れててくれ」
「わかったわ」
「了解したアル!」

扉の前に立ちディムロスを構え、精神を集中するヴェイグ。

「はぁぁぁぁぁッ! 瞬連塵ッ!」

踏み込むと同時に三連突きで氷を突き、切れ目を作り出す。

「幻魔……」
『燃えさかれ、紅蓮の炎よ!』
「……衝裂破ァッ!!」

続けてバックステップから巨大な裂破衝を放つ。
更に今回はディムロスの炎を纏っている。
強力な炎が盟主王のフォルスによって作り出された氷を一気に溶かした。
そして、勢いそのままに扉を破壊した。

「案外、出来るものだな」
「さぁ、進むわよ!」
「銀ちゃん達、見つかるといいネ……」
「行くぞ……!」

三人は扉を潜り、アンチ連盟本部に突入した。

【一日目・11時35分/東京都・アンチ連盟本部/天候・曇り】
【神楽@銀魂】
【状態】健康
【道具】仕込み傘@銀魂
【装備】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。

【八坂神奈子@東方Project】
【状態】健康
【装備】ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲×2@銀魂
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
3:自分専用御柱が欲しい
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。


【ヴェイグ・リュングベル@テイルズオブリバース
【状態】エヴォリュダー化
【装備】S・D@テイルズオブデスティニー
【道具】支給品一式
【思考】
1:離れ離れになったクレアを探す
2:3人で行動する
※7期からの参戦です
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【ディムロスの思考】
1:ミクトランを倒したい
2:ソーディアンマスター以外に声が聞こえることに疑問有り


◆ ◆ ◆ ◆


一方、その頃、三人を追いかけていたヅラさんは……

「追いかけていたヅラさんじゃない桂だ。
 いや、そんなことよりリーダー達を見失ってしまった……」

盛大に迷子になっていた。
ヴェイグ達はあの時、また『絶・瞬影迅』を使い移動していたのだ。

「流石の俺でも参るな」

桂が頭を悩んでいる時であった。

「……動かないでください」

少女の声が聞こえた。
頭部に剣らしきものを突き付けられた。

「お兄さん、貴方は殺し合いに乗っていますか?」
「お兄さんじゃない桂だ、いや乗っていない」
「そうですか、それは失礼しました」

少女は剣を戻した。
桂が振り返るとそこには胸元にバナナを突っ込んだ少女が立っていた。

「私、東風谷早苗と申します。桂さんでしたっけ?」
「ッ!? 貴様、何故、俺の名前を知っている!?」
「さっき自分で名乗ったじゃないですか!?
 まあいいんですけど…貴方、今困ってますよね」
「確かに、知り合いを探している」
「なるほど……そういうことなら私に任せてください!!」

胸を張る早苗さん。

その時、不思議なことが起こった!!

バナナが早苗さんの胸から飛び出したのだ。
勢いよく飛び出したバナナ。さらには皮が剥けた。
そして、そのまま桂の口の中に入った。

「……少し腐ってるな、このバナナ」
「……そうですか」

冷静にバナナの感想を述べる桂。
念のために言っておくが、これは捕食である。バナナも参加者だ。

【一日目・11時35分/東京都/天候・曇り】
【東風谷早苗@東方Project】
【状態】健康、常識に囚われない
【装備】明星弐号@テイルズオブヴェスぺリア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:異変(バトルロワイアル)を解決して守矢神社の信仰をUP
1:困っている人がいたら助ける
2:悪い妖怪は退治する、殺害も止むを得ない
3:とりあえず、桂さんの人探しを手伝う
※悪事を働く人間は妖怪とみなすかもしれません

【桂小太郎@銀魂】
【状態】健康
【装備】日本刀
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者に天註を下す
1:リーダー(神楽)を探す
2:打倒主催の仲間を集める

【バナナ@現実 死亡】
死因:捕食
最終更新:2011年02月25日 10:09